N子の辛口奉行日記」カテゴリーアーカイブ

給料の殆どを外食に費やす、仕事は2流。でも味覚度自称1流のOL・N子がやさしく店をぶったぎる痛快辛口日誌

【その27】某月某日 “やはり公共は・・・と言わせないで” の巻き

N子の辛口奉行日誌
 
【その27】某月某日  “やはり公共は・・・と言わせないで” の巻き
 

久しぶりに晴れた休日。両親を乗せてミニドライブと洒落込みました。親は元気で口出しするな、って感じの日常だけれど、たまには親孝行もいいかもね。いつも遊んでくれる友人連中に総フラレで、ふと思いついたのが家族ドライブだった、というのは内緒ネ。

 

梅にはチト早いので、海の見える公共の休暇村へ。ラウンジの広い窓からは太平洋に通じる海峡が陽光にきらきらと輝いて、エーゲ海にも引けを取らないすばらしさ。行ったことないけど、多分いい勝負してる、と、思う。母なんて”まあ天国みたい!”。アンタ、まだそっちに行くのは早すぎるよ。それに行くときゃ父も連れて行っておくれ。

 

ちょうど、お昼前なので2階のレストランでランチとあいなりました。豪華なしつらえではないけれど、ラウンジと同じ眺望が楽しめていい感じ。メニューはどれどれ?
お造り定食、天ぷら定食が各2000円。ミニ会席が3000円。あっさりしたメニューですこと。1品物もあるけど、お刺身と天ぷらものだけ。それって、定食をばらしただけざんす。選択肢は狭いわね。ではと、ワタシは天ぷら定食、父は刺身定食、で、母はミニ会席を注文。アンタが一番豪華!

 

結局、メニューは、全く同じ茶碗蒸し、汁、和え物、煮物をベースにして、メインが天ぷら刺身かというあんばいでした。おっと 天ぷらと刺身がついたのが、ミニ会席。なんとシンプル、なんとわかりやすい。なんと手抜き。メニュー考えるのに、頭要らない。

 

1時30分になったら、ラストオーダーを聞きに来るのだけれど当然、誰も注文しない。
1品物には刺身か天ぷらしかないんだもの、もう結構です。海老の唐揚げとか、湯豆腐とかあれば追加してもいいけれどね。それに1時30分のラストオーダーも早過ぎ!

 
やっぱり、公共のサービスって、まずは従業員ありき。作り手側の論理が最優先なのかな、と思いましたよ。漁港にも近いのだから海鮮丼なんかも食べたい。公共施設でも、民間に負けないところもいっぱいあるよ。魅力アップのために勉強してください。
 
【つづく…】

 

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【その26】某月某日 “まるで幼稚園児です” の巻き

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【その26】某月某日  “まるで幼稚園児です” の巻き
 

昨年の年末に普段からの飲み友達4人との忘年会をいたしやした。27日を選んだのは、この頃だと街のどんちゃん騒ぎも静まって、少しはゆっくりと楽しめるかな、との思いから。美味しい料理とお酒で、じっくり今年一年を締めくくって飲み交わしましょうぞ、とのもくろみは、見事にはずされました。

 

店は梅田近辺のビル内の中華レストラン。街中ではあるけれど、料理も繊細で美味しく、シックで上品なインテリアのレストランで、もう数回は利用しているのです。それなりの上質な客もついているみたいで、静かな雰囲気で楽しめるのが気に入っていました。でも、今回は残念なことに、あまりにひどい客が入っていましたのよ。そう、彼らが幼稚園児。見かけは大人でも完全な幼児の集団。

 

奥のスペースに陣取ったグループは人数にして20人前後。拍手から始まって、嬌声とそれいけコール(一気飲みってやつ)の連続ワザがえんえんと続くの。若い男女なので、どこかのアホ大学の連中かと思って、店の人に確かめたら、会社の忘年会とのこと。ろくな会社ではないわね。年配者もちらほらいるのに、にやにや笑って注意もしない。

 

勿論、店の人に、ほんの少しボリュームを下げて欲しい、との要望は出したけれど、全く効果なし。他の客もあきれ顔でうんざりしていましたよ。こんな連中は、完全貸し切りか、うるさいのが当然の大衆居酒屋に行って欲しい。でなきゃ、上司のお屋敷なんかで暴れて欲しい。それか東京まで行ってミシュラン三つ星のフレンチレストランで騒いでくれ。

 
早めに切り上げて2次会へと。そこは大人のバーで、子供はいませんでした。うれしかったです。
 
【つづく…】

 

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【その25】某月某日 “雰囲気だけよくてもねえ” の巻き

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【その25】某月某日  “雰囲気だけよくてもねえ” の巻き
 
最近の店は、雰囲気が凝ったところが多いよね。照明も間接照明をふんだんに取り入れて、なんだか、幻想的な世界を演出したりして。非日常的空間の提供って感じ。(難しい言葉知ってるでしょ。全然難しくない?)
 
昨日、行った店もそういう範疇に入る店でした。靴を脱いであがると、様々なバリエーションの客室があって、それぞれが異なる席構成になってるの。私達が案内されたのは、掘り炬燵式個室で、調度品や装飾がアジアンチックで、なかなか結構でした。だれと行ったかって? ウフフ、内緒。
 
他の部屋も大体がアジア風インテリアだけど、照明やキーカラーが微妙に違うテーブル個室やカウンタールーム、ソファルームなどが配置されていて、それはそれは凝った内装でした。たまには、こんなトレンディーなレストランもいいよね、と同僚のS子とうなずきあいました。アリャ、誰と行ったかバレちまったぜ。
 
で、料理は一人4800円のコースをオーダー。8種類ほどもある創作料理が自慢とのこと。大きな皿の前菜は、マグロやイカ、鯛にハマチと盛りたくさんの刺身類。まあ、定番
って印象。それらをピリ辛ドレッシングで食べるのです。アジア風ネ。
それから、揚げ物とか、野菜サラダとか、お肉とか、色々出てくるんだけれど、素直に
“美味しい!”と思える料理ではなかったです。全体に味付けが濃くて、食材本来の味が分からない。食材そのものの美味しさを生かしてない、という料理群で、”心”は味わえませんでした。ソースやドレッシングに凝ればいい、ってものではないのよね。
 
意外な食べ方があるのは勿論歓迎だけれど、その食材への愛がなければ、可哀想。そう
思ってしまうのでした。さて、今度は、昔ながらの洋食店、にでも行ってみるかな。
 
【つづく…】

 

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【その24】某月某日 “ちょっと高過ぎやしませんか” の巻き

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【その24】某月某日  “ちょっと高過ぎやしませんか” の巻き
 
朝晩の冷え込みが厳しくなると、ほら、あれが恋しくなるよね。カイロ? ブー。腹巻き?ブー。妙齢のレデイをつかまえて失礼ざんしょ。鍋、鍋ですよ! ってことで、女友達S子と、無害無臭のY男と3人で鍋料理を食べに行くことに。女より何より食べることに命をかけてるY男はいいグルメ友達。30男にしてすでにオバサン化してるのがスゴイ。
 
本日の訪問店は、”つゆ”が自慢の黒豚シャブシャブのお店。”つゆ”が、どう自慢なのか分からんけど、とにかく行ってみましょ。
ビジネス街にあって、日本情緒あふれる細長いエントランスを抜けると靴ボックスが。ふむふむ靴を脱ぐのね。ストッキング変えてきて良かった。部屋は全個室と聞いていました。勿論予約済みよ。通された部屋は、ちょっと3人では狭いかな。2人でちょうど、といったところで、かなり窮屈だけど、ま、体を寄せ合って”鍋”もいいかもね。
 
料理は、おひたしの付きだし、刺身と続いて、いよいよシャブシャブ。
超薄切りの黒豚は、一人用皿が人数分用意されるのはウレシイ。どれどれ、しゃぶしゃぶっと。自慢のつゆにつけて頂くことに。なるほど、これはまさに”つゆ”です。良く出来たウドンのつゆ、って感じでした。マイルドで美味しかったです。物足りない向きには好みでポン酢で調合できるし。
 
あとは、1品とデザート。各自ビール一杯と焼酎2杯ずつ飲んで、一人8000円。
うううん。これって割り高感が残るなあ。だって、食材に目立って高価らしいものはなかったし、量も少なめだし。特に野菜はほんのちょっぴり。5500円のコースなんだけれど、内容からみて3500円がいいとこね。とすると支払いは5000円、ってとこかな。
 
全部個室なので、はっきりとは分からなかったけれど、満席の賑わい感はなかったわ。
価格からみて納得できる内容ではなかったです。もっと前菜を豪華にして、鍋の野菜を豊富にすれば値段に釣り合うかな。オネガイシマス。
 
【つづく…】

 

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【その23】某月某日 “店の広さは、グレードを考えてね” の巻き

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【その23】某月某日  “店の広さは、グレードを考えてね” の巻き
 
めっきり秋らしくなりました。でも、まだまだ冬服は出してないの。いつまた35度の灼熱地獄がやってくるかもしれないもんね。来年までもう来ない?
そりゃまたうれしいこと。この夏の暑さで溶けてしまった脳みその補充がまだ出来てません。一日も早く元の、頭脳明晰なワタシに戻らなければということで、同じく脳みその溶けてるS子と一緒に、今日はホテルの中華料理店で心身共にフレッシュアップ!
 
いざ高級ホテルの中国レストランへ。1万3000円のコースをオーダー。これでも中クラス。さすがのお値段ね。さてさて、名高い中国料理で五臓六腑が蘇るかな?

料理は、小分して出してくれるスタイル。これって食べやすいのだけれど、中国料理独特の臨場感やハデハデ感が無いのがちょっと寂しい。上品な味付けで盛りつけもきれい。でもあっさりしすぎって感じ。深刻な夏ばて回復には中華だっ!ていうインパクトがもう少し欲しいところ。日本人の舌に合わせすぎなのかもね。美味しかったけれど、脳みそが蘇るまでには至りませんでした。

 
サービスはとてもホットでGoodでした。ひと頃の高級ホテルのサービスって、やたら丁寧でなんだかとっつきにくい印象があったけれど、最近はフレンドリーで楽しい。こちらが、いい女二人客だったから、なおさらかも。いい加減、自分を知れって? フン、人生は錯覚で生きるのが一番よ!
 
問題は店の広さかな。個室を入れると優に100席を超えるビッグスケール。ずっと店内はがらんとした雰囲気のまま。数えれば10数名は入ってるんだけれど、店が広すぎるので、全体の寂寥感はぬぐえない。この価格帯では、規模半分以下ってところがいいところね。適度に賑わい感を演出できる適正規模は大切です。ホント、店は広ければいいってもんじゃないのよね。半分のスペース、ワタシに貸してくれない?
 
【つづく…】

 

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【その22】某月某日 “思い出したら腹が立つ” の巻き

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【その22】某月某日  “思い出したら腹が立つ” の巻き
 
まあ、今年の夏は暑かったよね。日本は亜熱帯エリアです。とくに大阪は暑さでは沖縄にも負けないぞ(勝ってどうする)。サハラ砂漠にも負けません(これは負けてます)。
でも、秋は来る。確かに朝夕はほんの少し秋が・・・・。ということで、過去の出来事にしんみりと思いを馳せていたら、とんでもないレストランを思い出して、腹が立ってきた。
 
もう、10年以上も前のことなんだけれど、しつこいのがワタシの身上。忘れませんぞ。
何をって?良く聞いてくださいました。まだ、ワタシが花も恥じらう乙女だった頃のことです。20年以上は前のことだろうって?  ま、いいです。
 
カレと高級レストランなるものに行きました。ビルの最上階にある老舗の西洋レストランで、コース料理を食べたときのこと。ワインは何にしようと、ワインリストを見せてもらったのですよ。勿論、ワインの知識はなかったのだけれど、白のドイツワインが美味しいのは知っていたの。でもそのときは赤ワインが飲みたくて、”ドイツワインの赤はどれですか”と聞いたら、店のフロアー男性は、鼻をふくらまして”ドイツには白ワインしかありません。ドイツワインといえば、白ワインのことです!”って、馬鹿にしたような顔で言うじゃない。この素人が、って感じ丸出しでね。なんだか、居心地が悪かったわよ。
でも、でもですよ! その直後、ドイツに行ったとき、ワイナリーを見学したんだけれど、
ありましたよ。立派に赤ワインが。何かの大会で金賞を受けた上質のもありました。
 
その店では、まだいやな思い出があるのよ。途中でお水がほしくなって、”すみません、お水ください”と言ったら、”ウオーターですね!”だって。こちらは”はあ・・すみません・・”
ほら、花も恥らう乙女だったもので・・
客を馬鹿にして、店が成り立つわけが無い。その店? とうに閉じたと聞きました。
今は、どこもサービスには力を入れて、もてなしの良い店が多いけれど、こんな店があったのよね。お客も賢くなったということかしらね。
 
【つづく…】

 

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【その21】某月某日 “お野菜 欲しいです” の巻き

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【その21】某月某日  “お野菜 欲しいです” の巻き
 
大阪・北新地といえば、接待向きの高級クラブや高級レストランが軒をつらね、ちょっと敷居が高いエリアだったけれど、最近はずいぶんとカジュアルな店も増えてるみたいね。
若者向けのショットバーや、一般の会社員が気軽に出入りできる居酒屋なども出店したりして、それなりに賑わいをみせてるって感じ。きれいどころのお姉さん方も健在だけどね。夜の新地を歩けば、”彼女、どこのお店?”なんて尋ねられたりしちゃって。ありっこないって? ハイ、経験ありません。
 
で、今日は新地のイタリアレストランでイタ飯といきましょう。10数年前にオープンした店で、なんでも手打ちパスタが人気らしい。自称、旨いもの食いの仲間3人とお腹空かせて入店!6500円のコース料理をはりこむことに。魚、肉料理が付いて、ボリューム満点とのこと。期待してるよ!
 
前菜は、5種類のミニ魚介料理。タコのマリネとか、ホタテのクリーム煮とかで、楽しいわね。次は、手打ちパスタのショータイム。お客の目の前で、練った小麦粉から専用の道具を使って細めんパスタの出来あがり。ところ天を作ってる感じでした。なるほど、なるほど。そうやってパスタが出来るのね。
 
手打ちパスタが売りだけあって、そこからなんと4種類のパスタ料理が登場! 確かに麺はおいしいけれど、チーズ味にかたよって、しかも野菜がほとんど入ってないのは残念。
その後の、魚料理、肉料理も、付け合せに野菜が無い! イタリア料理って、魚介類もさることながら、豊富なお野菜を使った料理が魅力じゃないの? トマトとかアスパラとか、オニオンとか。ああ、お野菜が食べたいよ。今どきのフレンチだって、もっと野菜を使ってるよ。
 
その後、行ったショットバーでは、全員がスティック野菜をオーダー! セロリ、にんじん、キュウリをボリボリとかじりました。まるでお馬さんだ。回りはちょっとひいてたみたい。ホント、野菜をもっと料理に生かしてほしいよね。美と健康のために。それ以上必要ないだろうって?
オホホのホ。
 
 
【つづく…】

 

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【その20】某月某日 “売上げ、上げたくないの?” の巻き

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【その20】某月某日  “売上げ、上げたくないの?” の巻き
 
先日は、某ホテルの最上階レストランのデイナーとあいなりました。同行の友人の仕事関係先とかで、お相伴に預かることに。これはウレシイこと。レストランの大きな窓の先には沈む夕日が。そして徐々に夜のとばりがおりてきて、カラフルで多種多様な前菜皿をかたづける頃には、ネオンの灯りが鮮やかに輝き始める。ワオ、ロマンチック! といっても、気の知れた3人との会食で色気はなし。断定。
 
料理は、パワーあふれる働き盛りのシェフによる、ダイナミックで美味しいものでした。
地産地消をこころがけているってのも歓迎よね。やはり、地のものは、新鮮で栄養にあふれています。先頃、メデイアをにぎわしている偽装企業や某国産の不安な食材は、まっぴらごめん。シェフの心意気をおおいに感じられる料理に、みな舌鼓。シアワセ。
 
でも、でも・・・。我ら4人は、はっきり言って酒好き仲間。はっきり言わなくても酒豪に近い。そこで、まずはドラフトビールで乾杯! 笑顔の無いサービス係にはしつこくシャンペンをすすめられたけれど、ここは全員一致でビールよね。さて、その後はワインでも飲む?ということで、ワインリストを所望。ガーーン、ハーフボトルで6500円? なんと6万5000円のワインもある。だれが飲むんじゃい。料理のコースは4000円台からあるのに、ワインが高過ぎやしませんか。ちょっとちぐはぐ。これって、ワインは売りたくないってことね。もったいないこと。
 
ワインの価格にアキレた4人はウイスキーに変更することに。フロアのサービスがいまいちスローなので、いちいち注文するのも面倒だと、そろってダブルをオーダー! 酒豪だと言ったでしょ。10分ほどしてやっと届いたウイスキーはどうみてもシングル。オーダーの記入ミスみたいね。やれやれ。
 
結局、ドリンクはいつもの半分ほどしか、飲まなかったわ。何か、不完全燃焼。
レストランにとっては、ドリンクの注文はありがたいはず。料理は材料の吟味やら調理やらで手がかかるけれど、ドリンクは出れば出るほど売り上げに即、貢献するものね。
一連の動きを見ていると、売上げ、上げたくないみたいに思えます。料理がとても良く、すばらしい眺望に恵まれた素敵な内装のレストランなのに、サービス力の不足が残念。
ちょっとの努力で、売上げ伸びますよ。頑張って!
 
 
【つづく…】

 

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【その19】某月某日 “お客さんを、無駄に並ばせないでよ!” の巻き

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【その19】某月某日  “お客さんを、無駄に並ばせないでよ!” の巻き
 
最近、オープンした商業ビル。数年前に登場しているのだけれど、今回の新館でめでたく完成したんですって。シネマコンプレックスや多くのファッション店なども入り、一大娯楽ゾーンとしてお目見えしました。レストラン街も充実しているとのこと。これは行かずばなるまい。
 
で、まずはランチから攻めようかと、しぶる老母を連れ出しました。お目当ては、”本場さながらの本格中華と点心が食べ放題”がキャッチフレーズの中華料理店。常時30種類の料理やソフトドリンクに加え、目玉はチャイナドレスのお嬢さんによる点心やスープのワゴンサービスらしい。別にお嬢さんじゃなくてもいいけどね。イケメンの方がウレシイかも、なんて馬鹿なこと言いながら入店です!
 
へええ、外からは分からなかったけれど、店の中は広いのね。150席ぐらいありそう。
お昼時でほぼ満員。ご盛況でよろしいこと。お初の客には、時間制や利用方法を教えてくれるんだけれど早口すぎて、老母など半分も分からんって顔してる。ワタシはすぐにシステムは理解しましたよ。要するに、点心などは店内を回っているワゴンからオーダーしてください、他ドリンクや料理は店奥の壁側の専門台からどうぞ、80分時間制限であることetc。お腹空いてるので、ワゴンが回ってきたら点心蒸籠をもらっといて、と老母に命令して、料理台へと急ぎました。ウーロン茶も欲しいしね。
 
すごく並んでる。30人前後がずらっと列をなしてるので、とにかく最後尾につくことに。
そう、列の順番は守らないとね。でも、トレイがないのよね。ようやっとドリンクコーナーにたどり着いたけど、二人分のお茶グラスを両手で持ったら、その先の料理台へは行けません。足は使えません。仕方なく料理はあきらめてテーブルへ。老母が点心2皿ゲットしていたけど、今度ワゴンが回ってきたら、6皿くらいもらっといてと命じて、再度料理台へ。ウヘ、また並ぶのおお。料理やデザート、ドリンクが一列になってるので、不便このうえない。料理台にたどりつくのが大変。また取り皿が極端に小さいので、料理が少ししか載らない! 30種類なんて、どう見ても無いし。これって、余り食べさせないための策略ね。それに店規模からみて、ビュッフェ台のスペースの貧弱なこと。
 
ワゴンも、店が広いのに2つしか無いから、なかなか回ってこない。来たら出来るだけたくさんの点心をオーダーするしかない。で、とても、疲れたランチでした。確かに点心類は珍しいものもあって、味もまずまずだったけれど、料理はいまいちだし、テーブルも狭い! 儲け商業主義がみえみえよ。何度も店を歩き回ったワタシとは裏腹に、椅子に座りっぱなしの老母でさえ、”何か、疲れる店だねえ”。アナタは食べてただけでしょ!
客席部分を削ってでも、ドリンクコーナーは別場所に設置すべし。料理皿はもう少し大きめに。デザートコーナーも少し離れた場所に。そうすれば、少しは混雑が緩和されるでしょう。期待してるよ。
 
 
【つづく…】

 

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【その18】某月某日 “お客さんとじゃなくて、スタッフ同士で仲良しクラブ?” の巻き

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【その18】某月某日  “お客さんとじゃなくて、スタッフ同士で仲良しクラブ?” の巻き
 
最近、オープンしたレストラン。関西では珍しいポルトガル料理のお店で、人気を集めているとのこと。早速、行ってきましたよ。食いしん坊仲間と一緒にね。
スペイン料理店は何度か行ったことあるけれど、ポルトガル料理ははじめてです。ただ、地域的に見てもスペインと隣接しているし、海の幸も豊富だと言うから、日本人の口にも合うかも、との期待大。
 
なかなか凝った雰囲気で、エキゾチックな洒落たインテリアの素敵なレストランでした。
料理も、美味しかったです。懐石やフレンチのように、趣向を凝らした美しい盛りつけでは無いけれど、味が良い。オリーブオイルやにんにくをうまく使って、くどくなく、それでいて、しっかりと素材の旨さを生かした料理は、ワインによく合って、(ビールにも合うよ)お酒の進むこと。(いつものことだって?) 特に進んだの!
 
オーナーは現地の方らしいけれど、接客は日本人スタッフがしてくれました。きびきびとしているのはいいにしても、きびきびしすぎて、目線がちと怖い。言葉は分からんけど、オーナーや奥さん?は、にこにこしながら席を回って、フレンドリーな雰囲気でGood。ただ、少しでも手があくと、オーナーやスタッフ同士4~5人が、仲間うちでにこやかに談笑しているのが、気になりました。こちらにさっき見せたきりっとした顔から一転、とても楽しそうに笑っている日本人女性スタッフ。その笑顔、お客にも見せてくれええ。
外国のレストランはこんなものなのかな。ま、いいけどね。でも、貴女がホットにサービスすべきは、お客さんですよ。
 
 
【つづく…】

 

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