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【その116】某月某日  ”どこもかしこもポイントカード・・・ “ の巻き

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OL N子の勝手リサーチ 116

某月某日  “どこもかしこもポイントカード・・・”の巻き

年明けから、つまらんグチだけど、またまた某百貨店のポイントカードが流れてしまいましたわ。ほんま、ここのポイントカードで得したことないわ。もともと、おデパートなどで日常買いする習慣がないので、一年で900ポイントくらいしか貯まらない。でも200円で1ポイントだから、18万円は買い物はしているって勘定。なのにこのポイントは1年で失効するうえに1000ポイントからしか換金(しかもデパートの買物券)できないときているから、換金出来たためしなし。もう捨ててやる! 

物を買えばポイントカードをどうぞ、飲食店でもポイントカード、コンビニもポイントカード、スーパーもポイントカード。で、ざっと10数枚は財布の中に。別に無くしてもいいものだからストレスは少ないけど、この前、靴の修理をしたときにポイントカードをもらったときには、ポイさせてもらいました。だって1年期限のもので、20回で満タン。一回がサービスになるらしい。だれが1年に20回も靴の修理するんでっか? って、さんまさん口調になりましたがな。

一方、お得感のあるポイントカードもございますのよ(お上品にネ)。ときどきランチで利用するお好み焼き店やパスタ店などは気が付けばポイント満タン。で、1食分がサービス。サービスの有効期限も三カ月はあるから、ほぼ利用できてます。今はどこも競争が激しいから、ポイントカードでお得感をアピールしてリピート客を呼び込もうって算段ね。いいんじゃないの。とにかく、ケチなポイントカードはだめです。ある店で満タンになって一食サービス券をもらったのはいいけれど、期限が一カ月!こちらはそんなに暇ではございません。当然にスルー。その店はしばらくして閉店しました。よく利用するスーパーはポイント加点期間が無期限の上に、いつでも1円から換金できるので良心的。先の百貨店と大違い。先日、そのスーパーのサービスセンターで貯まったポイント3万円を換金している方に遭遇。ひえええ、一体どんだけ買物したの?何度計算しても、600万円のお買い物の結果ざんす。スゴイ・・コワイ・・。

                         2016年1月9日・・・続く

 

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【第125回】 食環境の現状(104)おせちは昔のままで

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食文化の豆知識 125 食文化の現状104(おせちは昔のままで)

我が家でも年始の食様式は随分と変わった。子供の頃は31日の除夜の鐘を聞くまで、台所では母がおせち作りで忙しく動き回っていた。その代りというか、三が日はおせちと雑煮が続き、その間は料理や買い物から解放されて過ごすのが常であったが、今はどうだろう。おせちは元旦のみで飽きてしまい、2日目から鍋料理や揚げ物などが食卓をにぎわす。材料に不足があれば大手スーパーが元旦から開いているし、開店している飲食店にも事欠かない。これを風情が無くなったとみるか、便利になったとみるかはそれぞれだろう。

 

さて、おせち料理だが、実によくできた料理群だと思う。もともとは節供料理から由来しているが、それぞれに意味があり、何より日持ちがする。そして冷めてもそれなりに美味しい。砂糖やお酢を多使用し、乾物類も多いので数日間は大丈夫なのがいい。今年はおせちの良さを再発見した。というのは珍しさと手抜きもあって、和・洋・中の三段お重のおせちを購入したのだが、特に洋の重は勿体ないが殆どを廃棄するはめになった。内容はと言えば、ローストビーフに豚バラ肉ケチャップ煮、鴨肉と豪華ではあるが、冷めた状態では脂肪分がなかなかに食べ辛いし、野菜はサラダ感覚で変わり映えしない。それに比べ、和の重は黒豆や田作りに数の子、かまぼこに鯛酢づけ、海老甘辛煮と、冷めてもそれなりに美味しくいただけた。

 

やはり、昔からの伝統食は風土に合っているのだと痛感した。中の重は、中華料理の魅力が詰まっており、冷えていてもそれなりに楽しめるものだった。今回の反省を含めて、来年は代表的おせち数種のみで元旦を祝い、すみやかに鍋料理や熱々のステーキ(予算が合えばだが)に移行しようと計画したが、これは鬼の笑い声が聞こえてきた。

 

1月9日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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【その115】某月某日  ”やはり12月はクリスマス特価?・・・ “ の巻き

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某月某日  “やはり12月はクリスマス特価?・・・”の巻き

今年も12月がやってきました!いや、ほっといても順番に来るんです。12月自体は、極めて自然に、何の傲慢さも無く、静かに来るんですけど、手ぐすね引いて待ち受ける方々がにぎやかすぎるってことね。そう、儲けたい企業や店がここぞとばかり、商戦を張り巡らせる。そりゃそうだわ。ここで儲けなければどうするのってな話になるのは、当然かも。世界的に12月は、皆の財布がゆるむことになっていますので、待ち受ける企業や店側も、財布の中身争奪戦に入るわけです。ま、景気浮揚の大切な月であることは
確かです。 

でもね、他がやるからうちも、ってな商戦が多すぎて笑ってしまうこともあるのよね。
フレンチやイタリアンレストランのメニューが12月21日頃から25日にかけて、特別特価クリスマス仕様に早変わり。この期間は平常のメニューはいただけないらしい。皆、この時期、高い料理を食べたいの?大切な人と?この期間、外で豪華に食事したいという人達がそんなにいるのかな。わたしだったら、馬鹿らしくてその期間は外すわ。夢がないだけだろうって?ううん、そうでもないのよね。クリスマスに興味が無いだけなの。確かに夢がない、ってことになるのかな。正月の用意は、まともにきちんとするので、別段、世を拗ねてるわけでもないんだけど・・。ま、高い値段でもOKな人をキャッチすれば店は儲かってうれしいので、周りが文句言うこともないですわね。ホホホっ。でも、クリスマスシーズンの特別料金って、日本ぐらいだと思う。だって本場のキリスト教国では、24日は家族で静かに家で過ごす日で、街で豪華な食事をいただくことは無いみたい。
どちらも楽しけりゃいいんだけどね。 

昨日、いつものパスタ店に行って驚いた。クリスマス特別メニューの案内があるのですわ。リーズナブルかつ極めて普通の雰囲気の店が、4980円のコースを用意するんだって。他店のように、平常メニューが無くなるわけではなさそうなので、どうでもいいんだけど、だれが注文するんだろう。シーズンが終わってから、店の子に聞きたくなるわ。
クリスマスだからって、特別に高い料金を支払って、コース料理など食べたくない、
ビンボーな人間のグチでした。それより、てっちりとカニは食べるぞお!

                         2015年12月8日・・・続く

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【第124回】 食環境の現状(103)分かりやすい店の所在図

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食文化の豆知識 124 食文化の現状103(分かりやすい店の所在図)      

これだけメジャーになると、固有名詞を出してもいいでしょう。飲食店紹介サイトです。主に参考にさせて頂いているのは“ぐるなび”と”食べログ“です。他にも飲食店紹介サイトは、企業や個人発信交えてまさに百花繚乱ですが、上記の二つは組織力もあり、うまく構成されているように思います。大抵の飲食店の情報が掲載され、店のこだわりや価格、雰囲気に至るまでサイト検閲者に伝わってきます。でも微妙に特質が異なるのが面白い。

ご存じ“ぐるなび”は、飲食店の総合情報サイトで、メニューが詳しく紹介されているのが強みです。勿論、価格も詳細に分かり、店内外の雰囲気もつかめますし、その店のコンセプトや料理へのこだわりまでもアピールされているので、自分の予算や好みで選択しやすいというメリットがあります。一方“食べログ”は、利用者の視点で構成され、綜合評価が点数で表示されます。よって、店の人気度や充実度が判断しやすいという利点があります。ただあくまで利用者の評価採点の形を取っているので、その結果に多少の操作が無いとも限りません。でも今まで、食べログでの高評価を見て訪問した店には、大きなはずれは無かったので、まずは信用できるのではないでしょうか。詳しいメニュー内容や席構成が分かりにくいのが難と言えば難でしょう。結局、この二つのサイトを同時に参考にしながら、望む情報を得るというスタイルが定着しました。いいとこどりです。 

不満点としては、二つに共通する地図の形です。どちらもグーグル・ゼンリンからの提供で、いささか見にくいというか、分かりづらいものがあります。その店の周辺状況や最寄りの交通手段からのアクセスがはっきりしません。単に、私が地図を読めないのかもしれませんが、例えば、大阪市内であれば○○通りの記載が欲しいところですし、周辺の目立つ商業施設の記載も手薄です。全体地図からその店の所在をピンポイント式に表示する
スタイルなので、分かりにくいのはやむを得ないかもしれません。そういうときに役に立つのは、店が作成している独自のホームページ上の地図です。何しろ、自店のみへの誘導なので、大体が非常に分かりやすく仕上がっています。ところが最近、自店ホームページ上でも、グーグルやヤフーの地図を堂々と載せているところが目立ってきました。何をか言わんやです。やはり、ゲストに分かりやすく表示した、親切でシンプルかつ美しい所在図でもって、店へ誘ってほしいものです。

                12月5日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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【その114】某月某日  ”飲食店は厳しい?・・・ “ の巻き

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某月某日  “ 飲食店は厳しい?”・・・の巻き 

商売は厳しい社会だな、と思うことが多いよね。この世はやはり競争社会で、
特に飲食店の栄枯盛衰は著しいと思う。ワタシなど、はなから競争の世界なんぞに
参加しておらんからストレスも無いけど、当事者は大変だろうな、と思うことが
しばしばですわ。2年前に訪問した著名なフレンチレストランが最近閉店したとの
ニュースを見て、驚くやら、やっぱりなと妙に納得するやら。そうなのね。
やはり閉店にいたる萌芽がすでにその時点であったようなの。今、考えるとね。
つまり、滅びの予感ね。きゃっ、すごいこと言ってる!

まず、値段が高いと感じたこと。メインディッシュが魅力に乏しかったこと。
そして何より、接客にフレンドリーさがなく傲慢さが見え隠れしたこと。つまり、
ダメな三拍子だったのですら。閉店は時間の問題だったのかもしれない。
でもね、店はビルの最上階にあって、大きな窓からの夜景の見事さは素晴らしいの
一言で、それだけでも値打ちがあったわ。店内のインテリアもなかなかいけてたし。
そうなの、ハードは抜群だけど、ソフトがペケだったってわけ。 

飲食店が閉店する理由はさまざまだけど、直接の原因は売上不足よね。で、何で
売上不足になっているのか、客から見れば、理由ははっきりと分かるケースが多い。
ほんま、なんでやねん、って思う店が、やはり近い未来に閉店に追い込まれている。
これってほとんどの人が経験していると思うわ。店だけが分からなかったってことね。
当事者は目が曇ってしまうのかな。でも一つだけ、共通の理由があって、それは
“お客さんに喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい“という視点が欠けているという
点だと思う。レストランで、料理に魅力が無かったら致命的だし、接客が冷たかったら
二度と来ないし、分かり切っているのに、気づかない。値付けも大切。“これをいくらで
売ります”が商売の基本なので、その値段を受け入れてもらえなければ、アウト。
商売の基本なのに、それが難しいのよね。客の立場で良かった。とてもワタシには商売は
できませんわ。ハイ。

                     2015年11月9日・・・続く

 

 

 

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【第123回】 食環境の現状(102)ずっと未来のTPP

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食文化の豆知識 123 食文化の現状102(ずっと未来のTPP) 

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が大筋合意したとか。各国の思惑や国益の相違を
何とか治めて合意に至ったようで、まずは良かったのではないでしょうか。
貿易に関しては一人勝ちはなかなかに難しく、ましてそれなりの国力を持った国々を
納得させる内容に到達するのは、並大抵のことではないと思います。早速、新聞紙上
では、国内の関連産業をいかに守るか、どういうリスクがあるのかと、かまびすしい
論調であふれています。でも、交渉分野それぞれの合意内容の現実化はほぼ数年後で、
長いものは10数年!をかけて達成するというもので、毎日あくせくと暮らしている
身にとっては、そんな先のことはどうでもいいわ、ってな無責任な気になってしまい
ます。また、解説内容のほとんどは国内関連産業の危機をあおるもので、何と、悲観的
な論調かと、こちらまで暗い気分になってしまいます。どうして、これをチャンスに
転換する前向きなとらえ方が出来ないのでしょうか。とにかく体制への反対や批判が
新聞の役目?だからでしょうか。

 

というのも、海外旅行でいつも感じるのは、日本の食の豊かさと上質さだからです。
勿論、数少ない海外旅行での経験のみですが、それでも日本の農産物の質の高さは
もっと自信を持ってもいいと思うのです。売り込むチャンスです。
果物も野菜も、畜産物も、コメも、かなりいい線をいっています。外国で食べたブドウ
のまずさ、トマトの味気無さ、レタスのごわごわした固さ、いちごのまずさ等々、
枚挙にいとまがありません。果物では、唯一南国のそれは日本では味わえない芳醇さに
満ちていますが、それ以外はほぼ日本の圧勝です。
根拠のない自信?にあふれた諸外国の人々を見るにつけ、我が国の謙虚さがいとおしく
なりますが、やはりもう少し、自信を持ってもいい。日本の力はたいしたものです。
傲慢さはいただけませんが、ごく普通の前向きさと自信と覚悟を持っていたいものです。TPPもチャンスととらえ、慎重さを踏まえつつ良い方向へ進んでいって欲しいと思って
います。

 

11月9日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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ホテル&レストラントピックス

ホテル&レストラントピックス

発信 間島 万梨子

  • 淡路ビーフ グランドチャンピオン牛落札 特別宿泊プラン販売

 ホテルニューアワジグループ

ホテルニューアワジは、2015年10月4日に、あわじ肉牛共進会で最も高い評価の

名誉賞を受賞した、グランドチャンピオン牛・拓巳号を一頭丸ごと¥2,200,000

で購入しました。今回、落札した淡路ビーフを楽しめる特別宿泊プランを販売します。 

※淡路ビーフの由来:但馬牛を元に他県産牛との交流を避けて改良を重ね、優秀な血統

を保存継承した、淡路ビーフブランド化推進協議会の基準をクリアした淡路和牛

 

プラン名称 : 比類なき King of Beef 淡路ビーフ

        「チャンピオン牛を味わい尽くす Special Days」

料金    : 19,440円~ (チャンピオン牛の夕食を含む)

        1泊2食プラン料金(2名1室利用時の1名料金)

期間    : 2015年10月31日(土)~12月10日(木)      

販売箇所  :ホテルニューアワジ ヴィラ楽園、ホテルニューアワジ 夢大地、

       淡路夢泉景、夢泉景別荘 天原、プラザ淡路島、夢海游 淡路島、

       海のホテル 島花、渚の荘 花季、あわじ浜離宮、

       神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ(レストランにて販売)

 

お問い合わせは、ホテルニューアワジ グループ予約センター

                                                0799-22-2521

 

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ホテル&レストラントピックス

ホテル&レストラントピックス

ホテル&レストラン トピックス 2015年10月18日

発信 間島 万梨子

  • 「不思議の国のクリスマス2015 スペシャルディナー」神戸ポートピアホテル

神戸ポートピアホテルは、平成27年12月23日(水・祝)~25日(金)の3日間限定で、「不思議の国のクリスマス2015 スペシャルディナー」を開催します。今年は「不思議の国のアリス」が1865年に刊行されてから、150周年にあたり、それを記念して、「不思議の国のアリス」の世界観を体験できるクリスマススペシャルディナーを用意します。また会場は不思議の国が体感できる空間を演出します。期間中は南館4階 セントチャペルにて不思議の国のコンサート(無料・予約制)も実施します。 

「不思議の国のクリスマス2015 スペシャルディナー」概要

 ■期間 : 平成27年12月23日(水・祝)~25日(金)

 ■時間 : 17:00~21:30(LO 20:30)

       ※予約時間 17:00 または 19:30

 ■料金 : ひとり 8,500円(料理・税・サービス料込)

 ■場所 : 南館4階 テラスバンケット レヴァンテ      

    ■メニュー:「ハンプティー・ダンプティー」

                            七面鳥とフォアグラのテリーヌ、壊れたタマゴ

      「食べると大きくなるきのこ、小さくなるきのこ」

        きのこのスープのパイ包み

      「涙の池」鯛と海老の蒸し煮

      「女王の晩餐会の塊肉」

        ローストビーフ、グリーンペッパーソース

      「ハートの女王とチェシャ猫」

        チョコレートムースとフランボワーズのクリーム

      「アリスのお茶会」コーヒー、紅茶またはハーブティー      ほか 

               予約・問い合わせ 078-302-1130

    平日 10:00~19:00 土日祝 10:00~17:00

 

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【その113】某月某日  ”安心できる外食って?・・・ “ の巻き

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某月某日  “安心できる外食って?”・・・の巻き 

昼はほとんど外食してるんだけれど、これがなかなか難しい。値段と内容のバランス、それに栄養度合、清潔度合、欲を言えば美味しさの追求、すべてを吟味して選ぶのが、なかなかに難しい。毎日、たたかいの日々ですわ。勝手にたたかってろって?そうなんです。たかがランチ、されど昼飯ざんすのよ。まず、一食千円以内を目指しているけれど、1300円くらいするところも多いし、安いところは栄養のバランスが悪いし、ブッフェ式も手間がかかるし、そして何より衛生面で首をかしげるシステムもあるし。

サラダ・スープなどをバイキング式にしている某レストラン。いつもお客がそのコーナーの前に集まってわいわい言いながら、好きなのを選んでるのはいいけれど、大声でしゃべるから食材に唾液が飛んでいそうでヤダ。それにドレッシングがいつ作ったんだって感じで不潔そう。野菜もちゃんと洗ってるのか不安。取り皿にも小虫がくっついててヤダ。こうなれば病気です。いいえ、翌日本当にお腹こわしました。原因はこのレストランとしか思えん。家で自分で作ってすぐに食べるのが一番なんだろうけどそういうわけにもいかないし。 

外食して、そのあとお腹の調子が悪くなることって、結構あるのよね。別断、腸が弱いってわけでもないのに。ひどい状態ではないので、やはり油が悪かったのか、食材が古かったのか、衛生面で問題があったのかなどが原因かな。でも、ちと張り込んでいただく夕食時の外食で、お腹をこわしたことは今まで一度も無いのよね。これってすごいことだと思うわ。どっしりとしたフレンチでも中華でも、鮮魚自慢の和食店でも、まずまずの客単価のところで、調子が悪くなったことが無いのは、やはりそれだけ店側が、食材や衛生面で気を使ってるってことだと思う。串カツでも、自分で揚げるタイプの格安店で食べたあとお腹こわしたけど、お高い目の串カツ店ではそんなことあり得ない。油の鮮度の違いかな。これって結局は価格の問題? 何だか、落ち込むよね。安かろう悪かろうって、一昔前の言葉だと思ってたけど、今でも通じるのね。でも時々利用する、人気格安うどん店ではいつも美味しくいただいているから、要は経営者の姿勢かな。当たり前のことだけど、そこに落ち着く感じ。 

                        2015年10月6日・・・続く

 

 

 

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【第122回】 食環境の現状(101)病院食の改善

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食文化の豆知識 122 食文化の現状101(病院食の改善) 

老母が怪我をして入院しました。幸い、快方に向かっていますが、年も年だけにまだ
しばらくは入院生活を余儀なくされそうです。完全介護システムなので安心して任せられるのはありがたいのですが、ネックはやはり入院食への不満です。その病院は高齢者が多いからなのか、いわゆる刻み食がメインなのです。ところが、母は氷もかみ砕こうかというくらいに、何でも噛める。日常は全くの普通食だったので、入院食に食欲が全くわかないという、困った状態が続いています。患者が喉を詰まらせたら困る、咀嚼力が弱くても食べられる、を主として作られた料理は、確かに見た目もパスしたくなります。選択肢が無いのも問題でしょう。 

これは極端な例としても、入院食のまずさに対する不満の声は知人などからもよく聞こえてきます。先日など、乗り合わせたタクシーの運転手さんが、入院食による病院のランク付けをとても熱心に話してくれました。ご自身の経験談なので説得力があり、やはり食に関してのこだわりは深いものだと再認識した次第です。消化器系や糖尿系の患者さんなどは、なにがしかの食制限は必要でしょうが、それ以外の患者さんへの食事はもっと、美味しく提供してほしいものです。料理は栄養が満たされればそれでいいというものではありません。見た目、器、温度、味付け、オリジナル性etcのバランスが取れてこそ、料理なのです。何より、美味しい料理は人を元気にさせます。まさに病院が目的とすべき課題であるはずです。 

ただ近頃は病院側もそれなりの努力はしているようで、二種選択式や若干の価格差を設けたりしているところも出てきました。温度管理もなされているし食事時間も常識許容内におさめています。でもやはり、元気が出るとは言い難い内容が多々見られるのは、何故なのでしょう。こうあるべきだ、との枠にとらわれず、是非民間のシェフや料理人を採用してほしい。彼らはお客さんの満足度にとても敏感です。お役所的発想では、店はつぶれてしまうからです。総合的に改善されつつある日本の病院ですが、まずは美味しく食べてもらえる入院食を目指してほしいものです。あまり美味しすぎて、退院したくなくなるのも困りますが。

        平成27年10月5日  間島万梨子 食生活アドバイザー

 

 

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