某月某日 “近くて便利なのって、大きなファクトです・・・” の巻き
食べ友、飲み友と、東に肉が旨い店があると飛んでいき、西に魚が新鮮な店があると聞け
ば早速尋ね、北に美味しいフレンチがあると知れば時間をひねり出して訪問し、南に評判
の中国料理店があると教われば二三日後にはこんにちは。いざ大阪の郊外へ、神戸、京都
へ。はい、そのような日々もありました。
でもエネルギーは減っていくのだなと痛感。美味しい物を食べたい意欲は変わらないけれ
ど、なるだけ便利で近場のところで見付けてすませようというケースが多くなりました。
だってね、その気で探せば、梅田とか心斎橋とか難波とかの、駅から歩いて数分の場所で、
いい店が一杯あるのよね。それに気づいてから、遠くまでわざわざ足を運ぶのが億劫にな
ってしまったですら。だからミシェランでふたつ星獲得!って聞いても、時間をかけてま
で行ってみたいと、思わなくなったのよね。これっていいのか悪いのか分からない。今ま
で評判の店を尋ねて、素晴らしかったところもあるし、まあまあかなってなところもある
んだけれど、結局もう一度是非行きたいとなって、実際に再訪問した店は、全部便利な立
地にある店なのよね。再訪問したい気持ちは充分あっても、店への長い行程を思い出すと
二の足を踏んじゃうのですよ。だから、楽して行けるところに、気に入りの店が集約して
きたってわけ。これって本当に助かります。移動時間が少ないので、体の負担が少なくて
済むし、時間を気にせずにゆっくりと楽しむことも出来る。
ってなわけで、お気に入りの中国料理店ができました。最初の訪問で、その繊細で深い味
わいに感動したので、色々な高級店の経験のある食通の友人を誘いました。梅田から数分
で行けるところ。結果は、“今まで食べた中華で一番美味しい!“とのこと。お世辞ではな
く旨いと言ってくれました。新地の隠れ家的な店で、足場も超便利。いやあ立地って、す
ごいなと再認識しましたよ。1に立地、2に立地、3,4がなくて5に立地とは、よく言ったものだと感心しました。勿論、ワタシがちょっと遠い店だなと思っても、その周辺に
は住宅やら事務所があって、その店を超便利と気に入っている人も多くいるわけだから、
問題は無いのだけれど、わざわざ努力?して遠い飲食店に食べに行く人は確実に減ってき
たと思うのです。それでいいのかな。まさに地域密着型で、商売がうまくいくのがベスト
だものね。今日は何だか、まじめな課題どした。
2012年7月6日 ・・・続く。