【その134】某月某日 ”テーブルがいいです。靴も脱ぎたくないです・・の巻き “ 

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某月某日  “テーブルがいいです。靴も脱ぎたくないです・・・”の巻き

飲食店で、個室がやけにもてはやされた時期があるよね。今でも個室人気は根強いかな?店の宣伝文句に、個室あります!なんて言葉をよく見かけるし、やはり心置きなく楽しめるって利点は捨てがたいよね。多分、日本銀行を襲う相談も気兼ねなく出来るだろうし(仲間に入れてよ)。ま、個室自体に文句があるわけではないんだけど、和室の場合、靴や下駄や草履を脱ぐってのが、面倒だわ。また、以前食事会を企画した際に私が選んだ店が、たまたま畳の個室だったんだけど、正座は勘弁、という人が結構いて申し訳ない思いをしたのよね。中年以上になると足を曲げ辛い人がいて、正座が苦痛なわけ。その時以来、店を選ぶ条件に“必ずテーブル席!”が加わりました。和室の場合でも、掘りこたつ式以外はNOってこと。でも、出来れば靴や下駄や草履は脱ぎたくないわ(どんな格好してるん?)。だから何人かで気兼ねしないで楽しみたいときのベストは、テーブル式の個室、あるいは半個室かな。

靴を脱ぐか脱がずにすむかって、街場の病院でも言えるのよね。さすがに大病院では靴のままでOKだけど、開業医さんの病院では、入り口でスリッパ履き替え式のところが多くて、うんざりするわ。病院側とすれば、診察室には土足ご法度などの衛生管理面での理由があってのことだとは思うけど、利用者側からすれば、逆に不潔感満載で不便。だって、病院に来る人はどこかが悪くて来るのよね。加えて、高齢者が多いはず。その人たちが入り口で、よっこらしょと履き物を脱いで、スリッパに履き替える動作って、労力がいるのよね。しかもスリッパは素手で触る。よそ様が履いていたスリッパを。解決策としては、病院内を掃除しやすい床にして、マメにクリーニングすること。それで決まり!病院側は多少のリニューアル費用がかかるかもしれないけど、とにかくそれで入り口の雑然さも解消されるし、患者側もスムーズに動けるし。

こうしてみると、公的な場所で履き物を脱ぐという行為は、先進国では日本だけのような気がするわ。お寺などでも履き物を脱ぐケースが多くて、とても面倒。ある国で宮殿への入館時、靴を覆うカバー(据え置きしてあるもの)の付着を強いられたことがあったけど、靴を脱ぐよりもはるかに楽だったし、不潔感はなかったわ。だって靴底をカバーするだけだもの。こういうやり方もあるんだと、少しだけ、目からウロコでしたわ。

                         2017年7月9日・・・続く

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