某月某日 “静けさもお値打ちのひとつね・・・”の巻き
いつから、こんなにうるさくなったのでしょう。お前のことかって?違います!
電車の案内音、百貨店の案内音、繁華街の広告スピーカー、飲食店のスタッフ
の挨拶声、スーパーでの子供の泣き叫ぶ声。そう、タヌキ住む山郷から一歩出
れば、騒音としか聞こえない雑音があちらこちらから耳に突撃してきて、ほん
ま、疲れますわ。なんで皆、そんな大きな声でアピールするわけ?特に百貨店
とスーパーは、何かの広告スピーカーが鳴り響くと、頭が痛くなります。ま、
向こうも商売だからして、来店客にもっともっと買ってもらうことに全力を傾
けざるを得ないのだろうけれど、あまり効果が出ているとは思えないわね。
あっさりとした味とラーメン店らしからぬ落ち着いた雰囲気が気に入って時々
訪問する飲食店も、お客の出迎え挨拶の連呼が半端じゃない大声で、難聴にな
りそう。お客さんが入ってくると、まず一番近くにいたスタッフが元気よく出
迎えの挨拶をする。そこまでは許せる。そのあとがうるさい。他のスタッフと
カウンター内の調理スタッフすべて後を引き継いでの挨拶。やっと終わったと
思ったら、またお客さんが入って来て・・・・・。そう、店にいる間中、スタ
ッフの大声が鳴り響いている。今度行くときは、耳栓をもっていこう。
場所が便利なので時折二次会に利用するカフェレストランは、客が一定数以上
入ると話声が反響しあって、そのやかましさは筆舌に尽くせないほど(舌、噛
みそう)で、50センチ先の友人の美声が聞こえない。壁や天井の防音性能の
悪さが大きな理由だけれど、客のバカ声も一役買ってるのよね。その店はなぜ
か若い男性グループ客が多く(多分、近くの会社員たちだと思う)、彼らがいる
ときはそっと店を移るのが得策ね。だって、バカ笑いと大声が延々と続くので
すら。不思議よね、普通、いまどきの若い男性って静かな人が多そうだし、む
しろ中高年客のほうがうるさいって印象なのに・・・。
静けさもお値打ちのひとつになりました。勿論、楽しい会話はそれ自体とても
歓迎だけれど、度を過ぎたら周りには迷惑な騒音でしかなく、街にあふれる垂
れ流し状態の広告案内声は、ただの雑音になり果てるということですね。
2015年4月5日・・・・続く