
某月某日 “段取りの悪さは客を失いますよ” の巻き
当地では桜が満開になりました。これから桜前線は北へ北へ広がっていくのでしょうね。
そして、日本全国をその淡いピンク色で包んでくれる。それもきちんと人の目に触れるよ
うに下を向いて咲いてくれる。何ていい子たちなんでしょう。愛してるよ!
でも桜を見てるだけではお腹が一杯にならない、ということでずっと気になっていた回転
寿司店に行くことに。車で10分ほどのところで、オープンは1年ほど前なんだけれど、
なかなか行く機会に恵まれずにいた店なのです。瀟洒な店構えで、昼頃には車で満杯にな
っているのを目撃してるの。期待大になるよね! さて、入店したのは平日の12時20
分。おやおや4組もウエイティングがかかってる。見ればお子様連れが多い。そうか、ま
だ春休みなんだ、と納得して、大人しく待つことに。待っている間に、店の状態を見るの
は結構楽しいものです。半円形のカウンター15席とテーブル5卓、全部で40席足らず
ってところかしら。回転寿司店にすればこじんまりとしています。スタッフはカウンター
内に二人。これは寿司を握っている人、フロアスタッフの女性二人がサービスに当たって
います。中の厨房にも何人かはいるはず。で、見ていると非常に段取りが悪い。出店した
客の後かたづけが遅いので、待ち客をスムーズに誘導できていない。フロアを急ぎ足でウ
ロウロはするんだけれど、適格な動きが出来ていないのね。一番のポイントは誘導灯がな
いこと。つまり店長らしき存在が感じられないのです。職人さんも下を向いて作業するば
かりだし。20分ほど待ってやっとカウンターに案内されました。ここでも、頼んだ赤だ
しがなかなか出てこない。回る台にも、肝心の寿司が充分に載っていないので、別紙でオーダーすることに。で、寿司自体は価格・ネタともに、贔屓にしている他回転寿司と、ほ
ぼ同格で文句はなかったわ。
満腹になってお勘定をお願いしたところ、これがまた随分と待たされました。カウンター
中の男性に御願いして、彼が大きな声でフロア女性に伝達したんだけれど、返事良くして
行動なし、のパターン。見ればフロア女性はあちこちで、客の注文や相談?につかまって、
ウロウロしているばかり。大体、回転寿司店で相談するなよ、と言いたいのをじっと我慢
して待つこと10分。しびれを切らして精算台に行きました。ずっと待ってるんですけど
と言ってね。スミマセンとあわててカウンター上の皿を精算してくれたけど、何だかすっ
きりとせずに店を後にしました。だって最初に勘定を頼んだ男性は、その間、黙って寿司
を握っているだけで、なんの指示も出していない。つまり店全体を把握して、スムーズに
動けるように誘導する責任者がいないってこと。これは店として、素人っぽい。せっかく
楽しみに訪問した店だけど、二度目はないなと思いました。いつも行っている水産会社が
経営している回転寿司に戻ります。ネタもいいし、何より接客がスピーディーで、段取り
もいいんだもの。これって重要よね。
2012年4月某日 ・・・続く