某月某日 “話題店はちょっと後で訪問した方が・・・・”の巻き
新しもの好きな人って多いよね。それが証拠に、新しく世界遺産に登録される
見通しが高くなった群馬県の富岡製糸場は、連日押すな押すなの盛況ぶりとか、
朝早いうちから、観光客の長い列が出来て大人気。皆、元気で好奇心旺盛なの
ね。なんでも木骨レンガ造りの工場がそのまま残ってるのは珍しいらしい。
ワタシも見てみたよおおん。でもじっと我慢する。少し人が少なくなってから
でも遅くはないもん。って負け惜しみ。
で、レストランも話題の店や、人気店は長蛇の列も珍しくはないし、なかなか
予約が取れないってことがあります。特に○○初、なんてのには惹かれるよね。
でもね、少なくとも1年後(3年後くらいでもいいかな)に、訪問するのがお
すすめよ。え?もう閉店してたらどうするって? それは仕方なかんべさ(何
語かいな)。縁が無かったとすっぱりあきらめる。というのは、そのくらい経つ
と、その店の本質というか、素顔というか、実力が分かるのよね。話題を集め
るとどうしても傲慢になりがちなのが、かなり謙虚になってるのが分かるので
す。大体が、メニューはニーズを受けて改善され、接客もよりフレンドリーに
なっているはず。一方、3年ほど経ってもすこぶる強気の商売をしているなら、
それはそれですごい店だといえるわけで、訪問する価値ありってこと。たいし
たことないのに話題だけを集めた店は、その頃にはとっくに撤退してることが
多いし。
というわけで、鳴り物入りで出店した店は、かなり間をおいて訪問するのが
得策ですよ。いや、新しいから価値があるんだって?ま、それもそうでござん
すけど(何語かいな)。先日も、フランスの有名シェフが監修!ということで
仰々しく高層ビル内にオープンしたレストランにオープン後2年を経て行った
けど、お値打ちコースもできていて、当たりでした。接客も落ち着いてくるし
ね。肉も熟成した方がおいしいものね。ちょっと違うかな?
2014年5月5日 ・・・・続く