【その14】某月某日 “気楽なのはいいけれど客がねえ” の巻き

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【その14】某月某日  “気楽なのはいいけれど客がねえ” の巻き
 

ひゃ、寒くなりました。色々とこの時期は忙しいわね。いや、デートで忙しいってわけではないんだけれど、ほら、あれこれとね。どんなあれこれだって? あれこれよ!
ってなわけで車で移動中、おなかが空いてきたらもうお昼の12時。さてどこで食べようかと思う矢先に、中華料理店の大看板が目に飛び込んできましたよ。だれもが知ってる店よ。たしか有名な歌手が歌ってたわよね。

 

久しぶりだなあ。学生の頃、結構この店には助けてもらいました。何せ、安い、量がある、味もそこそこいけるの三拍子。貧乏学生の救世主だったわ。
昼時だから、かなりお客は入っているわね。元気なウエイトレスに席へ案内されました。
店内はきれいになったわ。席もゆったりとしているし。トイレもウオシュレットだ!
まあ、高級感は無いのは仕方がない。値段が値段だもんね。

 

さてさて、定番の餃子に焼きそばといくか。ああ、親父のお昼だ。たまにはこういうお昼も楽しい。味も安心できるし、懐も安心。費用対効果から言うと合格よ。難しい言葉知ってるでしょ。こう見えてもアタシ、博識家よ。うふん。料理はそりゃほっぺが落ちるってものではないけれど、予想を裏切らないってことよ。でもねえ、客の態度がねえ。ありゃ前の子供同士がベンチ座席にたちあがって、けんかし始めたよ。わあ、横の男の子たち、立て膝で食べてるよ。どう見ても高校生みたいだけど。向こうの4人連れが帰った後のテーブル上のすさまじさ。まさに食べ散らかしたって感じ。

 

なんだか、しみじみとしちゃいましたよ。国の民度はトイレの清潔さで測れると思っているのだけれど、飲食店での作法でも測れるかもね。ほとんどの他の客は大人しいのに、そういう客が目立つのよねえ。はあ。

 
【つづく…】

 

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