【第127回】 食環境の現状(106)ブームは質を向上させる

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食文化の豆知識 127 食文化の現状106(ブームは質を向上させる) 

サンドウイッチがちょっとしたブームだとか。スーパーマーケットに行っても、別段そういった印象は受けませんが、各百貨店にサンドウイッチ専門店が相次いでオープンしたことから、ブームの波が広がっているのは確かのようです。その一つの百貨店の売り場に行ってきました。約30種類もの豊富なサンドウイッチが色彩も鮮やかに並んでいました。卵やハムだけではなく、果物やオリジナルな食材を挟んだユニークなものまでバラエテイ豊かな品揃えで、勿論、保存料と合成着色料は無添加です。ホテルでも、ローストビーフなど高級食材を挟んだものを含んだサンドウイッチビュッフェが人気を集めているとか。まさにつまみの軽食から堂々たる主役への格上げで、サンドウイッチファンとしてはうれしいブームです。 

そこで思い出しました。10数年以上も前のことですが、新幹線を利用する機会が多くあった頃、美味しいサンドウイッチを求めてかなえられなかった思い出です。かつてのキオスクで売られていたミックスサンドウイッチは、結構値が張るにもかかわらず、お粗末な後味の悪いものでした。それでも簡便性に惹かれて時々買い求めていましたが、加工された卵もどきと安いハムだけのチープな内容だったと記憶しています。まさか今でもあのままで売られているとは思えませんが、確認するのもコワイ?気がします。 

さて、そして今のブームです。大手百貨店が販売に力を入れだすことで、サンドウイッチ全体の質向上が期待できるのではないでしょうか。コンビニエンスストアでも種々のサンドウイッチが売られていますが、なかなか上質のものは少ないように思います。一番の不満は大抵のものにハムが挟んであることです。発色剤やリン酸塩まみれの即席ハムが殆どのものに入っています、安価だからでしょうか。個人的にははなはだ食べたくはない。コンビニで最近出てきたロースカツサンドは材料も良心的でなかなか美味しいのだから、是非ハムなしのオリジナルなものも開発され、小腹がすいたときやビールやワインにもあう手軽でリッチなサンドウイッチを増やしていってほしいものです。 

                  3月6日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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