【その29】某月某日  ”恥ずかしくないの?・・・” の巻き

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ワタシの本当の大好物といえば、焼き肉と寿司! まさにオヤジです。その割りには余りこの日誌には、焼肉店や寿司店は出てこないって? 確かに。だって、どちらも単純すぎるのよね。自分にとってこれらの店の評価基準は、ネタ(肉質)がいいか、予算に合うか の二つだけだと、勝手に思ってるので、深く分析しにくいわけよ。(分析よ、分析!) 

白状すると、寿司はこのところ単店より、回転寿司店に行く機会の方が多いのよ。昔は、結構高いカウンター寿司に足繁く通ったこともあって、やはり寿司は小さな店でカウンター越しに、にぎってもらわなきゃ、なんてエラそうにほざいてたんだけれど、試しに行った回転寿司がなかなかに”いいじゃない!”となって、今では立派な回転寿司ファンです。安いしね。予算を多めに取れる場合は、フレンチや割烹に行きたいってところです。

で、ある平日のお昼のこと。寿司が食べたくなって、単店のお寿司屋さんに入りました。20席くらいの店で、カウンター内には二人の寿司職人。店名は聞いたことがあるので期待はふくらみます。回転寿司以外の寿司店って久しぶり♪。選んだのは、1480円のセットランチ。寿司5かんと細巻きに、茶碗蒸し、お汁、1品が付くらしい。ちと高いかなって感じだけれど、何たって、お寿司屋さんです。寿司は回ってません!

でも・でも・・10分ほどして配膳されたのを見て、あまりのチープさにびっくり。食べてがっくり。めまいがしました。鮪とイカは、ピラピラでご飯が透けて見えてるし、ちいさい玉子焼きは味が無い。サーモンは切れ端のようで、ゆで海老はパサパサ。細巻きのネギトロもどきは、においが変。かまぼこしか入っていない茶碗蒸し。1品ものは、見るからに練り物の加工品。ご飯も固過ぎる。久々に、詐欺もどきの食事を頂きました。見れば、半分ほどの客入りで、ほとんどがご婦人客や年配のご夫婦客。皆に、美味しいですかって、聞いて回りたかったわよ。

これじゃ、回転寿司に人気が集まるのも無理がないわね。お口直しにと、3日後に行った
和歌山の回転寿司店。平日限定の980円のランチを頂きました。先の、専門店とは雲泥の差。天国と地獄。活はまちや肉厚のイカ、ボリュームたっぷりの玉子など,9かんと赤身マグロ細巻きに、茶碗蒸し、お汁のセットは、どれも充分納得の味と内容。満足、満足でございます。卓越した上質の寿司専門店が健在なのは、よく分かっているけれど、並以下の質で、エラそうに、寿司専門店を張って欲しくはないわ。回転寿司店に完敗なんて、恥ずかしくないですか。

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