【その22】某月某日 “思い出したら腹が立つ” の巻き

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【その22】某月某日  “思い出したら腹が立つ” の巻き
 
まあ、今年の夏は暑かったよね。日本は亜熱帯エリアです。とくに大阪は暑さでは沖縄にも負けないぞ(勝ってどうする)。サハラ砂漠にも負けません(これは負けてます)。
でも、秋は来る。確かに朝夕はほんの少し秋が・・・・。ということで、過去の出来事にしんみりと思いを馳せていたら、とんでもないレストランを思い出して、腹が立ってきた。
 
もう、10年以上も前のことなんだけれど、しつこいのがワタシの身上。忘れませんぞ。
何をって?良く聞いてくださいました。まだ、ワタシが花も恥じらう乙女だった頃のことです。20年以上は前のことだろうって?  ま、いいです。
 
カレと高級レストランなるものに行きました。ビルの最上階にある老舗の西洋レストランで、コース料理を食べたときのこと。ワインは何にしようと、ワインリストを見せてもらったのですよ。勿論、ワインの知識はなかったのだけれど、白のドイツワインが美味しいのは知っていたの。でもそのときは赤ワインが飲みたくて、”ドイツワインの赤はどれですか”と聞いたら、店のフロアー男性は、鼻をふくらまして”ドイツには白ワインしかありません。ドイツワインといえば、白ワインのことです!”って、馬鹿にしたような顔で言うじゃない。この素人が、って感じ丸出しでね。なんだか、居心地が悪かったわよ。
でも、でもですよ! その直後、ドイツに行ったとき、ワイナリーを見学したんだけれど、
ありましたよ。立派に赤ワインが。何かの大会で金賞を受けた上質のもありました。
 
その店では、まだいやな思い出があるのよ。途中でお水がほしくなって、”すみません、お水ください”と言ったら、”ウオーターですね!”だって。こちらは”はあ・・すみません・・”
ほら、花も恥らう乙女だったもので・・
客を馬鹿にして、店が成り立つわけが無い。その店? とうに閉じたと聞きました。
今は、どこもサービスには力を入れて、もてなしの良い店が多いけれど、こんな店があったのよね。お客も賢くなったということかしらね。
 
【つづく…】

 

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