【その56】某月某日  ”一流ホテルなんだから、もっと頑張ってね・・” の巻き

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某月某日  “一流ホテルなんだから、もっと頑張ってね” の巻き

 

学生時代の友人が上阪したので、ホテルのレストランで優雅にランチすることに。

23階の中華レストランを予約して万全の構えで、友人を迎え撃ちました。そのレストラ

ンからは見事な眺望が楽しめるのです。そこでゆっくりと積もる話しをしながら、学生時

代に戻ろうという考え。シワもシミも何にもなかったあの頃とは、随分と変化したお互い

の顔を見ながら、年月の過ぎる早さを実感した次第。でも学生時代の友人って、何年振り

かでも、すぐに昔の雰囲気に戻れるってところがこすごい。青春の一時期を共に過ごすこ

とによる結びつきは深いのですね。実際に、あの頃に戻りたいとは思わないけれど、人生

って、色々な道を選んで生きていくのだな、と再確認しました。わたしでも、人生の機微

などをしみじみと味わうこともあるのですら。

 

そんなことはどうでもいいんだけれど、そこのレストランの料理は、まあ料金の値打ちは

あるかな、ってランクでした。2500円のランチって微妙なクラスで、それほど豪華で

はないけれど、そこそこ充実した内容を期待するよね。その意味ではかろうじて合格点かな。それよりサービスが今ひとつ。まだ食べ終わっていない皿を勝手に下げるし、乱暴に

皿を運ぶものだから派手に床に落としてしまうし、何だかちぐはぐで、落ち着かない接客

なの。一流ホテルなんだから、もっとスマートにフレンドリーに客に接してほしいわ。

笑顔もなかったしね。わたしたちは、久しぶりに喋るのが目的だったけれど、単純にそこ

で食べるのが目的だったら、随分と失望したと思う。

 

せっかく来店したお客に満足してもらうのが大切。もっと気を入れてのぞんでよね。緊張

感が足らないのだと思います。昔は一流ホテルって、さすがと思わせる接客が見られたの

に、これじゃ街中のファミレスと変わりません。もっとプライドを持ってしっかりとして

ください。

                     2010年10月3日   ・・・続く

 

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