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ヤッホー やはり山はいいなあ。見て見て、この新緑の美しさ!
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ホント。空気も美味しいネ。
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自然に包まれると、元気になるね。あああ、来て良かった。
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ってさ。ここはまだ駅でっせ。着いたところ。これからあの山に登るんです。
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エッ? これから? ウソ。もうしんどい。
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電車の中で、ビール飲みすぎ!
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だって、リュックが重くってさ。軽くしないと歩けなあい。
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大体、リュックに缶ビール1ダースも入れてくるのが間違いです。
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うぷっ げぷっ。 眠たい。
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・・・・・・さあ、行きますよ。大丈夫、山といっても800メ-トルくらいだから。
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どのくらいかかる?
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2時間くらいかな。
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ゲッ 生きて帰れんかもしれん。
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大丈夫だって。ボクが手を引いてあげるから。
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ということで、しぶしぶ山登りを始めたココちゃん。ずっとアルくんはココちゃんの手を引いたまま。ココちゃんは時々歩きながら眠ったりして、やっと頂上へ
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やっと着いた。わあ,見晴らし最高。一生懸命、登って良かったねえ。
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・・・・・・・( アルくん、息も絶え絶えで声が出ません)
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さあ、お昼にするか。
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元気回復。楽しみだな。ココちゃんの手作り弁当!
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あれ? 確か、朝早く起きて、おにぎりと卵焼きなどを作ったはずが。
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ど、どうしたの?
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ありゃ、無い。そうだそうだ。缶ビールをリュックの底に入れるために、いったん、弁当を出して、、、、。入れなおすの忘れた・・・かな?
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・・・・・・・(アルくん、ぶっ倒れた)
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缶ビールとスルメは残ってるヨ。
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・・・・・・・(意識、回復せず)
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こうなりゃ、さっさと山を降りて駅前にあった鰻屋で、美味しい蒲焼でも食べよ。特上おごるからさ。さあ行くよ!
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体力を使い果たしてヘトヘトになってたどりついた鰻屋さんで、無心に蒲焼をほうばるココちゃんとアルくん。アルくんのうつろな目に、やっと光がもどってきましたとさ。
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by M・M |
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