【その91】某月某日  ”大変だったけれど、美味しかったです・・・ “ の巻き

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某月某日  “面倒だったけれど、美味しかったです”の巻き

 

新しく出来たレストラン街って、興味もあるし、気がそそられるよね。店内も新しくて綺

麗だし(当たり前だ)、今時だから皆一生懸命に営業してるし。で、梅田ど真ん中の百貨店

に出来たレストラン街に行ってきました。ここは気に行って3度目の訪問なの。何よりも

足の便がいい。駅から近い。雨の日でも濡れない。ぼったくり店はまずない。何たって

老舗百貨店ですから。でも、レストラン街そのものがやけに明るい雰囲気で、ムードに欠

けるので、熱々のカップルや、世をしのぶ二人は避けたいだろうな、と勝手に想像しなが

ら、中華料理店にやってきました。そこを監修するシェフは北新地の人気店のオーナーシ

ェフで、期待は自ずと高まるわ。本店と違って、コース料金が4千円程度なのもうれしい。

自称、食通?のムード不要の総勢5人のお出ましだい。

 

平日の月曜日とあって、店内はとても空いておりました。ま、静かでいいやと喜んだのも

つかの間、せっかく取ってもらった個室の壁越しに、耳をつんざく幼児の声が。あじゃー。

頼むから、もっとカジュアルな店にいってくれ。他に一杯あるじゃん。などと思いながら

気を取り直してメニュー選びに突入。どれどれ、コースに決めたけど、前菜、スープ、小

皿料理、煮物、揚げもの、飯もの、デザート、すべて5種類ほどからチョイスするのです。

えええ?全部自分で選ぶの?それから大変でした。選ぶのが。何を選んだか忘れると困る

ので全員、箸袋に自分が選んだメニューを書き写しました。てええへんだ。で、メニュー

伺いのお姉さん登場。端末機にインプットしていくんだけれど、これがまた時間がかかる

のなんのって。5人がそれぞれ全部料理名を申告していくのですから、混乱は想像できる

というものです。お姉さんもあせってパニックに。ふう、ようやくすべてのオーダーが通

りました。でも、お姉さんがとてもとても見目麗しい方だったので、誰も怒らずににこに

こ。美人はやっぱ得だなあ。ま、いいから早く生ビール出してくれええ。

 

それからの進行状況?意外にスムーズでした。だって皆、ちゃんと頼んだ料理名を記載し

たもの、しっかりと持ってるしね。運ばれたら常に確認するのもスムーズ。その料理は

ハイ!わたしです!ってな具合ね。これだけの料理数を用意しているにもかかわらず、

大体、すべて美味しゅうございました。さすがやんか。時間と手間はかかったけれど、

そんだけの値打ちはありました。誠実で丁寧な料理群でした。お腹も一杯。ビールと紹興

酒も飲んで、1人6千円以内で収まったし、汚い字で、頼んだ料理を必死で書き写した
ご褒美はありましたぞ。

2013年11月4日    ・・・続く。

 

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