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【その122】某月某日  ”快適な空調は大切・・ “ の巻き

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某月某日  “快適な空調は大切・・”の巻き 

で、今年の梅雨は明けたんですか。どうなんですか!って、まるで喧嘩ごしでスミマセン。ま、梅雨が明けようが、1年続こうか、別段どうってことはないんだけど、なんか、気持ち的にはっきりしない感じでさ。つまり、夏だああ、と吠えてもいいんでしょうか。勝手に吠えれば?ってことですね。ではついでに、生ビールだああ、と吠えさせていただきます。

この何年か、夏になると節電お願い・節電お願いの連呼だったけれど、今年はそういったお願いコールは無いようで、まずはおめでとうと言いたい。つまりバンバン、エアコン使っても、罪人にはならないわけね。ただただ、おのが電気代に青ざめるだけですね。でも節電の習慣が上手に?ついているところもあって、それはそれで結構なことですが、近隣のあるスーパーはとにかく暑い。何年か前の、厳しい節電協力のままに、きっちりと節電なさってるのですわ。お客は汗かき汗かき、買い物ざんす。それって、ただの経費節減じゃないの?お願いだから、もう少し、冷やしてください。 

飲食店の場合の空調も、結構大切です。冬は暖かく、夏は涼しく、つまり一年中、快適な環境を保たねばなりません。でないと、お客さんがそそくさと帰ってしまいます。それが、なかなか、順調に機能していない店もあるのよね。例えば、クーラーの風が一定の席に集中してあたって、おお寒む、ここは北極か!となる。反対に、ちっともクーラーが効かない一角があって、暑いやないの、もっと冷やしてんか、となる。冬は冬で異常にヒートアップして、暑いな、ここは熱帯か!となる。逆にちっとも暖房が効いておらず、なんや、外と同じで寒いやんか、もう帰るわ!となる。ほんと、これらは店内の空調設備がいかに近代的で機能的であるかないかの証です。空調って、地味な要素だけれど、飲食店のお客にとっては、生きるか死ぬかの死活問題なんですわ。ちとおおげさだけど、最近、エアコンの風が強烈にあたる席に座ってしまった経験からのグチざんす。すぐに席を変えてもらったけど、後でその席に座った女性は、ずっと震えてましたわ。風邪ひいたかもね。カワイそうに。 

                         2016年7月10日・・・続く

 

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【第131回】 食環境の現状(110) (紹介企業も厳選が必要?)

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食文化の豆知識131 食文化の現状110(紹介企業の厳選は必要?) 

斬新なアイデアや確かな技術力、またはゆるぎない倫理観をもって躍進する企業を選んで紹介するテレビ番組があり、いつも興味深く観ています。それぞれジャンルは異なりますが、いずれも消費者目線に立って事業を展開しているという共通点を重視した、取り上げ方のようです。すべてはお客様のために、は聞こえはいいですが、実行するのはなかなかに難しいものです。その顧客第一主義を、独自の手法によって実施している企業の並々ならぬ努力には心底、敬意を持たざるを得ません。ただ、中には取り上げるに相応しかったのかと思ってしまう企業もあって、番組事情の複雑さが垣間見えるようです。

 

先日も、これは単なる企業広告ではないのか、と思わせる内容でした。業界NO1のファミリーレストランチェーン店を紹介していました。誰もがよく知っている店です。そのチェーン店のマニュアル化されたサービス体制やセントラルキッチンでの量産体制が主な内容でした。例えば、注文を受けて9分以内に料理を提供できる調理システムとか、大量に効率よく製造できるセントラルキッチンの自動化システムについての紹介です。勿論、サービスにはプラスアルファの笑顔やすっきりとした姿勢、セントラルキッチンでは飽くなき美味しさへの追求がアップされていましたが、やはり別段珍しくはないシステムです。取り上げられたチェーン店には行ったことがあります。行ったことが、と表現したのは、二度目が無かったからです。口には合いませんでした。これは単に合う合わないの個人的問題ですので、その企業の精神風土に口をはさむ権利はありませんが、少なくともその店でウエイティングがかかっているのを見たことはありません。集客力は地域で相違はあるでしょうが、料理は大衆的で別段特徴も無いファミレス、というのが率直な感想です。

 

同じ番組で紹介されていたパン販売店は、近くにあったら是非行ってみたいと思わせる営業内容でした。早朝からのオープンで、次から次へと焼きたてが店内に運び込まれます。それぞれにオリジナリテイあふれるパンが所狭しと陳列され、オープンを並んで待っていた人々が、皆、トレーにパンを満載してレジに向かいます。そしてそのまま、外のオープンカフェで買ったパンを楽しんでいる人も多くいます。設置されたコーヒーマシンで飲むコーヒーは無料サービスです。中には毎朝やってくるという、コアなお客様もいて、皆和気あいあいとにぎやかな風景が広がっていました。そのパン店数店舗を展開している企業の社長もお客様と歓談するのが日課のようでした。これはだれもが真似出来る姿勢ではありませんが、売上は二ケタアップの快進撃を続けているとか。やはり元気で、真に顧客と密着した企業を率いるリーダーを見るのは楽しいものだと思いました。

7月7日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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ホテル&レストラントピックス

ホテル&レストラントピックス

ホテル&レストラン トピックス 2016年6月19日

発信 間島 万梨子
「バーベキューパラダイス2016 ブッフェ&ビア」神戸ポートピアホテル
神戸ポートピアホテルは、平成28年7月1日(金)~9月18日(日)の期間、屋外プールサイドで「バーベキューパラダイス2016ブッフェ&ビア」を実施します。今回、プールサイドに2~8名で利用できるパーソナルブースを4区画新設。加えて、毎週月・火・水曜、隔週木曜は日替わりで、ライブイベントを実施します。 

「バーベキューパラダイス2016 ブッフェ&ビア」概要

 ■期間 : 平成28年7月1日(金)~9月18日(日)
 ■時間 : 18:30~21:00(LO 20:30) / 席数 160席
 ■場所 : 南館4階 ルーフガーデン プールサイド
      ◇雨天の場合は代替会場で実施
 ■料金 : 大人 前売 6,000円(当日 7,000円)
       小人(4才~小学生)3,500円
       ◇ブッフェ&フリードリンク)
       新設 パーソナルブース利用は、追加料金 一人1,000円・
          (ブース利用・グラスシャンパン1杯付) 

※ライブイベント:19:30~20:00
月曜日 ドラァグクイーン 火曜日 サンバナイト 水曜日 ベリーダンスナイト
隔週木曜日 マイケルダンスパフォーマー

※料理メニュー:バーベキュー料理、オードブル、サラダ、デザート 約40種
※フリードリンク:生ビール、フローズン生、フローズンビアカクテル、酎ハイ
         赤白ワイン、ウイスキーカクテル、各種ソフトドリンク 

予約・問い合わせ
ポートピアホテル ルーフガーデンプール 078-302-1113(直通)

 

 

 

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【その121】某月某日  ”個室もいいけど・・ “ の巻き

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某月某日  “個室もいいけど・・”の巻き 

飲食店も世の習いで、ブームってのがあるよね。一昔前は、創作料理がもてはやされて、どこもかしこも創作料理の店の看板を出していたような。当然、技がついていってない店も出てきて、奇をてらえばいいとばかりに、アナゴのカレーソースかけ、平目のチゲ風etc、口の中で食材が大喧嘩するようなへんてこりんな料理が大きな顔をしていましたっけ。それが今では鳴りを潜め、創作料理の看板を出している店もめっきり減りました。いいことです。大体、飲食店は保守的でいいと思う。そんでもって、センスと腕で、新しい料理を生み出すのは大歓迎ですわ。分かりやすいのが何より。 

で、消え去った創作料理の弔いはおしまいざんすが、個室ブームもほぼ同じ時期にありました。なんでもかんでも個室、個室。でも、入ってみれば、暗い、汚いってのが結構あって、普通のテーブル席の方が余程気持ちいいじゃん、ってなことになり、今ではあまり個室が売り物にはならなくなりました。そうだよね。格式のある店が個室を設けるのは接待とか会食には役に立つと思うけど、たいしたことのない店で、何で個室が必要なん?ってことだよね。せっかく楽しみに食事にきてるのに、個室に囲いこまれたんじゃサミシイじゃん。ウルサイ客は個室に押し込めといてほしいけど。いるのよねえ。どこから声出しんの?って言いたくなるような、わめきまくりの大声の客が。まるで幼稚園児か猿ですわ。いいえ比べるなんて、彼らが気をわるくしますわ。 

先日訪問した焼肉店は、無煙ロースターってのがよかったけど、全店内が個室でやはり照明が暗く、なんか薄汚れた印象なのよね。こんなんなら、以前に行った焼肉の名店の、明るい解放的な雰囲気の方がよほど歓迎。活気もあるしね。個室がお値打ちって感覚も変わってきたな、と思いました。ワケありの客や恐ろしい客(どんなんや)、子供連れ客、ウルサイ客などは、個室に入っていただきたいけどネ。 

                        2016年6月5日・・・続く

 

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【第130回】 食環境の現状(109) (小さい取引にもビジネス感覚を)

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食文化の豆知識130 食文化の現状109(小さい取引にもビジネス感覚を) 

日本の果物の美味しさは、世界的に見ても群を抜いていると思っていますが、最近、不愉快な経験をしました。大の果物好きなので冬ミカンのあと、美味しい不知火などの柑橘類を喜んでいただいていましたが、季節が廻りさすがに出荷薄になり、また他の果物もまだ出回らないという果物の狭間期のことです。ある店の店頭に、聞いたことの無い名前の柑橘類が売られていました。近隣農家からの出荷でした。値段は高めですが購入して、早速いただきました。どうだったか? きわめてまずいミカンでした。剥きにくく、種ばかりで、甘くなく、瑞々しさも無い。まさにいいところなしでした。このようなものは、売ってはいけないのです。出荷農家もどんなものか分かっているはずですが、売れればもっけの幸い、ということなのでしょうか。久々に頭にきました。お金をいただく商品は、価格と等価価値であるべきです。商売の基本です。気を取り直して、出回り始めたスイカをいただいて、うっぷんを晴らしました。最近のスイカは甘く皮も薄い、すぐれ品です。スイカ生産農家の努力の賜物でしょう。先のまずいミカンを高い値段で売った農家と格段の差す。生産者はやはり、誇りのもてる生産物を売る努力をしていただきたいものです。 

とはいうものの見渡せば、価格に見合わない商品が市場には出回っています。多くは、価格の価値はあるものなのですが、中には・・?という商品もあって、残念ながら、我が日本においてもすべてが信用できるというわけにもいかないようです。それでも、家電業界は品質管理面etcで優秀ですし、ビールや各種飲料も安心安全、お菓子やパンも信用できます。それらが企業としての倫理観を備えている所以ではないでしょうか。で、先のミカンの件ですが、そこに欠如していたのはビジネス感覚、つまり企業理念です。たかがミカンで、は通用しません。売る側と買う側の信頼関係なくして、ビジネスは成り立ちません。そして、どんな小さい取引でも、ビジネス感覚は必須です。誤解を恐れずに言えば、TPP成立で日本の農業が衰退すると騒ぐ前に、企業精神の熟成を急ぐべきでしょう。

                 6月4日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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ホテル&レストラントピックス

ホテル&レストラントピックス

ホテル&レストラン トピックス 2016年5月9日発信 間島 万梨子

  • 「瀬戸内 食フェア」実施 神戸ポートピアホテル

神戸ポートピアホテルでは、平成28年5月7日(土)~6月30日(木)に、「瀬戸内 食フェア」を実施します。館内レストランにおいて、瀬戸内海を取り囲む地域の旬の食材を使った特別メニューを用意します。徳島県の鳴門鯛、広島牛、岡山県産野菜、香川県産真名鰹、愛媛県産”浜千鶏“、姫路和牛、淡路鶏、瀬戸内の鱧・太刀魚・たこ、などの食材がメニューを飾ります。

販売期間:平成28年5月7日(土)~6月30日(木)

対象レストラン

■本館31階 フレンチレストラン トランテアン

■本館30階 スカイラウンジ プレンデトワール

■本館29階 中国レストラン 聚景園

■本館2階  鉄板焼 但馬

■本館2階 ダイニングカフェ SOCO

■本館1階 おでん 京和田

■本館1階 ティーラウンジ ベルクール

■南館4階 日本料理 神戸 たむら

■南館4階 神戸串あげ SAKU

■南館4階 鮨 すし萬 

 予約・問い合わせは:ポートピアホテル 078-302-1111(代表)

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【その120】某月某日  ”気が滅入る予約時の対応・・ “ の巻き

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某月某日  “気が滅入る予約時の対応・・・”の巻き 

あっという間に、初夏です。生ビールが美味しい季節です!冬、暖房の利いた部屋の中での生ビールもよかったけど。ま、年中、美味しいということざんす。レストランに行っても“とりあえずビール”は、今や常識?で、いい時代が来たもんだと感涙。いや別にビール会社の回し者ではないですけど・・。店側も、立派なサーバーを備えていて、洒落たグラスで生ビールを出してくれるところが増えて、ホントにウレピー。あんがとよ。 

いや、今日はビール談義ではなくて、予約時の対応のことです。夕食時は念のために予約を入れておく方なんだけど、その時の店側の対応が結構、様々なのよね。好感の持てる声の調子や言葉使いは原則として、メニューの相談に柔軟に対応してくれる、内容をきちんと再確認する、名前を名乗る、etc、不足しているところもあって、もう少し、トレーニングしてよ。一番、気が滅入るのは“2時間制になっておりますので”と、言われた時ですわ。そりゃね、食べ放題や飲み放題の店なんかは分かるわよ。入れ替え制ってやつね。3~4時間もおられたら、回転が悪くなるし困るよね。でも、ごく普通の店でしかも多分一人5千円以上はすると思われる店で、これを言われたら、はあ?って言いたくなりますわ。前もあったのよね。そこそこ高級の串カツ店を予約した際、2時間制です!っ言われて、そうざんすか、と気を悪くしながら訪問して、2時間ちょっとで店を出たんだけど、だあれも待ち客などおりませんでしたわ。予約時には“込み合うので”を2時間制の言訳にしてたくせにね。ほんま、余計なことを言うもんだわ。もう来てやらない。 

やはりね、特殊な店で無い限り、予約時に2時間制云々を言うのはやめた方がいいと思う。効率よく回転させたいなら、そこはうまく2時間ほどで出て頂くテクニックを駆使して、気分よく楽しんで帰っていただくことですわ。それならリピートも期待できるしね。ほんと、まるで子供の対応が目立ちすぎるわ。客との真剣勝負なんだから、うまく、客を楽しませて満足させてほしいわ。予約時にすでにその勝負は始まっているのです。 

                         2016年5月8日・・・続く

 

 

 

 

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【第129回】 食環境の現状(108) (食の大切さの原点)

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食文化の豆知識 129 食文化の現状108(食の大切さの原点) 

食は人の命を支える原点です。口から食物を食べなければ人は生きていけません。様々な健康サプリメントが市場に溢れても、またいかに文明が発達しようとも、口から食べるという極めて当たり前の行為があって初めて普通に生活できるのです。体調を崩して病院に行けば、医師が必ず“食欲はありますか?”と尋ねるのも、普通に食べられることがいかに大切か、の証でしょう。まさに食は、人にとって空気を吸うように、無くてはならない行為であるがゆえに、巷間では食に関するものがあふれています。 

まずメデイア。どのチャンネルを回しても食に関する番組が流れていないことがありません。原則的な料理番組、飲食店巡り、食が中心の紀行、食材の紹介などなど、百花繚乱のごとくに溢れています。それらがなかなかに面白く、また罪も無いので観てしまうことも多いのですが、中には出演者や構成如何で、何とも下品で野卑な番組に仕上がっている場合もあり、目を背けたくなることもあります。ま、そんな番組を観なければ済む話ですが、いつからこんなに食に関する情報が飛び交うようになったのでしょうか。人は段々と贅沢になって、ただ栄養を満たす目的から、食に美味・珍しさ・量・美しさへの要求が加わり、食への欲求が高まってきたのが大きな要因だと思われます。歴史的に見ても、平和で繁栄した時代には飽食・美食の傾向が高まります。その意味では日本は今、とても恵まれた環境にあるのです。

ただ、この安定は絶対ではありません。天災はどこに住んでいても避けることはできませんし、経済の劇的な変化や国際騒乱も国の安定を脅かします。そのようなときに、命を支える食を自ら確保できるでしょうか。コンビニもスーパーもデパートも閉まった状態を想像して、どのような食生活を送れるのか。幸い日本は強い供給ルートを備えており、数日間をしのげば食料の調達は望めますが、自分で自分の食べるものを用意できる力を備えたい。幼児や子供、介護を必要とする人々以外であれば、自ら調達できるようなサバイバルを指南する番組も観てみたいものですが、それでは視聴率を稼げないとみたのか、そのような番組はみかけません。

         5月4日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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【その119】某月某日  ”超人気店はなぜか小規模?・・・ “ の巻き

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某月某日  “超人気店はなぜか、小規模?・・・”の巻き 

先日、やっと行ってきましたの。超人気の和食店へ。ランチもディナーも三カ月先まで予約で埋まっているという評判店へ。いえ、一カ月前に電話したら、ありゃま、ひょいと予約が取れてしまって。焦りましたがな。え?取れるの?って感じで。ウソついてない? ほんま? しつこく確かめての訪問となりました。カウンターに6名、横並び座りで妙な居心地だったけど、板前さんの手元がよく見えて、楽しかったです。はい、おしまい。じゃなくて、料理ですね。評判通り、さすがでした。特に八寸のあでやかさは目を奪われました。お椀のだしも秀逸だったし、とても丁寧な料理の数々でございました。ごちそうさまでした。と、ここまではただの感想文です。というのは、客単価8千円以上でありながら超人気店って、概ね小規模店が多いという現実が、明らかになりました。その店はカウンター10席に6名用の個室が1室、しめて16席でした。 

で今、評判の中華料理店を調べて見たら、どれも20席以下で、中にはカウンター8席のみって店もありましたわ。おお、スモール!そりゃ、予約取りにくいわ。どの店も大体が客単価1万円前後。そうなのですね、小規模の店だからすべての客に目が届く、丁寧な料理が作れる、熱いものは熱いままにいただける、そしてすぐに満席になる、店に賑わい感が溢れる。いいとこづくしです。逆に50席以上ある高級店で、満席になってるのってあまり見たことありません。活気にも欠けるし、料理が楽しそうではない。そう、料理が喜んでない気がする。料理人の顔が見えない。これが客単価1千円~5千円前後のビアレストランとか居酒屋だと、大箱でも活気があって満席に近い状態もあり得るだろうけどね。 

それなりに高い料金をいただく場合は、小規模の方が成功するかもですね。先の店など、カウンター内に若い衆が4人もいて、真ん中に大将がいて、人件費大丈夫?って思ったけど、しっかり二回転して連日満席なら、十分に利益も出るのですね。とにかく活気に溢れていました。そこで思い出しました。有名な腕のいい中国料理シェフが2店舗目を出したんだけど、60席以上もある店で本店の12席とはエライ違い。半年で閉められました。英断だと思いました。いまも、本店でしっかりと集客されているようです。12席ですもの。シェフの顔が見えると評判の人気店です。ほんと、規模って微妙に店の栄枯必衰を左右するものだと、認識しましたわ。

2016年4月7日・・・続く

 

 

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【第128回】 食環境の現状(107) (本物の味わいは中身)

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食文化の豆知識 128 食文化の現状107(本物の味わいは中身) 

まさに春爛漫。青果売り場も数々の春の食材が揃います。春キャベツ、新玉ねぎの類はこの時期のものは癖がなく、生でもいただける柔らかさです。一方タケノコや蕗などのアクが強い食材も春独特の味わいとして食卓を賑わせてくれます。一斉に植物が芽吹くさまは、命の力強さを感じます。特にタケノコは、糠で茹でてからシンプルに醤油や味醂で薄く味付けたものが個人的には一番の好みです。春の力が香り立つような美味しさです。 

コンビニやスーパーの惣菜売り場にも、タケノコご飯やタケノコづくし弁当が美しい彩りで店頭を飾っていますが、残念ながらそのほとんどは、水煮のタケノコを使用したもののようです。食べると一目瞭然に分かります。濃い味付けで本来の味わいが無いし、そもそも、その売値では掘りたてのタケノコを使用するのは無理というものでしょう。原材料をよく見ると、水煮タケノコと記載してあり、中には中国産のものもあるようです。それでも、春のお惣菜!春のお弁当!とキャッチコピーは華々しい。食べる側が納得すればそれでいいのですが、本物の旬の美味しさを味わってほしい、と思うのは大きなお世話なのかもしれません。それにしても、世の中には巧妙?な食品で溢れています。 

野菜や果物は季節や気候の影響を大きく受け、生鮮品なるがゆえの育てる苦労も生半可なものでは無いだろうと察するものの、中にはこれは売ってはいけないと思えるものも市場に出回っています。真っ赤な色合いなのに、中がスカスカの固いトマト。中の身が黄色く変色したきゅうり、外は白いのに中が黒くなってしまっている大根。みな、外からでは素人は判断がつきかねますが、プロ農家なら土壌や触った感触や重さ、色合いなどで中の様相が分かるはずでは?と思ってしまいます。どれも外は遜色なく立派です。然しながら、見た目はOKでも中は劣等生なら、むしろ逆の方が好ましい。真っ直ぐではないきゅうりでも中身はぱりっと新鮮、多少見た目は悪くてもジューシーで甘いトマト、ぼこぼこでも中身は瑞々しくて真っ白の大根。それらはわけあり商品として、ほんの少し安い価格で売れば、買う人はいるでしょう。その替わり、中身は本物の新鮮さと美味しさでなければなりません。信頼の醸成です。賢い消費者に買ってもらうには、売り手も正直で真摯でなければ売れない。そして無駄な装飾は避ける。それが真の成熟社会と思うのですが。 

                  4月6日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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