N子の辛口奉行日記」カテゴリーアーカイブ

給料の殆どを外食に費やす、仕事は2流。でも味覚度自称1流のOL・N子がやさしく店をぶったぎる痛快辛口日誌

【その41】某月某日  ”この頃、聞こえにくいのなんのって・・・・” の巻き

col_n_pic.gif
 

某月某日  “この頃 聞こえにくいのなんのって・・・” の巻き

 

新緑ですねえ。一斉に木々が芽吹いて、浅い緑や深い緑が鮮やかに映えて、山々が生き返

ったみたいです。ワタシも生き返りたいどす。青春よ再び!って、空元気でもいいから、

この新緑の季節を楽しまなくっちゃということで、久しぶりに動物園に行ってきました。

同じく、空元気で頑張ってるK子と一緒に、郊外の公園へ。

 

海に面したとても広々とした園内は、自然を肌で感じられて、いい感じ。動物園って、子

供時代に帰るのよね。レッサーパンダやリスなどの小動物も可愛いし、クマやサルも見て

いて面白い。それに引き替え、ライオンと虎はずっと寝っぱなし。コラ、すこしは愛嬌ふ

りまかんかい! 飛びかかってこんかい! アフリカの草原でも同じこと、言ってみろっ

て? そんなとこ行きません。

 

イルカのショーもお目当て。元気なイルカを見てるとこちらまで元気になるから不思議。

ホント、イルカは健気よね。頭もいいし、顔もステキ。このショーが大人気なのも分かる

わ。でもね、司会進行役の女性のかん高い声が、聞き取れないのよ。早口でしかもキンキ

ン声で、何を言ってるかさっぱり分からない。張り切ってるのはわかるけど、アンタだけ

が楽しんでどうするのよ。K子も全然聞き取れないって言ってました。異様にハイテンシ

ョンで頭が痛くなったよ。毎日、あんな声を聞いてるイルカを尊敬しますよ。

 

で、帰りに最寄りのハンバーガーショップへ。お腹がすいてたから、違う種類のバーガー

を2個ずつとホットコーヒーをオーダー。わあ、そこでも頭が痛くなった。オーダーを繰

り返す女の子の声が、超早口でキンキン声で、ちっとも聞き取れない。こちらは、はあん、

とうなずくばかり。なんで、そんなかん高いの? 年取って耳が遠くなったのかな、と心

配になりましたよ。頼むから落ち着いて話してくれ。

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その40】某月某日  ”野菜はケチらないでね・・・・” の巻き

col_n_pic.gif
某月某日  “野菜をケチらないでね・・・” の巻き 

昼食でも夕食でも、どちらでもOKな店って意外と少ないのよね。ほら、ワタシの場合、

グイッが結構好きなもんで。スポーツドリンクかって? ビールよビール! ハイボール

でもワインでもいいんだけどね。要するにお酒と一緒に楽しんでも違和感のない料理じゃ

ないと夕食利用にはならないのです。その点では、お好み焼きは値段も安いし、ビールに

も合う優れものだと思うわ。この厳しいご時勢のまさに救世主。

 

で、最近、近くにお好み焼き店を見つけたら、一度はお邪魔することにしているの。この

2ヶ月に5店舗踏破。でもなかなかもう一回行きたいって店に巡り会えないのよね。どの

店もさすが本場大阪の面目躍如って感じで、味は悪くはないんだけれど、余りにも粉もの

丸出しで、まさに小麦粉の練り物なのよね。要するにキャベツの量が足らないんだと思う。

 

スッゴク繁昌しているお好み焼きの名店のそれは、食感もサクサクでふわふわ。目の前で

焼いてくれるんだけど、はじめは、えええっ?とびっくりするほどのキャベツがてんこ盛りで
出てくるの。でも出来上がりは、しっとりと優しく生地に寄り添って、旨み抜群。ハ
フハフ。
ビールが旨い! おいひいー。気分もヘルシー。

 

この前、訪れた店のお好み焼きは、一生懸命探してやっとキャベツらしき断片がちらほら。

悲し。食感もねっとり、もっちゃり。そういうのが好きな人もいるだろうけど、キャベツがたっぷり
入ることで生まれる、ふわっとした軽さがお好み焼きの真骨頂よね。

 

そういえば、有名チェーン店のお好み焼きも、べたっとしてノーサンキューだったわ。

客入りも半分以下。お客さんは正直よ。舌も肥えてるしね。前述のお好み焼き店は、いつ

いってもお客さんでいっぱい。活気にあふれているわ。

 

野菜は値段が安定しないし保存も難しいのは分かるけど、この“野菜たっぷり”ってのは、

間違いなく、ポイントを稼ぎます。ホント、損して元とれとは、このことね。

ワタシも高級化粧品で女を磨いていい男をゲット! ちょっと違うかな?

                                               by M・M

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その39】某月某日  ”昼はボリューム感も大事ね・・・・” の巻き

col_n_pic.gif

やっぱり会社勤め人にとっては、ランチは結構、楽しみなのです。経費節減で堅実なお弁当派も
増えたけれど、ぎりぎりまで寝てる私としては、ランチは外食か弁当購入。お手製
弁当を母に
作ってもらえばいいのにって? あの人も寝てますのや。

 

今日は、会社から歩いて1分の距離にオープンした、イタリアレストランのランチを同僚K子と
初体験することに。何々?サラダとパスタ、パン付きで900円。ドリンク付き
だと1000円。
結構なお値段ね。コーヒーは会社で飲むとして、900円のランチをオ
ーダー。

 

店内は結構広々としてるわね。まだ先客は一組のみ。で、女性に案内されたのは、入り口横の
テーブル席。ええ?いっぱい他にも空いてるじゃない。我々はもの言う客だぞ。「中程
のテーブル
に座っていいかしら」と言ったら、見ましたよ。一瞬、女性の表情が険しくな
ったのを。
すぐに「どうぞ」となったけど、愉快な気分ではないよね。顔、って怖いなあ。

接客って、誰にでも出来る仕事ではありません。余談だけど、製造業で失業したからといって、
募集が多い接客業に転職してすぐに通用するほど、この仕事は甘くはないのよ。

人が相手の商売には、まるっきし向いていない人もいると思うし。

 

その店のランチは、かなり不満が残りました。余りにボリュームがチープなのです。サラダは、
ベビーリーフにドレッシングがかかってるだけの小さい一皿。パンは一口サイズが
二切れ。
パスタは味はまずまずだけど、カプリチョーザなどと比べても少量すぎる。これ
じゃ、午後から
バリバリ仕事、頑張れないです。そう、バリバリよ!

 

オープン直後だから、客は結構入ってたけど、さて、リピートはあるでしょうか?女性でも物足りない
んだから、男性にはすべてが不足かな。前菜にもなるサラダを1品、パンは
ボリュームアップ。
そしてパスタの量を1,5倍にすることね。接客ももう少し、フレン
ドリーにね。
そしたら900円も納得の値段になるでしょう。今のままだったら、もう行
かない。他にも店はあるもん。
明日は、750円のインドカレーにしようっと。ナンが大
きくって美味しいんだよね。

 

                                                     続く・・  

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その38】某月某日  ”楽観も大切ね・・・・” の巻き

col_n_pic.gif

世間では、リストラの嵐が吹き荒れているらしい。我が社は大丈夫かいなと、ちと心配に

なるけれど、もともとあまり儲かってないし、社員だって少数精鋭主義?だから、リスト

ラするにも出来ないみたい。我が世の春も無いかわりに、嘆きの冬も無い、ってことね。

 

で、新聞やテレビで不景気な話ばかり目や耳にするのも気が滅入るので、景気付けに同僚

4人でイタリアレストランに行こうよということで、5時には退社。ほんま、この会社大

丈夫かいな。レストランに6時に入ったときは、お客は我々のみだったのが、7時を過ぎ

る頃には満席状態。どこが不景気なんじゃ、って言いたくなったわ。一人の予算は8千円

はくだらないはずよ。みんな金持ち。スゴイ・・・。

 

お客は殆どが若い女性で、熟女の私たちはちょっと浮いた感じだったけど、理由は分かり

ました。店のスタッフがイケメン揃いで、スマイル溢れる応対。彼らが時折ジョークをは

さみながら、お客にこまめにサービスして回っているのです。なるほど、これが繁盛の理

由ね。見れば半オープンキッチン式の厨房の中にいるのも、若い男性ばかり。いやあ、お

そるべし、ヤングパワー。

 

料理は期待ほどではなかったけれど、まずまずだったわ。(ホラ、ワタシたちって、口が肥

えてるから、評価は厳しいの。食い意地が張ってるだけだろうって? そうなんデス)

でもワインも値頃なものがそろってるのが気に入りました。支払金額はやはり一人8千円。

度々は来れる金額ではないけれど、機会があったらまた来たいわね、ということでシャン

シャン、めでたしめでたし。

 

明日の昼飯はマクドにするか。それとも屋台の380円弁当にするかな。

今日は、辛口な報告ではなかったけれど、要するに、商売が順調なところも結構あるって

感心しましたのよ。さ、仕事、ガンバロ。

悲観は感情や情緒を友にするが、楽観は意志を友にする、ってホントね。妙に納得。

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その37】某月某日  ”今でもあるかしら。あの店・・・・” の巻き

col_n_pic.gif

  お酒を飲んで、おせちを食べて毎日グータラして、ボケっとしてたお正月。仕事がはじまっても、
風船化した全身は、なかなか元には戻りません。えらいこっちゃ。まだ女を捨て
るには早すぎる。
とりあえず、メタボ化したお腹を3センチ縮めなくっちゃ、ということ
で、今夜の新年会はお好み焼き
に決定しました。お好み焼き、って、意外とヘルシーなん
ざんすよ。キャベツたっぷりだし、
少しの小麦粉でお腹がいっぱいになるし。ビールがす
すみすぎるのが、ちと難だけど。
いつも行く店は、本当に美味しい。キャベツ満載で、イ
カもブタちゃんも、海老くんも旨み抜群。
ハフハフ。今年もヨロシクね。
 

お好み焼きに舌鼓みを打っていたら、思い出しました。10数年前に食べた鎌倉のお好み焼き店を。

全くひどい店だったわ。鎌倉の人、ごめんなさいね。鎌倉は素晴らしい街でしたよ。落ち着いてて

風情があって、何より街のたたずまいが上品。2泊したんだけど、旅館の料理も美味しかった

です。でもお昼に入ったその店は、記憶に残るはずれ方でした。どこにもあるのよね。勘違いを

している店って。

 

まず店に入ると、小上がりに案内されたんだけれど、こちらは老母同伴。たたみは苦手なの。

見れば一つテーブル席が空いていたのでそちらを所望したところ、しぶしぶって感じの嫌な顔での

応対。テーブル上には前の客のグラスなどが、まだあったので、かたづけるのが面倒だったの
かしらね。こちらも嫌な気配を感じたけれど、気を取り直してブタ&イ
カ玉をオーダー。ガーーーン。
1280円? 高! どんなんが出てくるの?

 

その店は、店主とおぼしき中年の男性が、腕を組んで店の中をむやみやたらとウロウロするので
ビックリ。すごくエラソウ。で、出てきたお好み焼き。食べてなんかおかしいなあ
と思ったら、何と
キャベツの代わりに入っていたのはモヤシ。食感がもしゃも
しゃして×。
いくらキャベツが高値だった
としても、お好み焼きだよ。モヤシ入れてどうするの。モヤ
シ自体は好きだけど、お好み焼きには
合いません。1280円だよ!

味付けも悪いし、ソースも辛すぎるし。ハハーーン。店の立地が観光エリアのまっただ中、という
ことは、観光客の一見さん相手の商法なのね。多分地元の人は絶対に来ないんだ。
だってリピート
客が来るはずないもん。

 

あまりにも立地がよいと、サービスや味がいまひとつ、って店は、昔は結構あったけれど、今は
それほどお客は甘くないよね。観光地でも、良心的で美味しい店でないと、長続きで
きません。
多分、あの店はもう無いだろうな、とシミジミと思い出しつつ、今年は5キロ
はシェイプアップして、
いい男つかまえようと決心するワタシでした。乞うご期待。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その36】某月某日  ”もうそんなんじゃ通用しません。お客さんは賢いのよ・・・・” の巻き

 col_n_pic.gif
 今頃の超大型スーパーマーケット、何でもハイパーマーケットというらしい。あまりに大きくて端から端まで歩くのは、ちとしんどいけど何から何まで揃ってるのは便利よね。無いのは、墓石ぐらいかな。そのうち出店するかもね。年末にはやはり、大バーゲンするのかな? “今ならお買い得、大理石の墓石40%引き!いつかきっとアナタのお役に!”なんてね。冗談はさておき、レストラン群も充実しているのもうれしい限りです。 

先日も、休日にお買い物がてらランチを楽しむことに。良く利用するアメリカ発のパスタ店が超満員で、見れば8人待ち。ありゃまあ。この店はオープン当初、といってもかなり前の話だけど、洗面器とみまがうほどの大きな器で出すのが売りだったのです。コンセプトは“シェアしてください“ でも、ここは日本。そしてパスタ好きは女性。でもって、大食らい向けの本国のコンセプトから日本向けのヤサシイ量と味に変換。ワタシも結構ファンになったのです。安いし、美味しいしね。向かいのパスタ店はちらほら空席があるけれど、ちょっと価格が高めだし、麺の状態も今いちなのよね。お客さんは知ってるねえ。

 

キョロキョロ見渡すと、4軒ほど向こうにおソバ屋さんの看板が。入ったこと無いけれど、日本麺でもいいじゃない、ってことで、陳列メニューをじっと見る。穴が空くまで見る。決めたのは、おろしそばと天ぷら盛り合わせとミニかやくご飯。よく食うなって?これからバーゲンの買い物に突入。体力をつけなくっちゃね。見たところ、天ぷらもなかなか美味しそうだし。

 

店は6分ほどの客入りで、ほとんどが年配客。やはりソバは中高年に人気なのかしらね。この店は、十割そばが、売りらしい。ちとヤな印象が。だって十割ソバって、つなぎが入っていないってことでしょう? 値打ちがあるみたいに聞こえるけど、パサパサな感じじゃないの? ハイ、その通りでした。ソバは口に入れるとポソポソとちぎれ、食感が頼り無く×。天ぷらはサンプルと激しく異なり半分程度のボリュームで、しかも、レンジでチンしたのが丸わかり。ホント,怒るヨ。1200円なんだぞ。

 

二度と来ないと、深く誓いました。それからランチ時に店の前を通る時には中を見るんだけど、ほかの店は込んでるのに、半分も客が入ってない。そりゃそうだろう。今、入っている人は多分、初めての人か、かなりの物好きな人。こんな手抜き料理で通用するほど、今の消費者は甘くありません。皆、口が肥えてるし、ほかに良心的な店もいっぱいあるのです。こんなおざなりな料理でも、かつては通用したのでしょうか。猛省を促したい、といっても無理だろうなあ。

 

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その35】某月某日  ”久しぶりのファミリーレストラン・・・・・” の巻き

 col_n_pic.gif

日曜日、ちと私用があって両親と郊外で車でお出かけ。何の用事だって?墓参りよ。

全く色気のない話で。休日だというのにデートも出来やしない。だれとデートするんだ

いって? 私にだって男の1人や2人。3人や5人。100人や500人。いません。

 

走って2時間ほどでちょうどお昼時になりました。さあ、どこで食べるかな? 街中は

飲食店が結構あるけれど、駐車スペースに困るのよね。で、少し走って県道に入ったの。

すぐに見えてきました。懐かしいファミリーレストランが。和風のファミレスチェーン店

で、ずっと前に別の街で入ったことがあるけれど、料理の記憶はまるでない。ま、ファミ

レスだからね。でも、こういう時には、ファミリーレストランって便利。広~い駐車場が

あるし、店内も広いし、料理もバラエテイに富んでるしね。トイレも多分キレイ。

 

「何人さまで?」「3人です」「おタバコは?」「吸いません(父は15年前にやめて、ワタ

シは5年前にやめました。母は20年前にやめました。エライ家族でしょ・・・これは独

り言)。「ではこちらへ」案内されたのは、入り口に一番近い4人席。店内は全然込んでな

いのにこの席?って思ったけど、まいいか。火事になりゃ、すぐに逃げれるし。

 

席に座って、すぐにお茶セットを持参。お代わり用にとポットも置いていってくれるのは

ありがたい。気が効くじゃない。メニューブックには大きなカラフルな写真と食欲をそそ

るコメント付きのランチメニューが。いかにもファミレスのメニューブックね。

で、父は店お勧めのカレー肉うどん(750円)。
母はミニ丼とミニうどんセット(750

円)。私はおろしうどんとかやくご飯セット(980円)。栄養的に問題ありだけど、

とにかくお腹空いてるんで、炭水化物が食べたいざんす。

 

ああ。驚いた。カレーうどんはオーダーしてから20秒で配膳されました。どうぞお先に。

母のは2分後。どうぞお先に。私のは15分後じゃ! とうに食べ終わってた2人を前に

して食べましたよ。怒りながらね。何でこんなことになるの? カレーは温めるだけで

OKなのは分かるけど、調整して出しなさいよ。ホント。皆で一緒に食べるってのが、外

食の楽しみのひとつでしょうが。ホールと厨房の連携プレーがうまくいってないから、

こんなちぐはぐなことになるのです。一緒に食べさせてくれ!

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その34】某月某日  ”昼食合戦は大変だ・・・・・” の巻き

 col_n_pic.gif

 

 オフィスビルが林立するエリアでのランチタイムは、どの飲食店もまさに戦場と化しています。
お昼になるとあちらこちらのビルから、どっと人があふれ出してきます。男性も女性も
入り混じってのウオーキングパーソンたる企業戦士達! 皆、飲食店目指して急ぎ足。
この時間帯は、よほどまずくて馬鹿高くなければ、どの店も大入り満員状態がほぼ一時間
は続きます。頼む。お昼休みを3時間にしてくれ!

で、企業戦士ならぬ、自称“グルメOL”のワタシも、昼飯を食べにいざ出陣。勿論12時に

会社を出たんじゃ敗戦濃厚につき、15分前にはすでに店の物色体制に入っています。

そんなに早く会社を出て叱られないかって? 大丈夫。ウチの会社、お昼休みの30分前

からだれも仕事してません。必死で働いてもたいして業績に関係なし。

 

本日はかなり空腹につき、同僚S子と“うなぎ昼定食”を食すことに。“こんちわあ。”

ありゃ、店内はおじさん達でかなりの客入り状態。まだ12時前だよ。あなどりがたし

食いしんぼオヤジ。アナタの会社もアバウトなのね。係の“すみません。相席になりますが”

の声。まあ仕方ないわね。

 

で、案内されたのは奧の小上がり座敷の狭いきりきり4人がけテーブル。壁際にすでに

男性2人が並んで着席済み。ええ?前にワタシ達2人も並んで座るの? なんだか、宴会

モードじゃん。見れば近くに3人用変形テーブルが。“ごめん、あちらに座っていい?”

返事を待たずにそちらに移動して着席。ふうやれやれ。

 

相席のスタイルは色々あるけど、させるなら同行者対面式着席法にしてほしいわ。外国人

は特にカップルなんか絶対に並んで座るけど、日本では向かい合って座るのが普通のパタ

ーン。国民性の違いね。お昼は、効率よく詰めて座らすのが先決、ってのも分かるけど、

性別や座らせ方などには配慮が必要よ。結局、ワタシ達のテーブルにはだれも同席しなか

ったし、先の男性2人のテーブルの前も空いたままだったわ。急いで食べ終わって外に出

るとウエイティング客が4人ほど。男性でもやはりあんな相席はイヤなのね。

 

味はどうだったって? うなぎといっても880円の定食ですから、まあ、あんなもので

しょ。店の席配置も難しいよね。食事の充実感を妨げないように、カウンター席、2人席、

4人席テーブルをうまく取り混ぜて、何より、店側が適切に誘導することが大切よ。

ああ、明日はお昼何食べようかな。ゆっくりと座れて、安くて、ほどほどに美味しい店を

探す日が続きそう。明日は30分前に会社を出ようっと。

 

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その33】某月某日  ”女性・高齢者向けもお願いします” の巻き

 col_n_pic.gif

  連日のうだるような暑さに、食い意地の張ったワタシもいささか食欲が減退気味。これで
は、夏の終わり頃にはげっそりとやつれて、自慢の美貌が泣くことになってしまいそう。
自慢の貧乏の間違いだろうって? 毎日一応、鏡は見てますから、間違いありません!
で、同じく夏ばてで台所を見るのもイヤになってる母を連れて、ランチタイムに車で20
ほどのところに新規オープンした、黒豚の店に行ってきました。といっても黒豚を売っ

るんじゃないのよ。黒豚を使ったカツ料理が売りの店。ここはトンカツでも食べて、ど
んと
力をつけて夏を乗り切らなくっちゃね。

こんにちは。あら、店の雰囲気は洒落てるのね。大きな鉢植えが随所に置いてあって、
ローリングの床も清潔で、テーブルと椅子も南国風で素敵。まるでエスニックレストラン
みたいね。メニューを見ると、ランチタイムなのでとてもシンプル。ロースカツ定食とヘレカツ
定食、カレーライスの3種類だけ。カレーライスはロースカツカレーかヘレカツカ
レーかを
選べるみたい。なるほど、うまく絞り込んだメニューで、わかりやすくていいじ
ゃない。
へえ、50円プラスでご飯大盛りだって。私達はレデイとオババなので、並で結
構です。 

勿論、二人ともヘレカツ定食をオーダーしました。待つことしばし6分。来ました。

ご飯に味噌汁、野菜の煮付け小鉢に、メイン皿には、たっぷりのキャベツと大振りのヘレ

カツ6切! 熱々のヘレカツは確かに美味しいし、付けソースもにんにくとゴマが効いて

Good。でも量が多すぎる!何とか完食したけれど、途中からなんだか“母娘大食い競争”

に出演してるような思いになりました。

 

プラス50円で、ご飯大盛りを選べる設定なら、逆に小ポーションのメニューも用意して

欲しいです。女性には、ヘレカツ3~4切れが適量です。だって一切れが5センチ平米ほ

どもあるビッグサイズ。当分はカツを見るのもいやだ。残すと、今はやりの使い回し?が

気になるし、生来ケチだから頑張って食べちゃったけど、次はというと、二の足を踏みま

す。母も同じくよ。

 

だからお願いです。カツ料理は男性だけが好きな訳じゃないのだから、食が細めの女性や

高齢者向けに、食べきれる量のメニューも用意してくださいな。だったら、一ヶ月に1~2回
食べに来ると思います。

 

 

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |

【その32】某月某日  ”油断しないでね” の巻き

 col_n_pic.gif

ふう 毎日暑いわね。まだ夏も始まったばかりだというのに、連日33度。もう頭が

溶けそうで仕事なんて出来ません。季節関係無いって? するどい! 冬は頭、凍っ

て動きません。北海道かカナダかオーストラリアかスイスにでも行きたいけれど、先

立つものはなし。ここは、ふんばって名イタリアンレストランに行って、栄養つけちゃ

いましょうか。

 

やってきました。久しぶり。大阪で超有名なこのイタリアレストランには、ちと思い出

がありまして。かなり以前のお話だけど、正確には言わないわよ。年ばれちゃうからね。

まだ、イタリア料理の人気がブレークする前に、評判を聞きつけて初デートの日に訪問し

ました。本町の橋のたもとあたりにあったと記憶しているわ。こじんまりとしたウッデイ

な内装が、とても素朴で落ち着いた雰囲気の店でした。

 

料理は、感動しましたよ。車海老のマリネ風の前菜に、当時まだ珍しかっった仔羊のグリ

ルだったかな?。今まで、味わったことのない美味しさに、イタリア料理の底深さを思い

知りました。フロア男性の何ともスマートな接遇に、大人の色気を感じちゃって。

連れの男友達が、ガキに見えて仕方なかったのも覚えてるわ。その彼とは、半年で別れち

ゃった。グスン。

 

店の実力で一等地に移転したあとは、もう破竹の勢いで数店舗規模にまで拡大して、向か

うところ敵なしのイタリアレストランに。新店舗が出店するたびに、追いかけましたよ。

店の規模も大きくなり、インテリアもモダンで都会的な雰囲気になったけれど、相変わら

ずの盛況ぶり。でも、4店舗あたりぐらいかな。こんなものだった?って思ったのは。

ワタシの口が成長したのか、美味しさに慣れたのか、他にも優れた店が出てきたからか、

はっきりとは分からないけど、普通の料理って感じ。

 

これからも、発展していくんだろうけど、油断しないでくださいね。料理は作る人の心や

勢いを映し出すもの。また、あの頃の感動を味わわせてちょうだいませ。

 

 

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 |