OL N子の勝手リサーチ 196
“感動させてこそ”の巻き
一年に一回のお墓参りのあとは、大体が旅館で一泊という決まりになってるの。別に規則ではないんだけれど、せっかく遠出して、えんやこらさとお墓のお掃除やら雑草刈りして汗かいたあとは、ゆっくりしたいよね。で、今回は淡路島の旅館に泊まることに。平日だったので、客は少なく温泉を独り占め。うふぁあ、極楽極楽。その旅館の売りは、明石海峡大橋を目の前に望めること。橋を走っているときとは、また異なった威容さがあって、眼の保養になったわ。で、夜にはライトアップされて、色の変化もあり、なかなかに良いんだけど、どうせなら、眼を奪うというか、すごい!(すげぇ、じゃないのよ)と言わせる、より華やかな照明があってもいいのにな、と思ったわ。電気代を考慮したんじゃろうか。惜しい。観る人を感動させて飽きさせないイルミネーションであれば、それだけを観にくる人がいて、ビジネスの幅がいろいろと広がるはず。
感動してもらうことって、本当に観光力の源になるよね。最初は、なんじゃ?と思われても、立派なシンボルになったものは多い。パリのエッフェル塔、ロンドンの観覧車、京都タワー、大阪の御堂筋(6車線あるんだよぉ)、等々すべて当初はワルクチを言われたり反対されたりしながらも、時を経てその場所の価値を高めてる。明石海峡大橋も、夜間のライトアップはそれなりに綺麗だけれど、人の目を奪うような堂々たる絢爛豪華なライトアップであればね。
飲食店も感動させてなんぼ、という側面はあるわ。残念ながらすぐには店名は浮かばないんだけれど、テレビで紹介されている、地域の人気店などをみるとそこには必ずといっていいほどに、お客さんを感動させているものがある。大概が料理で、ボリュームか味か、値段か、または取り合わせの妙か、目玉商品があって、それだけで客を惹きつけ感動させるオリジナル料理があるのよね。他の店では考えつかないような料理でしっかりと常連客の心をつかんで、常に満席状態。そこにはお客さんを感動させたいという心が見てとれるわ。近くにそんな店、出てきてほしい。毎日でも行きますわよ!
・・・続く。某月某日