【その95】某月某日  ”たまには気取った店もいいものね・・・ “ の巻き

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某月某日  “たまには気取った店もいいものね・・・”の巻き

 

このところ、フードコートや庶民的なうどん店に行く機会が多くて、ワタシも庶民的にな

りすぎたわいと気づいた時点で,即、行動!。ってなわけで、ちょっと気取ったフレンチ

レストランを訪問することに。なんせ、街中に去年オープンした新品高層ビルの37階に

あるんだよん。お値段もなかなかのものだし、さぞかし眺望も見事じゃろと、プリーツス

カートとキラキラスカーフのお気取り取り合わせでいざ出陣。一旦エレベーターを乗り換

えて目指す階に降り立ったワタシの前にはすでに店のスタッフの男性がお出迎え。ひょえ

え、すごい。それもまるでバトラーのような正式なユニフォーム姿で、まるでワタシの為

だけに待っていたような錯覚が。ハイ錯覚です。専用エレベーターなので、降り立つ人は

例外なく、その店に来る人なの。で、常に、張ってるわけ。もとい、お待ちになってるの

よね。そのバトラーのようなスタッフに案内されて、豪華なアプローチを通って、店内到

着。天井には燦々と輝くシャンデリア。中央には華やかな花々が飾られ、きゃっ、素敵。

 

かなり広い店内なので、半分以上の客入りだけど、静かで落ち着いた印象ね。いやあ、ち

っとはお洒落してきていがったああ。ここに、いつもの格好で入ったら、やはり違和感と

いうか、少し肩身の狭い思いをしただろうな、と思いました。ファッションは本当に自由

になったけれど、TPOは、生きてるのね。かつて、本場のオペラホールにジーンズ姿でや

ってきた日本人が顰蹙をかって、色々な意見が行き交ったけれど、他のお客さんへの礼儀

もあるのよね。その場が醸し出す雰囲気に合わせてあげた方が、皆、ハッピーってわけ。

 

で、料理は、その店では最もシンプルなコースをオーダー。同行メンバーは皆、中高年だ

しね。でも、アミューズやら小菓子もあるので、ボリュームは十分だったわ。1品1品が

供されるのが、とてもゆっくりだから、自然に満腹指数が上昇。いやあ、よく考えてるわ。

たっぷり2時間はかかるようになってるのです。料理内容はなんたらかんたら、あーじゃ

こーじゃ、とその都度、丁寧な説明を受けたけど、忘れちまった。でも美味しかったよん。

それでいいのだ、って感じ。たまには、手のかかる、金のかかる、時間もかかる、こんな

ディナーもいいものね。明日は、お好み焼きを食べに行こうっと。

 

2014年3月8日    ・・・続く。

 

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