某月某日 “「昔ながら」って、いいことばかりじゃないのよね” の巻き
新緑が目にまぶしい季節です。ホント植物ってエライよね。枯木だとばかり思っていた木々
が、この時期を忘れずに一斉に芽を吹いて、鮮やかな緑のグラデーションを競い合うんだ
もの。いやはやまいりました。花々も今はとてもきれいに咲き誇っています。
さて、花より団子の我が身としては、近所にオープンした焼き肉に行かない訳はないので
あります。フランチャイズの飲食店が撤退したあと、半年ほど貸し店舗になっていたのが、
念願の新店舗オープン!今度は個人店らしい。看板には「昔ながらの焼肉店」。昔ながらの
焼肉って一体どんなん? まずは行ってみることに。店内はウッディーな印象ですっきり
していいじゃありませんか。座ると、七輪がテーブル上に。勿論炭火焼。これが昔ながら
なのね。店内はすでにうっすらと煙がただよってます。でもテーブル上に置かれた七輪っ
て結構、恐いどっせ。焼き手が“焼きにくいんじゃん”と申しておりました。
国産和牛とうたっている肝心の肉はというと、肉厚すぎて食べにくい上に、タレにつけ込
んでないので、素の感覚。確かに噛むと肉味はしっかりとするけど、これが昔ながらなら、
今風の方が断然好きです。野菜もタマネギかキャベツの単品しかない。野菜盛り合わせは、
昔は無かったんかい。
ハイボールを頼んだら、氷がいっぱいいっぱいいっぱい入っていて、二口で空になってし
もた(泣) これも昔ながら?嘘だろうう。二杯目は氷抜きをオーダー。え?って顔をさ
れたけど、正解でした(喜)
精算をお願いすると、値段だけをおっしゃるので、その価格を支払いました。結構、高か
ったです。明細書はありませんでした。領収書は頼めば書いてくれるようです。これも昔
ながらなのですか。確かに、今時、明細書の無い焼き肉店って、あまり見かけません。
結局、せっかく近所に好物の焼き肉店がオープンしたのに、従来行っていた店に戻りそう
です。そこそこ美味しくて、この店より安いんだもの。すべて今風だし。
・・・・・続
く・・・・