その211某月某日「今年もいろいろ」の巻き

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OL N子の勝手リサーチ 211 “今年もいろいろ”の巻き

今年も、結構、いろんな店に行ったけれど、全く記憶に残っていない店と、よおく覚えている店があるのよね。この記憶に残っていない、というのは、単に忘れている、か、特徴がほとんど無い、かのどちらかで、要するに物忘れかな?はい、毎年毎年、覚えることより忘れることが多くなって、そのうち、頭が空っぽになったりして、恐怖だわ。で、姿勢を正して、何が記憶の要なのかを、分析してみましたところ“人”でした。直後は、料理がおもな印象の元になってるけれど、何か月か、そして数か月以上を経ると、その店の記憶は、店の人にたどり着くのですわ。これって、すごいことだよね。その時の応対や表情、交わした会話などが、はっきり頭に残っている。あらま、ワタシ、捜査官になれるかも。料理が美味しくても、リーズナブルでも、店と人の雰囲気が自分に合わなければ、その店の記憶はどんどん薄れていく。

日常的に利用するランチなどは、あらかじめ予算と料理、それに接客もどの程度かわかっているので、別に記憶に頼ることなどないのよね。一方、初めて訪問した店の記憶は、第一に人、そして料理と価格。というのは料理と価格はあらかじめ調べているので、誤差はあまり出ないのに対して、人は、全く予想できないわけ。なので、その印象が深く記憶に残ってしまう。これって、すごいことだと思うわ。そう、結局は”人“でした。接客なんて重視しない、って人もいると思うけれど、少なくとも私の記憶の源泉は、“人”なのよね。別に詳しく覚えているわけでもないのよ。短い時間でのやりとりの中で、どれだけ人間味やユーモアがだせるかどうか、ってことね。これって、アマとプロの違いだと思う。いくら美味しくて評判の店でも、人の記憶を残せない店は、アマチュアです。ここに断言します。来年も面白い店に出会えますように。         ・・続く。

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