N子の辛口奉行日記」カテゴリーアーカイブ

給料の殆どを外食に費やす、仕事は2流。でも味覚度自称1流のOL・N子がやさしく店をぶったぎる痛快辛口日誌

【その93】某月某日  ”それにしても高いです!・・・ “ の巻き

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某月某日  “それにしても高い!です・・・”の巻き

 

今年も明けてしまいました。これから一年、食べて飲んで、大変どす。いや、別段変わっ

たことをするわけではないんだけどね。いつもと同じでやんす。頑張ります。

で、昨年末も、それなりに色々な店を訪れましたが、厳しい時代を生き抜いて残った店だ

けあって、価格と内容のバランスもよく、なかなか実のある店が多かったです。5人で

訪問した串揚げの人気店は、一等歓楽街にあるにもかかわらず、おまかせで6千円くらい

で、とても美味しい串揚げくん達でございました。車海老もあったんだよおおん。偽装じ

ゃないもんね。他にも、貝柱とか、白子とか、ホクホクの揚げたては、いくらでも食べら

れてGOOD!でした。でもね、一杯のビールのあとはワインもいいかな、ともってきて

もらったワインリストを見てショックなこと。最低が5800円!その次は8000円に

飛んで、2万、3万円が並んでるの。間違いじゃないかと見直しましたわ。じっといつま

で見てるものだから、リストに穴が空いちまった(ウソです)

結局、一番安い5800円のワインを頼むことになったんだけれど、一般的な味でござい

ました。何故、2000円~3000円前後のワインも揃えておかないのか、不思議で仕

方がないわ。もしそうだったら、2本~3本はオーダーしてたと思う。何たって、飲める

5人でございますもの。軽く空けてしまいますわ。でも、5800円じゃね。2本がいい

ところ。それでも、結局支払い額は、予想よりはるかにいいお値段になりました。

 


で、日本に来ているフランス人の女性が言ってたのを思い出しました。“ワタシは、日本で

は絶対!に、3000円以上のワインはノミマセン。メルシー“と、口をとんがらせて

おっしゃってましたわ。なんでも、日本では、ワインがバカ高いから、アホラシイ、との

こと。母国では、1000円台で十分、トレビアンなワインが楽しめるそうな。そうだよ
ね。水代わりだもんね。そりゃ、日本のレストランでのワイン価格を見りゃ、怒るわな。

フランス女性はオソロシイんだぞ。日本女性も甘く見てはいけません。

ま、次ぎにその店に行ったときは、ビールと焼酎だけにしときゃいいんんですけどね。

 

まだまだ、日本のレストランでは、ワインは高くしとこ、ってなところが多いよね。

スーパーなどでは、結構いいものが手頃な価格で並んでるのに。生ビール2000円!は

取れないから、ワインだけは、好きな価格付け放題、って感じ。怒るよ。

 

2014年1月5日    ・・・続く。

 

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【その92】某月某日  ”要は、徹底管理よ・・・ “ の巻き

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OL N子の勝手リサーチ 92

某月某日  “要は、徹底管理よ・・・”の巻き

先日、テレビを観ていて、日本に長く住んでいる中国人の方が“自分は中国産のものは

決して食べません“と言っていました。ひえええ。こわいよお。そんなこと言われたって

スーパーで食材を選ぶときには、国産のものにしているけれど、外食時にはなかなかそん

なわけにはいきません。最近、寄る年波に勝てず、賑やかで安価な居酒屋には足が遠のい

てるので、訪問するところは比較的静かで値段もまずまずのところが多いのです。だから

まずは安心かなと思っていたけど、そうでもないらしい。何より中国産は国産と比べ、価

格が半分は言うに及ばず、十分の一ってのもあるらしい。そりゃ、使うわな。自分だって

経営者なら、使うかもしれん。でもでもね、客とすれば、ちょっと待ってと言いたいよね。

だから、やはり食材は明確にその出自を表示すべきだと思います。その上で、客に納得し

て食べてもらえばいい。ネギにほうれん草は中国産、肉は豪州産、鶏肉はブラジル産って

ね、徹底して書いてよ。当然、値段はかなり安くなるわけだし、毎日食べるってわけでも

ないなら、OKって人も多いはず。そこを姑息に隠すから、なおさら信用出来なくなるの

よね。最近、良く行くラーメン店では、ネギは地元産を使用しています、と明記してある

のはいいけれど、そんなら豚肉やシナチクはどうなの?って聞きたいわ。産地を明記する

ならすべての食材について記載する必要ありよ。ははん、では他の食材は国産ではないわ

な、なんて思うよね。いまはすべてが、店の良心や、方針や、自発心にまかせている状態

なので、食材偽装問題はやはり発覚すると思う。きちんと法整備してほしい。などとエラ

そうに言うけど、店側も大変なんだろうな、くらいは分かります。ハイ。

産地も大切だけれど、衛生管理はもっと大事だよね。飲食店の害虫駆除の仕事をしている

人に聞いたことがあるんだけれど、まず、ゴキちゃんのいない店は無いらしい。これも

ひえええ。でも定期的に駆除して、さらにドライの状態に保っておけば、かなり防げるら

しい。つまり、営業時間が終わったら、床も皿も調理台も水分を完全に拭き取り、残飯を

完全処理し、食材は密閉化する。布巾は熱湯消毒して渇かしておく。これをすれば自然に

害虫はいなくなるんだって。見切りをつけて他のエサ場に移動するらしい。カシコイ・・。

家のキッチンでも同じ事が言えます。ああ、しんど。

 

2013年12月8日    ・・・続く。

 

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【その91】某月某日  ”大変だったけれど、美味しかったです・・・ “ の巻き

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某月某日  “面倒だったけれど、美味しかったです”の巻き

 

新しく出来たレストラン街って、興味もあるし、気がそそられるよね。店内も新しくて綺

麗だし(当たり前だ)、今時だから皆一生懸命に営業してるし。で、梅田ど真ん中の百貨店

に出来たレストラン街に行ってきました。ここは気に行って3度目の訪問なの。何よりも

足の便がいい。駅から近い。雨の日でも濡れない。ぼったくり店はまずない。何たって

老舗百貨店ですから。でも、レストラン街そのものがやけに明るい雰囲気で、ムードに欠

けるので、熱々のカップルや、世をしのぶ二人は避けたいだろうな、と勝手に想像しなが

ら、中華料理店にやってきました。そこを監修するシェフは北新地の人気店のオーナーシ

ェフで、期待は自ずと高まるわ。本店と違って、コース料金が4千円程度なのもうれしい。

自称、食通?のムード不要の総勢5人のお出ましだい。

 

平日の月曜日とあって、店内はとても空いておりました。ま、静かでいいやと喜んだのも

つかの間、せっかく取ってもらった個室の壁越しに、耳をつんざく幼児の声が。あじゃー。

頼むから、もっとカジュアルな店にいってくれ。他に一杯あるじゃん。などと思いながら

気を取り直してメニュー選びに突入。どれどれ、コースに決めたけど、前菜、スープ、小

皿料理、煮物、揚げもの、飯もの、デザート、すべて5種類ほどからチョイスするのです。

えええ?全部自分で選ぶの?それから大変でした。選ぶのが。何を選んだか忘れると困る

ので全員、箸袋に自分が選んだメニューを書き写しました。てええへんだ。で、メニュー

伺いのお姉さん登場。端末機にインプットしていくんだけれど、これがまた時間がかかる

のなんのって。5人がそれぞれ全部料理名を申告していくのですから、混乱は想像できる

というものです。お姉さんもあせってパニックに。ふう、ようやくすべてのオーダーが通

りました。でも、お姉さんがとてもとても見目麗しい方だったので、誰も怒らずににこに

こ。美人はやっぱ得だなあ。ま、いいから早く生ビール出してくれええ。

 

それからの進行状況?意外にスムーズでした。だって皆、ちゃんと頼んだ料理名を記載し

たもの、しっかりと持ってるしね。運ばれたら常に確認するのもスムーズ。その料理は

ハイ!わたしです!ってな具合ね。これだけの料理数を用意しているにもかかわらず、

大体、すべて美味しゅうございました。さすがやんか。時間と手間はかかったけれど、

そんだけの値打ちはありました。誠実で丁寧な料理群でした。お腹も一杯。ビールと紹興

酒も飲んで、1人6千円以内で収まったし、汚い字で、頼んだ料理を必死で書き写した
ご褒美はありましたぞ。

2013年11月4日    ・・・続く。

 

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【その89】某月某日  ”美味しい病院食ってありませんか・・・ “ の巻き

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OL N子の勝手リサーチ 89

某月某日  “美味しい病院食ってありませんか・・”の巻き

 

まったく今年の夏は一体何だったんだ!って、吠えたくなるほど暑かったざんす。インド

ネシアから来日した観光客のお姉さんが、“ワタシの国より暑いデ~ス”と、汗を拭き拭き

うなってたのが、印象的でしたわ。やはりネ。まともじゃなかったよネ。いつもは大人し

く謙虚な高知出身の彼女が、“日本一だ!”と、威張ってましたよ。そう、最高温度を達成

したのよね。何でも一番はいいよね。ウラヤマシ。うそです。ウラヤマシクありません。

 

でまあ、こんだけ暑いと普通は食欲も落ちますわな。それが落ちません。何故だろう。分

かりません。さすがに、のどごしのいいソーメンとか冷やし中華とかに手が出たけれど、

おかげで、夏やせしませんでした。ハイ、秋が恐いです。そんなワタシでさえ、箸が進ま

なかった料理がありました。ずばり、病院内のレストランでした。ちょっと理由があって

ね。病院内のレストランでランチを取る機会があったの。大病院の中にあるレストランで、

メニューブックには、それなりのランチメニューが並んでたので、ハンバーグランチを注
文したわけ。で、待つこと3分。早!どれどれ。何かすっきりした感じね。白い皿に、中

振りのハンバーグが乗ってて、横にブロッコリーひとかけと、里芋!が一個、転がってる

だけのシンプルなランチ。どれも温かくありませんでした。電子レンジでチンする時間が

足りなかったんじゃないでしょうか。味は?ほとんど無かったような気がします。とにか

く、あれほどまずいハンバーグを食べたのは久し振りでした。初めてワタシが手作りした

ハンバーグと、いい勝負でしたわい。

 

入院食についても、不満の声を聞くことが多いみたい。子宮筋腫で入院した女性の見舞い

に行ったら、“メシがまずい”って吠えてたわ。文句が言えるくらいだから、元気そうで安

心しましたけどね。ま、グルメ御用達のレストランではないので、仕方が無いのかもしれ

ないけれど、消化器系以外の入院患者には、食が何よりの楽しみであることが多いのに、

配慮が足りないところが多いのは確かみたい。中には、とても料理の内容がいいと評判の

病院もあるようだから、要は、予算内でも出来るだけ、見映えよく豪華に美味しく提供し

よう、という意志があるかないか、ってことかしら。格差格差と叫んでいるマスコミなん

か気にしないで、これからは病院食でも、差額ベッド代ならぬ、差額料理代を出せば、と

っても美味しい入院食を選べる時代が来るかも。一部の人には需要があると思います。

美味しい料理を食べると、病気も早く治りそうだしネ。

 

2013年9月5日    ・・・続く。

 

 

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【その88】某月某日  ”首は疲れるけどお腹は一杯・・・ “ の巻き

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某月某日  “首は疲れるけどお腹は一杯・・”の巻き

 

行ってきました。あべのハルカスへ!田舎のクマもあちらこちらと物見遊山で忙しい。

何でも日本一高いビルらしい。確かに下から見上げるとあごがだるい。口が開く、首が

疲れる。そうただただ下から見るだけね。高層部分のオープンは一年後なので、日本一高

い場所から、下界のものどもを見下ろす快感はそれまでお預けだって。ツマンナイ・・。

で、今回は先行開業した百貨店見物でした。といっても欲しいものもないので(金もない)

お目当てのレストラン街へ直行!これがスゴイのですら。12~14階にわたって44店

舗が軒を連ね、総席数は2800席という、これまた日本一のレストラン街らしい。ほん

まかいな。日本一が好きなビルですわ。

 

いやあ確かに、ありとあらゆる店が入ってるって感じで、お客さんで結構賑わってました。

ま、オープンから一ヶ月ちょっとだものね。物珍し客が多くて当たり前かも。でも先月

訪れたグランフロント大阪とは、またちょっと印象も異なって面白かったざんす。

夕食に入った鉄板焼の店も、黒毛和牛から豆腐、焼きそば、お好み焼きまで、何でも焼い

ちゃいます!のてんこ盛り何でもありスタイルで、お腹も一杯。やっぱここは大阪か、っ

てしみじみと思った次第。でも、“ワインと鉄板焼”を売りにしている割には、ワインを注

文してもソムリエバッジをつけてるスタッフは見かけなかったぞ。単にワタシが見落とし

ただけかもしれないけれど、グランフロント大阪のフレンチレストランでスマートにワイ

ンサービスをしてくれたスタッフ(ソムリエバッジが光ってた)とは段違いに若くて素朴

で未熟だった。でも、一生懸命でカワイかったので、すべて許す!と全員の意見は一致し

たから、別に何て言うことはなかったけれど、いかにも、“あべの”らしいね、で落ち着き

ましたよ。

 

このところ、大阪での新商業施設のラッシュは衰えを知らず、百貨店の増床も限りなく続

いていたのが、ここでやっと落ち着いたって感じです。人口は増えとらんのに、店や売り

場だけこんなに増やして大丈夫かいな、と心配だけど、新しい施設はやっぱ面白く気持ち

は高まるよね。ほんの少し、財布の紐もゆるくなったりして。あああ、このところ使いす

ぎで、将来設計が狂ってきた。楽して儲かる仕事はありませんか。ありませんね。ハイ。

 

2013年8月4日    ・・・続く。

 

 

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【その87】某月某日  久々のフレンチどした・・・ “ の巻き

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某月某日  “久々のフレンチどした・・”の巻き

 

行ってきました! グランフロント大阪に! 遅いって? ほんと田舎のクマはなかなか

都会に出る機会も少なくて、やっとでしたわ。いやなに、行ったといっても、ただエスカ

レーターに乗って降りてきただけね。ふうん、女性ファッション店と雑貨屋さんが多いの

ね、くらいの単純な鑑識眼しか持っていないので、どこがどうなのか、分からずじまいで

終わっちゃったって感じでしたわ。次回はゆっくりと虫眼鏡を持って訪問しなくちゃね。

 

でも、レストラン街のフレンチレストランでしっかりと夕食はいただきましたのよん。

何でもミシュラン一つ星シェフが出したレストランらしい。ゆったりとした店内で、コー

ス料理をしっかりと食べてワインを飲んで一人8千円だから、ベラボーに高くなくて、皆、

満足満足。ミシュラン星付きシェフといっても、スタッフは気取ってなくて、ぼったくり

でもなくて、結構結構。

 

久々のフレンチだったけれど、何より吃驚したのは野菜の扱いが丁寧で愛情があって、し

かも美味しい。前菜などはまさに野菜が主役。アンタが大将!って感じで、我々中高年者

にとってはありがたああい趣向でした。何だか、カラダがキレイになったみたい。んな

わけないだろうって? ふん、錯覚でいいのよ、錯覚で。接客もフレンドリーなのに、き

りっと品格があって申し分なし。とても気分よく過ごさせていただきました。いやあ、フ

レンチレストランもこんな店が出てきてくれてウレピー。慇懃無礼で馬鹿高く、ワインな

ども目が飛び出るような価格で、同じようなソースばかり使った料理の数々に、辟易した

フレンチレストランの経験も多いので、こんなフレンチレストランには感激ものだったわ。

 

グランフロント大阪が今後、どう進化していくの分からないけれど、このレストランは

残って欲しいと心から思いました。本日は珍しく素直でカワイイ感想どした。へへ、

たまにはね。

2013年7月4日    ・・・続く。

 

 

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【その86】某月某日  ”やはり街場と郊外ではそれぞれの強みが違うみたいね・・・ “ の巻き

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某月某日  “やはり、街場と郊外ではそれぞれの強みが違うみたいね・・・”の巻き

 

ワタシの住んでいるトコロは、よく言えば静かな住宅街、わるく言えば不便この上ない

過疎地って感じなんだけれど、ま、住めば都で,何とか機嫌よく暮らしているわけ。でも

困るのが、歩いていける気の利いた飲食店が近くに無いことなのよね。車を走らせれば

それなりに食べられる店はあるんだけれど、やはりふらりと歩いて入れて、旨い肴でも

食べさせてくれる店がホントに欲しい。気兼ねなくお酒も飲みたいしネ。これが本音。

 

そんな環境の中でも、それなりの予算を組んでおけば家まで車で送迎してくれる店がある

ので、時々利用させてもらってるのです。いつもお客さんはちらほらの店だけれど、皆が

お酒を飲めるってのが最大の魅力よね。で、先日もカニスキをそこでいただいたの。いや

あ吃驚したわ。時期的にも冷凍ってことはあらかじめ聞いてたけれど、身はぷりぷりして

いるし、大振りでとても肉厚で美味しいこと!それに何よりカニの量がはんぱじゃない。

どさって出されたカニは、街場で食べたカニ料理専門店の2倍以上はあって吃驚もの。食

べても食べても減らない。手にハサミがはえてきそうになっちまったわ。満足満足。この

おおらかさが地方のいいところなのかもって喜んで、お薦めの刺身も注文したんだけれど、

鮮度が今ひとつで期待はずれざんした。街場の和食店でいただく素晴らしい刺身の数々と

は格段の差だったわ。盛りつけ方も全く違うしね。街場で人気の店など、芸術的な氷細工

を施した大きなガラス皿に、鮮度抜群のカツオやカンパチ、鯛、平目、穴子の刺身が美し

く供されて、しかもお手ごろ価格!

 

洗練さと素朴、技の高さとおおらかさが、まさに街場と地方都市の対比なんだなと、勝手

に納得しちまった感じ。勿論、異なるケースも多いと思うけど、街場は競争が激しいので

質の高さが店の評価を左右してしまうから、料理人も技を磨いて努力してるんだと思う。

その点、地方都市のお店は大抵がのどかでおおらか。それがいいという人もいるから、バ

ランスは取れてるのかもね。

2013年6月9日    ・・・続く。

 

 

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【その85】某月某日  ”何だか最近、味が濃いのよね・・・ “ の巻き

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某月某日  “ 何だか最近、味が濃いのよね・・・” の巻き

 

人間って味覚が変わるのかしら。っていうか、好みが変わるのかな?ま、人生、結構長く

生きてりゃ、食も変わっていくのは当然で、若い頃あれほど好きだった生クリームたっぷ

りのプリンアラモードやチョコレートパフェなどは、もういただけません。すごいてんこ

盛りデザートをぺろりと平らげていた頃が懐かしい。はい、勿論ございました。ワタシに

も花も恥じらう乙女時代が。とにかくあまい物には目がなかったざんす。

 

でも今は野菜の煮付けとか、煮魚とか、刺身とか、渋いこと渋いこと。まるでご隠居さん

のような食生活になっちまった感じ。これでは厳しい人生を生き抜いてはいけない、とエ

ネルギー確保に外食にも励んでいるのだけれど、何だか外で食べる料理は味が濃いのよね。

特に大衆的な中華料理店で、びっくりするほど濃い味付けに出くわすことがあって、これ

は単にワタシが薄味に慣れてしまったからかなとも思うんだけれど、異常に濃い場合があ

るのですよ。で、考えてみたら、そうか!ってことになったわけ。

 

つまりそれら大衆的な店のお得意客は、一生懸命働いている人たちだってこと。汗水たら

して肉体労働やら頭脳労働(これもエネルギーいるからネ)をしている人たちには、塩分

補給が必要だし、濃い味付けで美味しい白ご飯をたっぷり食べていただきたい、ってこと

になるんだと。そう言えば、全体的にファストフードは味が濃いことが多いよね。これも

濃い味好きな若いお客さん向け味付けになってるのかもしれない。牛
丼も甘辛く濃い味で

ないと物足りないと感じるんだと思う。働きの悪い熟年?のワタシが濃く感じるのは当た

り前なのかもと妙に納得はしたけれど、ちょっと待って!と言いたいのよね。やはり余り

濃い味付けは体にも良くないよ。素材の味が分からなくなってしまうし、高血圧や糖尿病

への急行ルートにもなる可能性もあります。脅かすわけではないけれど、この二つは食生

活が鍵を握ってる場合が多いのよね。だから自分の体は自分で守る、の意気込みで、外食

時にもある程度、気を配った方がいいのかも。たまには濃い味の料理もいいけれどね。

 

2013年5月9日    ・・・続く。

 

 

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【その84】某月某日  ”ワインって難しい・・・ “ の巻き

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某月某日  “ ワインって、難しい・・・” の巻き

 

料理とお酒って、一昔前は大体、友達化してたよね。和食には日本酒か焼酎、ピザやソー

セージやフライドポテトにはビールや酎ハイ、ちょっと気取ったフランス料理やイタリア

料理にはワイン、串かつにはやっぱビール!とか。勿論、どの店も色々な種類のお酒が置

いてあるので、皆、自由に好きなものを選んでたみたいだけど、それなりに料理との相性

を考えて呑んでた気がする。

 

特にワインは、フレンチやイタリアン以外では余り見かけなかったわ。それが、今では、

どこもかしこも、猫も杓子も、居酒屋から天ぷら店まで、ワインを置いてある。ま、選択

肢が多いのは歓迎なんだけれど、ワインでは結構、失敗するのよね。ずばり言えば、安物

のワインは悪酔いするってこと。少なくともワタシはね。たいした量を飲まなくても、翌

朝気分が悪い。不思議なことに、ある程度の価格がしたワインは、全く悪酔いしないの。

何でだろうって考えたんだけれど、これはやはり添加物がなせる技かなって思う。同じこ

とが日本酒でも言えるよね。純米酒をゆっくりと味わうのではなく、アルコールや糖分が

添加された合成酒などをうっかり呑みすぎると、あとでエライ目にあう。

 

その点、焼酎やウイスキーやビールは、種類によって悪酔い度が異なることはまずありま

せん。勿論、呑みすぎるとそれなりにダメージはあるけれど、適量ならば、種類を選ばず

大丈夫。ところがホント、飲み放題の店などで出されるデカンタワインや、すでに蓋の

あいたボトルのワインは、はっきりいって要注意。質の悪いワインである可能性が高い。

で、独断と偏見でワタシなりに結論ずけ。安い居酒屋とか、お得な食べ放題・飲み放題の

店などでは、やはり生ビールや焼酎、ハイボールくらいを愉しむのが賢明ネ。人体実験で

確信した次第。今日はマジメなお話ネ。つべこべと文句言うなら何も呑むなって? スマ

ン。その通り!。

 

2013年4月4日    ・・・続く。

 

 

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【その83】某月某日  ”安易に質を落とすとコワイですよ・・・ “ の巻き

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某月某日  “安易に質を落とすとコワイですよ・・・” の巻き

 

ランチって、だれでもお気に入りの店が数軒あって、一ヶ月単位でみれば、同じ店に2回

以上は足を運ぶってスタイルが多いよね。ま、馴染みというか、値段や内容が安心できる

という理由もあるけれど、やっぱり、自分にとって美味しいかどうか、が、最大の訪問理

由になってるみたい。ワタシでも、寿司なら(もち回転寿司ネ)ココとアソコ。うどん(も

ち今人気のセルフうどんネ)ココ。パスタならココかアソコ。お好み焼きならココって具

合ね。いついっても同じ味で同じ質を期待するわけ。

 

で、いつも行くお好み焼き店も、キャベツたっぷりで、つなぎが少ないサクサク感が、と

ても気に入ってるのです。ホント美味しいし、お腹にもたれない。ヘルシー感もあるしね。

ただチェーン店なので、何度行っても、個人店と違ってお馴染みさん的なホットな対応は

期待できないのは仕方がないわ。もうほかのお好み焼き店には行けない、という感じだっ

たの。それがね、先日その店に行ったときのお好み焼きが、妙に粉っぽい、というか、つ

なぎが多いというか、とにかくいつもと食感がかなり違ってたの。ははん、って思ったの

は、キャベツが値上がりしたからか、または景気が悪く客足が落ちた(確かに少し減った

感じ)からか、コスト削減のために分量を変えたのかもしれないなって。またはただ単に

分量を間違えただけかもしれない。いずれにしても、確実に不味くなったので、これは客

の信頼を裏切った、ってことになるわけ。大げさでもなく、それほど、飲食店の味の安定

というのは厳しく必要なことなのですよん。

 

しばらくはその店には行かないことにしたの。だって他に店は一杯あるものね。簡単にレ

シピをいじくったら、あとでコワイよん。客はちゃんと気づいているの。人気が衰えず

何十年もお客さんの支持をあつめている店は、“変わらない味”が根幹です。勿論質がアッ

プするのは歓迎だけれど、安定して美味しければそれで充分。小細工が大きな損に結びつ

く可能性もあるよ。気をつけてネ。

2013年3月3日    ・・・続く。

 

 

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