某月某日 “オリジナルの値打ち・・・”の巻き
飲食店って、ほんと栄枯盛衰が激しいというか、入れ替わりが多いというか。
勿論、他の業種も現れたり消えたり(幽霊じゃん)が結構あるけど、飲食店
は割と開業と閉店がしやすいのかな。何だかサビチーというかウレチーという
か。どっちやねん。ま、それだけ厳しい業種なのだと思います。でも、数年以
上、それも何十年と頑張っている店もあるわけで、退場していく店との違いは
何ぞやとなると、一口では言い難いものがあるんだよね。お疲れさまです。
でもこの世界って、話題になったり繁盛したりすると、決まってマネする店が
出てくるのよね。すべては模倣から始まる、ていうから、別にかまわないんだ
けど、それにしても恥ずかしくないのかよ、って言いたくなるケースもあるん
だわ。あまりの露骨さにね。○○農場 のネーミングで圧倒的に人気を集めて
いる鶏料理店があると思っていたら、その○○だけを変えて、システムをその
ままマネしちゃうところも出てくるのには吃驚しましたわ。何ともど厚かまし
い。そもそも店名やシステム、コンセプトは一生懸命考え抜いて創りだしたも
ので、それをそのまま頂くなんで、ちとご無体じゃござんせんか。マネした店
のほうが美味しかったりすることもたまにあるわけで、ほんと戦争ですな。
やはりそうなると、オリジナリティは最高の値打ちのある要素だと思う。世の
中なんでもそうだけど、いかにオリジナルのものを編み出せるかが、勝負の分
かれ目よね。どんな世界でも、もう出つくしているように思えても、まだまだ
あっと驚くような商品が出てくるのよね。それが楽しみでもあるわけ。だから
飲食店もマネするより、いかにオリジナルな店を創りあげるかに努力して、
客を喜ばせてよ。成功したらマネされると思うけどそれも勲章かな。
2015年6月7日・・・・続く