【第136回】 食環境の現状(115) (年末年始の準備)

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食文化の豆知識136 食文化の現状115(年末年始準備) 

今年も最後の月になりました。年ごとに一年が早く過ぎるような気がするのは、自分が年齢を重ねているからなのでしょう。それにしても毎日のあわただしさと繰り返し作業は何とかならないものかと自問自答しても、解決の種はありません。人間としての生活をしている限り、いつもあたふたと時間が過ぎていく。多分、いつか、この日々を懐かしく振り返る日が来るのかもしれません。 

さて気を取り直して、真面目に年末年始の準備に取りかかるとしましょう。かつてはクリスマスも行事のひとつに取り入れていましたが、ここ何年かは全くスルーしています。宗教的な違和感云々というより、単に面倒なだけなのですが、無視してしまうと、お金はかからないし、いいことづくめでした。レストランは書入れ時で、特別クリスマスメニューとやらが目立ちますが、どの程度実際に利用するお客さんがいるのか、聞いてみたいところです。値段が通常より高いし、時間制などもあるし、落ち着きません。 

さて、本当に気を取り直して、年末年始の準備です。といっても、出来るだけいかにサボって楽をするか考えたあげくのことですので、いたって簡単。大掃除は小掃除ですませ、細かいことには目をつぶります。ただ、これだけは外せない用意もあります。まず、しめ飾り、鏡餅、祝箸などを新たに購入。正月料理のための食材もリストアップして順次購入します。とエラそうですが、おせちは市販のものを予約済み。ですから、ちょいちょいと3~4品ほどを作るだけです。そうそう、お餅と白みその用意もしなくては、という感じです。最近玄関にしめ飾りをしないお家が増えましたが、年神様を迎える礼儀ものと知れば、ドンと飾ってお迎えしたい。日本人の正月は、この年神様をお迎えする気持ちと新たな一年の無病息災を祈るという意味に尽きるのかもしれません。来る2017年(平成29年)が平穏な一年でありますように。 

              12月7日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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