【その36】某月某日  ”もうそんなんじゃ通用しません。お客さんは賢いのよ・・・・” の巻き

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 今頃の超大型スーパーマーケット、何でもハイパーマーケットというらしい。あまりに大きくて端から端まで歩くのは、ちとしんどいけど何から何まで揃ってるのは便利よね。無いのは、墓石ぐらいかな。そのうち出店するかもね。年末にはやはり、大バーゲンするのかな? “今ならお買い得、大理石の墓石40%引き!いつかきっとアナタのお役に!”なんてね。冗談はさておき、レストラン群も充実しているのもうれしい限りです。 

先日も、休日にお買い物がてらランチを楽しむことに。良く利用するアメリカ発のパスタ店が超満員で、見れば8人待ち。ありゃまあ。この店はオープン当初、といってもかなり前の話だけど、洗面器とみまがうほどの大きな器で出すのが売りだったのです。コンセプトは“シェアしてください“ でも、ここは日本。そしてパスタ好きは女性。でもって、大食らい向けの本国のコンセプトから日本向けのヤサシイ量と味に変換。ワタシも結構ファンになったのです。安いし、美味しいしね。向かいのパスタ店はちらほら空席があるけれど、ちょっと価格が高めだし、麺の状態も今いちなのよね。お客さんは知ってるねえ。

 

キョロキョロ見渡すと、4軒ほど向こうにおソバ屋さんの看板が。入ったこと無いけれど、日本麺でもいいじゃない、ってことで、陳列メニューをじっと見る。穴が空くまで見る。決めたのは、おろしそばと天ぷら盛り合わせとミニかやくご飯。よく食うなって?これからバーゲンの買い物に突入。体力をつけなくっちゃね。見たところ、天ぷらもなかなか美味しそうだし。

 

店は6分ほどの客入りで、ほとんどが年配客。やはりソバは中高年に人気なのかしらね。この店は、十割そばが、売りらしい。ちとヤな印象が。だって十割ソバって、つなぎが入っていないってことでしょう? 値打ちがあるみたいに聞こえるけど、パサパサな感じじゃないの? ハイ、その通りでした。ソバは口に入れるとポソポソとちぎれ、食感が頼り無く×。天ぷらはサンプルと激しく異なり半分程度のボリュームで、しかも、レンジでチンしたのが丸わかり。ホント,怒るヨ。1200円なんだぞ。

 

二度と来ないと、深く誓いました。それからランチ時に店の前を通る時には中を見るんだけど、ほかの店は込んでるのに、半分も客が入ってない。そりゃそうだろう。今、入っている人は多分、初めての人か、かなりの物好きな人。こんな手抜き料理で通用するほど、今の消費者は甘くありません。皆、口が肥えてるし、ほかに良心的な店もいっぱいあるのです。こんなおざなりな料理でも、かつては通用したのでしょうか。猛省を促したい、といっても無理だろうなあ。

 

 

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