投稿者「pc-network」のアーカイブ

67 ”また春が、そして首手足長い病“・・・の巻き

col_ca_pic.gif

col_ca_btn_a.gif あら、ココちゃん。相変わらず元気そうですね。

col_ca_btn_c.gif 元気に見えるとしたら、それはワタシの努力のせいです。なぜか涙が                  出てきて。(;_;)/~~~  

col_ca_btn_a.gif 何かありましたか?そういえばお目めがうるんでますね。色っぽい!

col_ca_btn_c.gif・・・鼻も出るし、クシャミは止まらない。

col_ca_btn_a.gif それって、花粉症でしょ? 大丈夫、連休前には治りますから。

col_ca_btn_c.gif・・・それまで生きてられない。

col_ca_btn_a.gif 大丈夫。ココちゃんはあと100年は生きます。ボクが保証します!

col_ca_btn_c.gif  ワタシをカメと間違っておるじゃろ。

col_ca_btn_a.gif  とんでもない。でもココちゃん。なんだか首が長くなってません?

col_ca_btn_c.gif  ワタシを鶴と間違っておるのか。

col_ca_btn_a.gif いいじゃないですか。カメでも鶴でも。どちらにしてもめでたいし、                長生き!(^^)!

col_ca_btn_c.gif   あああ、また涙が出てきたぁ。

col_ca_btn_a.gif だから、花粉症ですって。メンソレータムを鼻の中にぬっておけば
             そ のうち楽になりますよ。

col_ca_btn_c.gif ・・・・・もうメンソレータム三瓶使った。でもくしゃみも涙も鼻も
             止まらない。コラッ。責任者出てこい!

col_ca_btn_a.gif  多分、効かないのはココちゃんだけですよ。とてもよく効く薬です。

col_ca_btn_c.gif でも、ワタシの首が長くなった、というのは鋭い観察眼じゃな。

col_ca_btn_a.gifほんとに長くなったんですか。病院に行ったほうがいいですよ。
        そんな病気があるかわかりませんけど、ちょっとやばくないですか。

col_ca_btn_c.gif バカもん。そんな病気があるわけないじゃろ。どこに首が伸びた
              病人がおる。痩せただけじゃ。

col_ca_btn_a.gif あらま、痩せた?そういえば、手足も長くなったような。やはり
              病院に行ったほうが。首手足長い病、というのあるんですよ、
             きっと。何なら連れていってあげますよ。

col_ca_btn_c.gif いらない!食べたら首も手足も短くなる!

col_ca_btn_a.gif やはりそこにきましたか。美味しいもの食べたら、花粉症も治るし、
           伸びた首も手足も、もとに戻るって?

col_ca_btn_c.gif 高い確率でそうなると思う。絶対に元気になる。約束します。
              元の素敵で愛らしい元気なココに戻ります。(#^.^#)

col_ca_btn_a.gif 今でも可愛らしいですよ。でもボク、今日フトコロが温かいので
              なんでも奢っちゃいますよ。何がいいですか?

 col_ca_btn_c.gif 桜餅に桃せんべいにいちごソフトクリームに蜜柑シャーベット。

col_ca_btn_a.gif   甘いものだらけですね。歯、悪くなりますよ。

col_ca_btn_c.gif これらは前菜。これからが本番。焼肉に天ぷらに串カツにとんかつ!

col_ca_btn_a.gif お腹、悪くなりますよ。でもいいです。ココちゃんの首手足
              長い病が治るだけで、ボクは幸せですから。

 (なんだか、アルくん、大人になったねぇ・・)   

カテゴリー: ココちゃん、アルくんの食い意地マンダン |

食文化の豆知識192 食文化の現状171 (食の好みの変化)

col_g_pic.gif

食文化の豆知識192 食文化の現状171(食の好みの変化) 

大それた信条があるわけでもないのに、「食文化研究会」というアカデミックな名の元、かれこれ20年間ほど、数人が集まっての会食が続いています。当初こそ、話題の店や人気店、個性的な店などを選んで、勉強会的な色合いがありましたが、今では楽しい食事会?と気楽な会となりました。そして訪問店も微妙にというか、あきらかにというか、変化が出てきました。要するに参加者の食の好みが変わってきた?そうなのです。皆、年齢を重ねたのです。フレンチから和食へ。話題店から親しみやすい店へ。そしてアルコール類もワインから焼酎へ。何のことはない。年配者の好みへとまっしぐら。それはそれで自然な成り行きなのだと思って、楽しんでいます。 

で、先日の友人との会話の中で、若い人たちとの会食でかれらの声を聞くとフランス料理が人気なのだと。主に女性群からの希望が多いのだとか。最近はアッサリ系のフレンチが主流とはいえ、やはり食材やソースは濃厚かつヘビーです。若さが要求するのかもしれません。そういえば自分も、グラタンや生クリームを好んで食べている時代がありました。今?とてもとても。フレンチは長い間、口にしていません。食の好みは変化していくのでしょう。中にはお年を召しても、濃厚な料理を好む方もおられますが、おおむね、馴染みやすい和食か、体に優しい中華か、もしくは万人が好む?焼肉系かなどにに集約していくようです。自宅での食生活も変化していきます。我が家の場合、まず1品の量が減っていき、和食系が増えてきます。その分、逆に品数は増える傾向があります。そう、いろいろなものを少しずつ食べたい。だから全体量は減っても食費は減らない。あれまあ、という感じですが、食は生活の根幹。内容は変化しつつも、やはりいつまでも楽しみの元でありたいものです。 

食生活アドバイザー 間島万梨子

カテゴリー: 食文化の豆知識 |

【その190】某月某日「食べてるか、何かを作ってる映像ばかり・・」の巻き

col_n_pic.gif

OL N子の勝手リサーチ 190

     “食べてるか、何かを作ってる映像ばかり”の巻き

日本のテレビは、食べ物を扱わなければ罰則じゃ!って規則があるん?といいたいくらい、食べ物関連の番組が多いよね。どこを回しても、だれかがなにかを食べてるぞ。人間は毎日毎日、何かを食べて生きてるわけで、それだけ視聴者の感心も強いのかな?よう知らんけど・・。かくいう私も食をメインに、あーじゃこーじゃと、文句たれたり褒めたりしてるわけだけど、食べてる場面ばかり流し続けるテレビって一体?天下のメディアであるテレビが、食べることばかり追いかけてもいかんじゃろ、と思いますのよ。そういえばユーチューブでも、個人の生活紹介内容はキッチンでなにかを作っていらっしゃる映像が多く流れてますわ。別に料理番組でもなさそうなのに、なぜか包丁で切ったりはったりしている場面がやけに多いのでかなり飽きるよね。飽きない?楽しいって?失礼いたしました!ま、別に見なきゃいいわけで、文句言うほどのことでもないんだけど、発信する内容が心に染みるものはキッチンで料理を作ってる映像は流れてません。ほんとつくづく思うんだけど、だれもが映像発信できる世の中なんだね。自家製ミニテレビ局のようなもの。で、時に、飲食店で自分以外のおはし舐めたり、醤油さし舐めたりのいたずら画面を発信して、エライ騒ぎになるはめに。テーブル上に常時用意してあった調味料ボックスが姿を消して、その都度スタッフが最小限のものを持参するようになった飲食店が増えたのも、危機回避なんだね。ホント、映像を流した方も、流された方も、違う意味で大変だ。気を付けましょう!やっていいことと、いけないことがあるんだよ、とお姉さんは言いたい。その点、動物ものは罪が無くて、素直に楽しめるので人気があるみたいね。発信数がとても多いので、人気度ランキングもあって、まさに百花繚乱。でも、“捨て猫を拾って育てました。汚かった猫がこんなに綺麗になりました“的な映像もやけに多いよね。そのうち、内容も選別されて、テレビもユーチューブも整理されてくるのかな。

・・・・続く。某月某日

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

顧客満足の複雑さ 171(期待する利用客は)

      顧客満足の複雑さ171「期待する利用客は」  

もう10数年前のことになるが、米最大手の旅行サイトを運営するエクスペディアが実施した、観光客の評判ランク付けアンケート結果が話題になったことがある。詳細は覚えていないが、世界28か国を対象として、各国1500人以上のホテルマネージャーに、客としてもっとも歓迎する国民をランク付けしてもらったところ、日本が1位を獲得したのだ。理由としては・行儀が良い・礼儀正しい・もの静か・不平を言わない・部屋を綺麗に使う・などが評価されたのだという。下位に沈んだのはフランス・ロシア・イギリス・インドなどで、一様に偉そうな態度でうるさいし、部屋を汚し、不平が多いという評価だった。ちなみにおひざ元のアメリカはチップの気前の良さで、中位に食い込んだらしい。現職のホテルマネージャーへのアンケート結果ということで、当時はずいぶんと話題になったが、その後継続して調査が実施された形跡はない。下位に沈んだ国々からの横やりが入ったか、嫌がらせがあったかは明らかではないが、なるほどと、国民性の違いに妙に納得した結果ではあった。ただ、観光客として歓迎する国民の一位に選ばれたことはさほど喜ばしいことではなく、ホテル側にとって扱いやすい大人しい客ということだろう。むしろ下位の国々の観光客への対応を重ねることで、ホテルマネージャーとしての接客技量を磨けるはずだ。彼らの自己主張の強さとしたたかさ、いざというときの粘り・交渉力・などを、かえって際立たせたのだ、という印象は今も変わっていない。もしも今、同じ形での調査が実施されてもほぼ同じような結果が出るかもしれないと思うと、愉快にはなる。国民性はそうは簡単には変わらない。その時点では、観光客として少数派であるがゆえに調査対象には入っていなかった中国はどんなランクに収まるだろう。 

さて、上記の結果を十分に享受していたのは、国内の宿泊施設や飲食店・観光施設ということになる。海外観光客が押し寄せたコロナ禍前の3年間ほどを抜きにして、世界的に評判の良い顧客を主に相手にしていたのだ。ストレスは少なかったはずだ。今こそ、時々とんでもない客の実情が明らかにされることもあるが、総じて日本人客は大人しい。自分自身、国内旅行での宿泊先で、他客の騒々しさや傍若無人さにストレスを感じたことは無い。ビジネスホテルで夜間、アジア人客が大声で仲間の部屋を行き来するのには参ったことがあるが、日本人客と階を分けるといったホテル側の配慮が行き届き、ストレスは減った。世界的にコロナ禍が収まり、海外観光客の出足が戻ってきたのは喜ばしいことではあるが、母国の客がいかに扱いやすい上客であるかの再認識が求められよう。さほど手はかからず、部屋も不必要に汚さず、温泉でもマナーを守り、むやみやたらに騒がない。もしも、その日本人客さえをも満足さえ得ていなかったのだとしたら、海外客を満足させ得るなど、ビジネスの根幹としてあり得ない話だ。まずは自国民の満足度をあげる力を付けねばならない。コロナ禍前の繁華街の大規模ドラッグストアで、日本人客と分かるとあごで隅のレジに追いやられたことを思い出す。外国人による経営だったらしいが、その店はコロナ禍で姿を消した。また復活するのだろうか。

   2023年3月1日 間島

カテゴリー: 顧客満足の複雑さ |

食文化の豆知識191 食文化の現状170 (待ち遠しい春の食材)

col_g_pic.gif

食文化の豆知識191 食文化の現状170(待ち遠しい春の食材)

暦の上ではとっくに立春は過ぎましたが、相変わらずの寒さです。やはり肌で感じる春は、3月のお彼岸を過ぎた頃でしょうか。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。本当に昔の人の教えはすごい。ただスーパーには徐々に春の食材が並び始めました。フキ、菜の花、ソラマメ、新玉ねぎ、あたりが出始めました。小さな新ジャガイモもうれしい。甘く煮っ転がしにした新ジャガはまさに春の味わいです。春キャベツも柔らかく、ばりばり生でいただけます。そしてあの食材。まだ姿を見せませんが、タケノコ!。こればかりは人間が早めに育てる、というわけにもいかないようで、出てくれるのを待つばかりです。それも絶妙のタイミングで掘らなくてはならず、やきもきするところでしょう。生で食べられる貴重なタケノコは、簡単には手に入りませんが、アクを抜いて醤油・みりんで薄味に仕上げたタケノコの煮物も実に美味しい。まさに春の味です。今から楽しみなことです。春といえば、魚も楽しみです。新子が出始め、サワラや桜鯛、それに初カツオも店頭に並びます。果物は?やはりイチゴでしょうか。いろいろな柑橘類がそろうのもうれしい。それぞれ味わいが異なるので好みの種類をみつけるのも楽しみです。

 こう並べていくと、すべて国産ものです。やはり旬を味わえるのは国産、それも地元産ということでしょうか。歓迎すべきことです。そこで先日利用した美容院のスタッフさんの言葉を思い出しました。“日本って海に囲まれた島国なのに、スーパーに行けば魚の半分以上が輸入物なのは何故でしょうね“まっとうな感想です。その問いに対する的確な返答はなかなかに難しい。私も正しい答えを知っているわけでもありませんが、複合要因がからみあって、今の日本の漁獲高の減少をもたらしているのでしょう。乱獲・漁業関係者の高齢化・養殖事業の停滞・etc。農作物の自給率の低さとあいまって、まさにここ数年は日本の食品自給率アップへ向けての本気度が試されます。他国はすべて自国第一。いざとなればエネルギーも食料もストップする恐れは十分にあるのです。さてはて、大胆な政策が取れるでしょうか。臆病という名のもとの慎重さでは、成果を手にすることはかなわないでしょう。

食生活アドバイザー 間島万梨子

カテゴリー: 食文化の豆知識 |

【その189】某月某日 ”どこも一杯、フレンドリー!・・・ ”の巻き

col_n_pic.gif

     “どこも一杯、フレンドリー!”の巻き

今冬は寒いったらありゃしない、と縮こまっていたら、ありゃま何となく春の息吹が。梅はほころび、福寿草が咲き出し、そして雑草もにょきにょきと。このやろ、今のうちに引きぬいてポイ。ゴメン、せっかく出てきたのにね、でも許しませんわよ。ってな日常でやんすが、先日久々に血液検査に行ってびっくりしましたわ。いや別にどってことないんだけれど、ま、定期検査ってやつね。コロナ禍で病院も外来は暇だったようだけど、ここにきてどっとお客さんが増えたみたい。まあいるわいるわ。まるで難民村のよう。行ったことないけど、多分そんな感じ。皆、元気そうな顔してるのに、やっぱどっか気になることがあるんでしょうか。5列ほどの採血場はてんやわんやの忙しさで、看護師さんたちは腕まくりして眼の色変えて(変えてません)次から次へと、とても優しいフレンドリーな対応でこなしておられましたわ。皆、異常がなければいいね。

で、気を取り直して本日の店は大阪の食材をメインに食べさせてくれる和食店。6時に入ったとたん、あとからくるわくるわお客さんが採血に。もとい、うまいもん食べに。あっという間に30席ほどが満席に。病院も飲食店も人が多いんだ、と不思議な納得感。その店は評判にたがわず、素朴ながら優しい和食で身も心もほっこり。雰囲気もスタッフも気取っていないので、とてもリラックスできましたわ。ほんと、飲食店って病院以上の癒し効果があるよね。元気になりました。できれば毎日、こんな店に行きたいけど、財布が持ちませんわ。で、思いだしました。かつて訪問した店を。フレンチレストランで綺麗な内装なんだけど、スタッフの表情が硬く、何か怒ってんの?気分悪い?家で嫌なことあったん?体の調子悪いん?血液検査したら?って、言いたくなるような感じだった。フレンチレストランでも、フレンドリーな店もあるから、そこは店の経営スタイルそのものが硬かったんだろうね。今は閉店したと聞いたわ。やはり飲食店ってお客さんに喜んで帰ってもらってこそ、繁盛するんだよな、と再認識した次第。先の満員御礼の病院も確かに、フレンドリー。でももう当分は行きませんわよ。

・・・・続く。某月某日

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

顧客満足の複雑さ 170(自宅にないものの提供)

      顧客満足の複雑さ170「自宅に無いものの提供」  

住宅の写真本を見るのが好きだ。これから家を建てる計画など全く無いが、間取りやそれぞれの内装を見るのは楽しい。具体的に参考にしたい、などという実利を抜きにしても、眼の保養になるので、気分転換には最適なのだ。そこに載っているのは一様に広々としたすっきり空間で、調度品や雑貨が少ない。いわゆる無個性ともいえるインテリアが多い。中には、にぎやかな装飾に囲まれた、楽しそうな部屋をもつ家もあるが、大体が落ち着いた雰囲気の部屋だ。見ていて、多くがまさしくホテルライクなインテリアなのだと気づいた。特に水回りはモノトーンが好まれ、必要以外の装飾がない。キッチンも無駄なものが出ていない。ほとんどの小物は収納されている。トイレ・洗面もすっきりとした色彩で統一され、トイレマットや便座カバー、化粧品などは一切見られず、一輪の花だけがその場所の色を制する、という心憎さだ。こんな生活感が無い内装ではかえって落ち着かないのでは、との危惧は杞憂に終わりそうで、シンプルインテリアライフはこれから家を建てる若い人のバイブルらしい。日々、あれやこれや雑多なものに囲まれている身にとっては、あこがれに終わってしまうが、これは確かなブームであり、傾向であるようだ。ホテルライク志向は今後ますます高まっていくだろう。 

ならば、これからの宿泊施設は高度な付加価値が求められよう。昔から、ホテル・旅館の売りは、非日常空間の提供にあるからだ。広々とした温浴施設や美しい料理の数々は自宅では経験しにくいので大きな魅力になり得るが、肝心の部屋で惹きつけるとなると、なかなか難しい時代に入る。自宅でベッドにこだわり、寝具にこだわる層はこれからも増え続けるだろうし、抜群の収納力でもってリビングも水回りも、すっきりとシンプルにまとめられた、ホテル並みの環境下で住む人達たちが増えている。わが身のことになるが、中学生のときの家族旅行で、いわゆるクラシックホテルに泊めてもらったことがある。生まれて初めてのベッドに体が沈みそうなソファ、凝った内装、すべてが経験したことのない洋式の豪華さに、高揚感を覚えたのを記憶している。もしも今、再訪したならその時のように感動できるだろうか。そうなのだ。人が非日常空間に惹きつけられるのは古今変わらない。ならば逆手の発想もあり得る。我々が失った古き良き日本文化を結集した奥ゆかしい部屋。欄間や床の間、広い縁側に障子-襖のある部屋。それらはもはや旅館にしか存在しそうにない。昭和レトロを再現した部屋も一興となる。人は現在から過去へ、または未来へ遊びたがる。それなら徹底して、人々の意識下にある願望に応えていくことも求められよう。                          2023年2月1日 間島

カテゴリー: 顧客満足の複雑さ |

食文化の豆知識190 食文化の現状169(光熱費高騰はいつまで?)

col_g_pic.gif

食文化の豆知識190 食文化の現状169(光熱費高騰はいつまで?)

 世は節電一色です。家庭での節電は勿論、企業も節電に取り組んでいます。それだけ、電気代が高騰しているのです。我が家でも、この1月の前年同月比使用量は647kWhも減少しているのに、請求金額は昨年とほぼ同額予想となりました。昨年12月は、前年の12月より使用量が293kWh低いものの、4800円の増額請求でした。kWhとは、1kWの電力を1時間使用した場合の電力量です。647kWhもの減少は、日々努力の?賜物です。それでも請求金額は変わらない。燃料費調整額として1万円以上の徴収、加えて再エネ促進賦課金と称して、5千円以上もの徴収金があるからで、その率も毎年上がっています。燃料費調整額はいわゆる光熱費値上げですが、再エネ促進賦課金とは他人他社様の太陽エネルギー設置費用の一部を負担しているわけです。我が家はオール電化エコキュートで、これ以上の良い選択肢はありません。当分は日々努力が必要になりそうです。これでも一部のヨーロッパ諸国と比べるとましな上昇率なのでしょうか。 

スーパーマーケットも節電の波が押し寄せています。光熱費の暴騰は避けたいのは分かりますが、なんとも暗い。商品が暗く沈み、消費意欲をそがれます。やはり、明るく輝いてこその商品陳列棚であると、痛感しました。百貨店も同様の事態なのでしょうか。最近、とんと百貨店には足を向けていないので実情はわかりませんが、暗い百貨店?想像しただけで憂うつな気分になりそうです。光熱費の高騰は理由があり、複雑な要因がからみあっているのでしょうが、食料とエネルギーの安定供給は国の根幹の役目でもあるのです。さて、どのような策でもって、光熱費高騰の波を抑えられるのか、お手並み拝見といきましょうか。

食生活アドバイザー 間島万梨子

カテゴリー: 食文化の豆知識 |

【その188】某月某日 ”皆、元気にみえるんだけど・・・ ”の巻き

col_n_pic.gif

     “皆、元気に見えるんだけど”の巻き

あけおめ、ことよろ。さてさて、今年はどんな年になるんだろう。お願いだから、“今年は世界も日本も、まずまずな年だったね”で、終わらせてよ。ほんとに頼むよん。って、無理な話?少なくとも、昨年よりは公私ともに穏やかな一年であってほしいわ。公はわかるけど、私はなんだったのって?いや、たいしたことありゃしまへん。多分、普通の人が普通に経験することざんす。

で、ささやかな新年会を1人で、もとい3人で、心斎橋界隈で催しましたんでございますが、外国人観光客の多いことったら。右見ても左見ても上見ても下見ても(右左だけです!)、元気な観光客らしき人たちが。ほとんどがアジア系の人たちで、欧米人とくらべて日本には馴染んだ顔つきだけれど、やっぱ違うのよね。どこがどうといわれても難しいわ。そうそう、話している言葉が違うからわかる。それって当たり前だろう!スミマセン。正月早々、海外旅行できていいな、とウラヤマシイですわ。精一杯、楽しんでおくれやす。

新年会はわりと有名な焼き鳥店で、店はほどなく満席状態。まずまずの価格帯の店なのに、若い客が多いことったら。びっくりぽんよ。でも見れば、女性同士か男女カップルが多くて、男性同士はそのときは見られなかったわ。女性は味にうるさく、美味しい店をよく知っているんだなと、再認識した次第。横席の4人女性グループは、元気いっぱいに高額そうなワインをぐびぐびと。すごい。我々は焼酎のお湯わりをちびちびと。この差はなんなん?はい、ほかの人たちは皆、金持ちだってことが分かりましたよ。焼き鳥は評判にたがわず美味しゅうございました。もう一回、行きたい。勝手に行けって?行きますとも。お小遣いためて。今年も、美味しい料理にお会いしたい。なんと小さな希望でしょう。もっと知的かつ複眼的、かつ大局的な希望をもつべき!はあ、がんばりますぅ。

・・・・続く。某月某日

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

顧客満足の複雑さ169(自給体制の確立は急務)

      顧客満足の複雑さ169「自給体制の確立は急務」  

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

やはり新年のごあいさつとしては、ほかの文言がみつからない。乱れる世界情勢の中で、この言葉を発することができる国に生きていることに感謝したい。どうか今年はコロナの5類化への移行に伴い、平常な生活が戻りますように。そしてウクライナの人々が暖かい備えで、厳しい冬の生活を迎えられますように。 

さて、ウクライナ危機は周辺国のみならず、多くの国に危機意識を共有させた。日本でもウクライナ危機をきっかけに食料や肥料の多くを輸入に頼るリスクが表面化したという。笑わせないでほしい。食料の自給は、何かをきっかけにその重要性に気づくような問題ではない。国の根幹を支える最重要課題のひとつであり、平時から死に物狂いの政策・対策が必要なのに、具体的に何をしてきたのか。国民に“米を食べましょう“と呼びかければ、それで自給率があがると本気で思っているのかにわかには信じがたい。多分、有益な方策はわかっているのだろう。でも実施できていない。反対を恐れ、抵抗を恐れ、メディアを恐れ、これといった手を打てないままに、米を食べなくなった国民のせいにする?自給できているのは米飯だけで、他はオールアウトだ。大豆の自給率は全体で6%。食品用に限っていえば20%前後。大豆から豆腐、味噌、醤油が作られる。まさに日本の食卓には欠かせない大切な食材がわずか20%の自給率でまかなわれているのだ。ただジャガイモに関しては日本は健闘しているらしい。北海道での大規模生産が功を奏して、世界でも上位の生産額を誇っている。そういうことで、農業はもはや大規模化と機械化の両輪なくして、成り立たないということだ。 

一定の規模以上での農地に限って税の優遇措置が施されるべきで、あまりに小規模な農地は家庭菜園並みに扱うことで、生産可能土地の集約化を図らねばならない。零細農家を弱者扱いして助成し続けることが、日本の農業を発展させ得るだろうか。企業化による生産能力の向上や働く人の待遇改善を図る以外に、日本の食料自給率の向上は期待できない。経済的有利さで不足分は他国から買えばいい、で通用する時代は過ぎた。有事となればどの国も自国第一だ。他国に回すものは無いといわれれば、それで万事休す。半導体の国内回帰も極めて重要な政策であるが、食料自給率が無残に低い状態が、いかに国の脆弱化を如実に表しているかの危機感があまりに少ない。 

と、ここで新年の悪夢から目が覚めた。テレビはどの局も数時間もの録画番組を流し続け、NHKのBSで毎朝放送されていた海外ニュース速報もお休みだ。そうなのだ、ただのニュースなのだから、年末年始は社員は休暇を取らねばならない。で、思い出した。コロナ禍真っ最中のとき、民放テレビ局の社員が大宴会を催し、二階から女性が転落した不祥事を。それに関して上層部からの事情説明は聞いたことが無い。もしこれが政治家の集まりであったのなら、メディアからどんな罵詈雑言が聞けたことだろう。MCやコメンテーターたちの顔をゆがめての、罵りぶりを想像するだけで楽しい。            2023年1月1日 間島

カテゴリー: 顧客満足の複雑さ |