【その2】某月某日 びっくり創作料理店

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【その2】某月某日 びっくり創作料理店
 
会社の同僚と最近オープンした創作和食料理店へ。まえは普通の居酒屋店だったのが、いつのまにか洒落た外構えのレストラ ンに変身。早速探検開始だ。
 
エントランスに通じる石畳のアプローチは、なかなか趣があるじゃない。
かなり期待感は高まるわ。店に入ると、元気の良い挨拶でお出迎え。スタッフはみな若くてピチピチしているけれど、上下真っ黒のユニフォームは、なんだか忍者みたいで、懲りすぎじゃない?間接照明の薄暗い店内は、目が慣れるまで少し時間がかるけれど、悪くはないわね。顔のシワも目立たなくてすみそうだし。
 
ガラスのカウンター席へ案内される。全体にメタリックな雰囲気で色彩もモノトーンでまとめられ、まあ、アーバンモダンって感じねって、連れの女(会社の遊び仲間・仕事仲間とはいえない・・・)がわけのわからないこと言って感心している。でも、これってひと昔前に流行ったカフェバーみたいで、いまは癒しの空間ってのが、主流なのよ!とこれまた意味不明の言葉ではむかう私。
 
気を取り直して、どれどれとメニューブックを見る。何々?『浦島太郎びっくりサラダ』ってどんなサラダ?『びっくり穴子のインド風』びっくりが好きな店ね。どんな料理じゃい。『揚げ湯葉ととりからのコラボ』どんなん?スタッフに聞いてもアルバイトなのか、納得できる説明なし。オナカペコペコなんだからさあと、とにかく4品ほど注文。浦島太郎さんのは、平目と鯛のマリネサラダだった。お酢が少し利きすぎだけど、まずまずいけるわ。
 
びっくり穴子、は、一尾煮穴子の上にカレーソースがかけられた料理。う~ん、変な味!揚げ湯葉・・は、何のことはない 。揚げ湯葉ととりのから揚げの盛り合わせで、珍しくはないわね。他に、『バリ風バンバンジー』『創作寿司ボール』などに もチャレンジしましたよ。みな、やたらに味が濃くて、ビールがすすんだのは店の戦略かな?
 
支払いは二人で9000円ってとこ。創作料理って食べるのに勇気と覚悟がいるのね。ああ、以前の居酒屋の『鯵のたたき』と『野菜の天ぷら』が恋しいよお。
【つづく…】
 
 
 

 

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