【その37】某月某日  ”今でもあるかしら。あの店・・・・” の巻き

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  お酒を飲んで、おせちを食べて毎日グータラして、ボケっとしてたお正月。仕事がはじまっても、
風船化した全身は、なかなか元には戻りません。えらいこっちゃ。まだ女を捨て
るには早すぎる。
とりあえず、メタボ化したお腹を3センチ縮めなくっちゃ、ということ
で、今夜の新年会はお好み焼き
に決定しました。お好み焼き、って、意外とヘルシーなん
ざんすよ。キャベツたっぷりだし、
少しの小麦粉でお腹がいっぱいになるし。ビールがす
すみすぎるのが、ちと難だけど。
いつも行く店は、本当に美味しい。キャベツ満載で、イ
カもブタちゃんも、海老くんも旨み抜群。
ハフハフ。今年もヨロシクね。
 

お好み焼きに舌鼓みを打っていたら、思い出しました。10数年前に食べた鎌倉のお好み焼き店を。

全くひどい店だったわ。鎌倉の人、ごめんなさいね。鎌倉は素晴らしい街でしたよ。落ち着いてて

風情があって、何より街のたたずまいが上品。2泊したんだけど、旅館の料理も美味しかった

です。でもお昼に入ったその店は、記憶に残るはずれ方でした。どこにもあるのよね。勘違いを

している店って。

 

まず店に入ると、小上がりに案内されたんだけれど、こちらは老母同伴。たたみは苦手なの。

見れば一つテーブル席が空いていたのでそちらを所望したところ、しぶしぶって感じの嫌な顔での

応対。テーブル上には前の客のグラスなどが、まだあったので、かたづけるのが面倒だったの
かしらね。こちらも嫌な気配を感じたけれど、気を取り直してブタ&イ
カ玉をオーダー。ガーーーン。
1280円? 高! どんなんが出てくるの?

 

その店は、店主とおぼしき中年の男性が、腕を組んで店の中をむやみやたらとウロウロするので
ビックリ。すごくエラソウ。で、出てきたお好み焼き。食べてなんかおかしいなあ
と思ったら、何と
キャベツの代わりに入っていたのはモヤシ。食感がもしゃも
しゃして×。
いくらキャベツが高値だった
としても、お好み焼きだよ。モヤシ入れてどうするの。モヤ
シ自体は好きだけど、お好み焼きには
合いません。1280円だよ!

味付けも悪いし、ソースも辛すぎるし。ハハーーン。店の立地が観光エリアのまっただ中、という
ことは、観光客の一見さん相手の商法なのね。多分地元の人は絶対に来ないんだ。
だってリピート
客が来るはずないもん。

 

あまりにも立地がよいと、サービスや味がいまひとつ、って店は、昔は結構あったけれど、今は
それほどお客は甘くないよね。観光地でも、良心的で美味しい店でないと、長続きで
きません。
多分、あの店はもう無いだろうな、とシミジミと思い出しつつ、今年は5キロ
はシェイプアップして、
いい男つかまえようと決心するワタシでした。乞うご期待。

 

 

 

 

 

 

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