【その23】某月某日 “店の広さは、グレードを考えてね” の巻き |
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めっきり秋らしくなりました。でも、まだまだ冬服は出してないの。いつまた35度の灼熱地獄がやってくるかもしれないもんね。来年までもう来ない? そりゃまたうれしいこと。この夏の暑さで溶けてしまった脳みその補充がまだ出来てません。一日も早く元の、頭脳明晰なワタシに戻らなければということで、同じく脳みその溶けてるS子と一緒に、今日はホテルの中華料理店で心身共にフレッシュアップ! |
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いざ高級ホテルの中国レストランへ。1万3000円のコースをオーダー。これでも中クラス。さすがのお値段ね。さてさて、名高い中国料理で五臓六腑が蘇るかな?
料理は、小分して出してくれるスタイル。これって食べやすいのだけれど、中国料理独特の臨場感やハデハデ感が無いのがちょっと寂しい。上品な味付けで盛りつけもきれい。でもあっさりしすぎって感じ。深刻な夏ばて回復には中華だっ!ていうインパクトがもう少し欲しいところ。日本人の舌に合わせすぎなのかもね。美味しかったけれど、脳みそが蘇るまでには至りませんでした。 |
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サービスはとてもホットでGoodでした。ひと頃の高級ホテルのサービスって、やたら丁寧でなんだかとっつきにくい印象があったけれど、最近はフレンドリーで楽しい。こちらが、いい女二人客だったから、なおさらかも。いい加減、自分を知れって? フン、人生は錯覚で生きるのが一番よ! |
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問題は店の広さかな。個室を入れると優に100席を超えるビッグスケール。ずっと店内はがらんとした雰囲気のまま。数えれば10数名は入ってるんだけれど、店が広すぎるので、全体の寂寥感はぬぐえない。この価格帯では、規模半分以下ってところがいいところね。適度に賑わい感を演出できる適正規模は大切です。ホント、店は広ければいいってもんじゃないのよね。半分のスペース、ワタシに貸してくれない? |
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【つづく…】 |