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【第152回】 食環境の現状(131)(無駄なゴミを出しているのは?)  

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食文化の豆知識152 食文化の現状131(無駄なゴミを出しているのは?) 

先般、初老の男性がテレビで言った一言が、印象に残りました。連れ合いに先立たれ、一人暮らしをされている方ですが“生活面で何が大変ですか”の問いかけに“ゴミを出すことだ”と即答されたのです。生活の過程で出る様々なゴミを仕分けし、指定日に出すことが、まず快適に生きていくうえで最も重要だと言われたのです。正確な言葉は“生きていくことはゴミを出すことです”でした。その男性の賢明さと率直さに感動するとともに、共感を覚えました。ゴミの処理は末端消費者が担っており、その作業は減ることは無く、益々嫌が上でも増えていくという現実を目にし、そもそもゴミが多すぎる原因は利用者だけの責任なのかと、疑問を持っていたからです。 

家の中の整理整頓は、ゴミを判別し処理することで、まずはOKとなります。物であふれている家に住んでいる光景を目にするとき、多くは食べ残しのプラスティックゴミやポリ袋に、空の瓶などが大半を占めているように思えます。生ごみはさすがに少なく、大体が包装関連のゴミです。何かの役に立つかと取っておいても、結局は何の役にも立たないまま、増えていくという構図です。使い捨てに慣れていない時代の人は、自分の親も含めて、色々なものを押し入れの中や台所の隅に、捨てるべきものを置きがちです。多分、昔は無かったものなのでしょう。思い起こせば昔の家庭では、生ごみでもとても量が少なかったような気がします。色々なものを再利用し、それでも出たゴミは庭に埋めて肥料代わりにしたり、燃やしたりしていました。そして、その後の大量消費時代の幕開けに伴って、大量のゴミが出はじめ、各自治体のごみ収集システムが起動し始めました。

先の男性の言葉に戻りますが、ゴミの処理に明け暮れる苦労を担うのは消費者という事実に疑問を持つと、いかに今、ゴミの元になるものが多すぎるかという現実が見えてきます。その大半は過剰な包装関連ゴミです。刺身を買えば、プラスティックのペラペラのバランもどきがついてくる。280円のシラスを買えば、豪華なプラスティック箱に入ってくる。殆どの肉や魚は立派なトレイに入れて売られています。そのトレイ類はスーパーで回収可能ですが、洗って、貯めて、持っていくのは消費者です。どれだけの人が実行しているでしょうか。過剰な包装は、先進国の証ではありません。世界で勝てるビジネスモデルにはなり得ないからです。過剰なもてなしやサービスも、労働生産性の向上に寄与しません。シンプル イズ ベストは、どの分野にもあてはまります。そろそろ、企業も消費者も、方向性の舵を変える必要があるのではないかと思います。

        4月14日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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【その143】某月某日 ” 素材も大切だけど、油もね・・ ”の巻き

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某月某日  “素材も大切だけど、油もね”の巻き

いつもはこれでも健康が気になるので、なるだけ野菜やヘルシーな料理を食べようと心がけているわ。でも時々、揚げ物が食べたくなるのよね。家でもフライや天ぷらを作ることもあるので、それほど揚げ物に飢えているわけでもないけれど、お店でプロの味をいただくとやはり美味しい。特に串揚げは、家ではなかなか材料を揃えられないので、外で楽しむことが多いのよね。でも串揚げ店って、値段の幅が大きい。ええ?って驚くほど大きいよ。二度漬けごめんスタイルの店だと、一人2千円くらいでOKらしいけど(ゴメン、行ったことない。一度は行きたい)、ちょっと洒落た店だと、一人7千円から1万円もするのよね。

値段の差は、素材の良さが決め手だと思うけど、何より油だと思うわ。店の雰囲気や何種類かの凝ったタレで高級感を出すのは勿論よね。客単価7千円で、二度漬けごめんって言われたら、怒る。ものすごく怒る。ま、そんな店は無いけどね。ただ、同じような価格帯の店でも、あとでお腹がもたれる店もあって、なんでかな?と不思議に思うこともあるわ。いくら食べても後味すっきりで、全然もたれない店もあるので、これはやはり油。それもいかに新鮮な油で揚げているかが、仕上がりにもろに出ると思う。配合は、ごま油とかなたね油とか、店の好みがあって当然だっけど、常に取り換えて、きれいな油で揚げさえすれば、串揚げって、かなりの量を食べても、もたれないものだとつくづく分かったわ。

これはまさに店の良心ね。かなり前に行った串揚げ店は、高級店の部類で、一人平均7千円くらいはかかるのに、最後の方になったら、もう要らないって感じだった。店に入った時、油の臭いがして嫌な予感がしたけど、その通りだったわ。多分、油が古いのだと思う。それに引き換え、ほぼ同じ価格帯で、もう何十年もやっている老舗串揚げ店は、いくら食べてもお腹が軽い!ご飯も美味しい。もし安い店で、いつも新鮮な油で揚げている店があるなら、それはすごいことだと思うわ。ホント、飲食店は、経営者の心というか、志というか、信念がモロに分かるのが、怖いところ。ハイ、気を付けましょうネ。

                2018年4月9日・・続く

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【第151回】 食環境の現状(130)(情報の真偽を見分ける)    

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食文化の豆知識151食文化の現状130(情報の真偽を見分ける) 

私事ですが、このほどiパッドを購入しました。携帯電話は別段不便を感じないので、相変わらずのガラケーですが、手軽に情報を得る手段としてiパッドは有効だと思ったからです。パソコンが二階にあるので、一階のリビングキッチンにいるときにちょっとした情報が欲しい際、いちいち二階に行って調べるのが面倒になったというわけです。遅まきながらの購入は、一応正解でした。分からない語彙や歴史や人物など、すぐに手軽にiパッドからグーグルで検索できるのが便利です。勿論スマートフォンでも同様の使い方は出来ますが、何より画面がでかいのが助かります。得た知識情報が頭に残るとは限りませんが。 

今のところ、もっとも使っているのが料理レシピです。キッチンで料理をしているときに材料を前にして、どんな料理方法があるのか、などを検索します。料理レシピのサイトはまさに百花繚乱ですが、取りあえず最初の画面に出てきたサイト2,3種を参考にします。何度も使ううちに気づいたのですが、一つの料理の作り方に大きな差異があるケースが結構多いのです。例えば、水から調理するか沸騰してからか、調味料は最初から入れるか最後の方で入れるか、小口切りにするか乱切りにするか,etc。たかが?料理のことなので他愛のない違いと言ってしまえばそうなのですが、ネット上でも新聞でも全く異なる情報が飛び交っていることの証のように感じてしまいました。 

結局、料理レシピサイトの情報による効果や、料理の出来栄えは自分の判断と責任に負うということです。これはすべてのジャンルにわたって、同様なのだと思います。揺るぎの無い事実は別として、簡単な料理レシピでさえかなりの差異があるのですから、外交や政局、また社会・経済問題などの情報は、量が多ければ多いほど、入手が簡単であれば簡単なほど、真偽が定かではないかもしれません。などと考えながら、まずはひとつのレシピ通りに調理してみることにしました。失敗してもたいしたことではありませんが、次にはこのサイトは参考にしないでしょう。

ことほどさように、ネット上でも既存メディアでも結構、いい加減な情報が流れるものです。その真偽を見極める眼力と思考を持つのは至難の技かもしれませんが、やはり情報は鵜呑みにしないで、まずは疑ってみて、咀嚼して、判断したいと思いました。 

         3月15日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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顧客満足の複雑さ 111 「民泊の行方」

顧客満足の複雑さ111「民泊の行方」  間島 

本年6月に、民泊新法(住宅宿泊事業法)が施行されるが、それを大きなビジネスチャンスに結びつけようとする動きがある一方で、天下の悪法と捉える意見もあり、施行前からすでに、市場はざわめいている。この新法成立の理由は概ねはっきりとしている。インバウンドの増加にともなって不足が予測される宿泊施設の代替確保と、全国で増えつつある空き家・空き室の有効利用だろう。加えて、すでに横行しているヤミ民泊の規制目的もある。しかし、あくまで個人の住宅を観光客に貸し出してもらうのが、世界的に見ても民泊の本質であるはずが、結局のところ、不動産業界や賃貸住宅事業者とIT仲介業者が利点を得るのだろうし、住宅宿泊管理業者という新しいベンチャービジネスを生みだしたに過ぎない。それによる経済や雇用拡大効果もあろうが、いずれにしても、一般国民がこの新法によって恩恵を受け得るとは到底思えない。 

考えてみても分かる。現在住んでいる自宅に見知らぬ観光客を泊めたい人が多くいるとは思えないし、民泊向きの別荘やセカンドハウスや別宅を所有している人もごく少数派だろう。もっとも、相続したものの現在は住んでいない家屋を所有している人にとっては副収入を得る機会かもしれない。それとても立地によっては周辺住民とのトラブルを抱えるリスクを負う覚悟が要る。また、民泊新法を受けて、収入を確保するために新たに民泊対応可能な住宅を手に入れたとしても、宿泊上限が一年間で180日以下と決められているので、投資額のスムーズな回収が可能だろうか。余り良い儲け話ではない。だからこの新法は、ヤミ民泊に若干の歯止めをかける意味で多少は有効である、くらいにとらえていいのかもしれない。救いは、各自治体の裁量に、規制の部分をある程度まかせ得るという点だろう。

先日のテレビで、ベンチャー企業の住宅管理業者が、地方の農家の人達を集めて自宅での民泊を勧めるという番組があった。数名の中でひとりの中年女性が手を上げ、実際に欧米人の男性を民泊客として迎える、という内容だった。一人暮らしの、人の良さそうな女性の“楽しかった。これから、民泊を積極的に考えたい”の言葉で結ばれていた。あくまでカメラが入り、筋立てが出来た中での構成なので、今後の状態を担保するものではなかったが、どちらかと言えば性善説を是とする日本人の国民性の危うさを感じざるを得なかった。そしてこのほど、民泊利用のアパートで日本女性が殺害されたとのニュースが流れた。民泊していた米国籍男性が逮捕され、取り調べ中とのことだ。二人はSNSで知り合って、男の民泊先で会ったらしい。この事件が民泊に対する大きな警告でないことを祈るしかない。  

                     2018年3月1日                                                      

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【その142】某月某日 ”接客態度はいつも店の顔”・・の巻き

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某月某日  “接客態度はいつも店の顔”の巻き

飲食店は料理や飲み物を提供するところだけれど、それだけでは商売成り立ちません。見合った雰囲気と接客がついてきてこそ、いい店だ、ということになるのよね。お客さんに満足して帰っていただかなければ、まずはリピートは望めないし、リピートがなければ殆どの店は成り立たないわ。駅構内とか駅前立地以外はね。そういえば昔、ビッグな駅の改札口前の店で、ひどい定食を食べたことがあるわ。まずいの一言で済む分かりやすい店なんだけれど、客はそこそこ入ってたわ。皆、一見さんね。こんなひどい料理を出してもつぶれずに営業してるんだと、逆に立地のすごさに感動したことがあるわ。接客がどんなだったかは、あまりの料理のまずさに忘れちまったけれど、多分、接客なんてどうでもいいって感じの店だったと思う。今でもあるみたいよお。

大体、日本の飲食店は丁寧で親切な接客で、そこが外国人観光客にも好評らしい。日常に利用する店も、一生懸命な接客態度のところが殆どで、この国の良さを再認識しちゃう。ただ接客は、お客さんがいるときだけに必要な仕事ではないのよ、といいたいケースもあるのよね。お客さんが入店してからの一連の接客対応は、マニュアル通りにやれば、まずは間違いがないし、笑顔が加わっていれば、言うことなし!でオールOK。でも客待ちのときのフロアースタッフには、対応の差がもろに出てしまう。常に入り口に気を配り、ソフトな客引きで頑張る店もあるかと思えば、店内でスタッフ同士がおしゃべりに興じている店もあって、千差万別だわ。ここに店の実力が出るのだと思う。

スタッフの質は、忙しい時、暇なとき、どちらにも出てしまうってこと、経営者もしっかりと把握しておかなくちゃね。時折訪問していた蕎麦専門店に行かなくなったのは、オーダーを忘れられてそれを指摘したとき、ごまかしたのが理由。後からオーダーした客に先に料理を持ってくるのでスタッフに確認したら、あわてて厨房に再オーダーしているのが丸わかりなのに、もごもごと謝らずにごまかしたの。頭に気て、それから行って無い。で先日、その店の前を通ったら、昼時なのに半分ほどの客入り状態。レジ近辺でスタッフ二人がぺちゃくちゃおしゃべりに励んでたわ。やっぱりね、と思いましたよ。まずまず美味しい蕎麦なのに、忙しい時も暇な時もどちらもだめな接客がつぶしている店の典型ね。

                2018年3月11日・・・続く

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顧客満足の複雑さ 110 「簡潔で丁寧な言葉の大切さ」

顧客満足の複雑さ110「簡潔で丁寧な言葉の大切さ」 間島 

年末年始のテレビ界は、番組の多くを取りだめ特番でしのぐ、という慣習があるらしい。テレビ界に生きる糧を置いている人達も、年末年始はゆっくりと休みたいだろうから、どうしても取りだめが必要となる。今年もわずかな生番組を除いては、殆どがすでに収録されたスペシャル番組だった。中にはなかなかに考えられた凝った内容のものもあるのだが、大体が同じような顔ぶれの似たり寄ったりの内容としか思えなかった。落ち着いて観たわけでもないので、そのことはどうでも良い。気になったのは、言葉の粗さと珍妙さであり、まともな日本語の喪失であった。

テレビから発せられる言葉使いの奇妙さには、かなり慣れてきたつもりだ。何故ならそれは、出演している芸人だけではなく、アナウンサーやキャスターまで浸透して、まるでその言葉が正しいかと錯覚を覚えるほどに氾濫しているからだ。例えば花に“水をあげる”、犬に“ご飯をあげる”という言い回しは、市民権を得たがごとくに常時聞かれる。先日、東京が寒波に襲われた時、ある局で、“明朝は氷点下になる恐れがあるので、水道管をあけておいてあげてください“と真面目顔で言ったときには、さすがにのけぞってしまった。水道管にも優しい言い回しが必要らしい。一方、ほっとするのは一般人の言葉で、農家に取材に行った際に聞こえてきた“犬への餌やりも大事な仕事だから”と、“植木の水やりは難しいのでね”は、とても自然で違和感が無かった。まだまだテレビに毒されていない人達もいるのだ。

丁寧さを勘違いして、最近は“○○の方”という言い方が一般的らしい。“外国人の方”“女性の方”“お年寄りの方”“中国人の方”“お子様の方々”と枚挙にいとまがない。“日本人の方”は英訳できるのか分からない。“ジャパニーズ“以外の言い方があるのだろうか。“犯罪者の方”や“不法滞在している方々“もその内、聞かれだすだろう。かといって優しさと丁寧さに満ちた言葉のみを話す国民性というわけでもなさそうで、“すげえ”“まじかよ”“死ね”“殺すぞ”などの言葉も氾濫している。まるで一貫性がない。飲食店でも、客からは“注文してもいいですか”“メニューブック見せてもらってもいいですか“などの珍妙な言葉がきかれ、店側からは”○○になります“の奇妙な言葉とともに料理を持ってくる。支払時にも“○○のお釣りになります”と、また理解不能な言葉が聞こえてくる。なぜ“○○をください”“メニューブックを見せてください”と言えないのか。店側も“○○お持ちしました”“○○円のお釣りです”と簡潔な受け答えをしないのか、頭が混乱してくる。

愚痴は止めよう。ときには、簡潔でかつ丁寧さを失わない言葉使いを聞くこともある。すべてに、きちんとした意味があり、伝達が明瞭で、しかもそこに個々人の良識を感じさせる言葉は、普遍的に日本の宝でもある。やはり言葉には誠実でありたい。そこに無礼や欺瞞やばか丁寧さを介入してほしくはない。仕事上とはいえ、一流ホテルや旅館で、美しい日本語を聞くこともある。ひいき目で言うのではなく、確かに覚えがある。仕事言葉ではあるが、参考にすべき慣習でもある。丁寧で美しい言葉は、無駄が無く、礼儀さを感じさせる。それが日本語の特徴ではなかったか。

 

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【第150回】 食環境の現状(129) (野菜価格の高騰の原理)

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食文化の豆知識150食文化の現状129(野菜価格の高騰の原理) 

年末年初以来の野菜価格高騰が、まだ続いています。従来なら、この時期は一本が百円ほどの大根が、店によっては250円の値札がついています。白菜も一個が400円前後。昨年は150円ほどでした。昨年10月の長雨が、いまだに影響しているのでしょうか。怖いのは、この値段に消費者が慣れてしまうことです。多く収穫できるようになっても、高め価格で推移していく、という例は結構あります。やはり商売ですから、ここは生産者と消費者のせめぎ合いです。高ければ買わないとなれば、自然に価格は下がってきます。まさに需要と供給のバランスですが、これほどまでに高いと、日本人の野菜摂取量がますます低下しそうで、財布も痛いけれど、胸も痛みます。 

さて、気を取り直して、現在の価格優等生の玉ねぎやジャガイモ、ニンジンに役立っていただきましょうか。鍋も洋風シチューにして家計防衛するとか、肉じゃが、カレーを順番送りにメニューに乗せるとか。何だか、寂しい提案になってしまいました。でも考えれば、洋風料理用の野菜は比較的に価格安定していますが、価格が乱高下するのは大体が、和風料理の材料となる野菜です。特に葉物類が、気候の影響を受けやすいので、自ずとそういう結果になるということです。根菜類は強い家計応援団です。栄養価も豊富だし、生鮮者には頭が下がります。 

実は野菜価格はしばしば高騰しているのです。季節は一定ではありませんが、気候異常は毎年起こっているので、その都度、野菜の価格が跳ね上がる。需要は変わらないのに、供給量が減るので、当然に?価格は跳ね上がります。これが大規模農場だと、かなり安定した供給量を放出できますが、日本の場合、殆どが小規模農家であるがゆえに、もろに気候の影響を受けてしまう。結局、割りを食うのは、消費者です。間違いなく、購入者である消費者が、一番の被害者です。供給者は、不作でも高く売ることで何とかバランスはとれますが、消費者は最後の登場者なので、出来ることは買わないことだけ。それはすごい武器であるともいえます。でも、この時期の美味しい白菜や大根を無視するのは無理かもしれません。 

         2月11日  間島万梨子 食生活アドバイザー

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【その141】某月某日 ”騒ぎたいならTPOをわきまえて・・・の巻き

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某月某日  “騒ぎたいならTPOをわきまえて・・・”

先日、久しぶりに中華料理店を訪問。何でも、シェフの自家農場から毎日新鮮な野菜が直送されて、優しくてヘルシーな中華料理を食べられるらしい。いいじゃない。中華料理は好きだけれど、あんまり脂っこい料理はパスって女性は結構多いと思うわ。で、総勢6名、予約して行ったんだけど、その日は満席。マックスで25席くらいのこじんまりした店なので、満席の日が結構、多いらしい。予約しておいてよがったぁ。料理は、とっても美味しかったです。1品1品は量は少なめでも、10品くらい出されるので、お腹は一杯。野菜が豊富に使われていて、味も優しい。人気店なのも納得できました。スタッフも料理人もきびきびとして好感が持てるし。なんだ言うことないじゃない?てことよね。はい、店にはね。問題は客。

入店したときには、すでに12名ほどのグループがいて、嫌な予感がしたのが的中。男女混合で、それがやかましいこと、うるさいこと。男の甲高い声を久々に聞きましたわ。みっとも無いったら、ありゃしない。バカ笑いと嬌声が止むことなく続いて、耳が痛くなったわ。こちらも負けじと会話に熱中するんだけど、やはり教養が邪魔して、そこまでバカ騒ぎは出来んかった。負けた。で、思ったんだけど、日本人も充分に騒がしい民族であること。2,3人ならおとなしくても、グループになると周りの迷惑を顧みず、騒ぐ。お金を払っている飲食店なら、なんでも許される、と思ったら大間違い。恥ずかしいわ、全く。それと、やはり店側も、それとなく注意を促すことも必要ね。客の立場をそこねることなく、分かってもらうのも接客技術だと思う。

あまりに静かすぎる気取った店も苦手だけれど、要は程度問題ね。その程度をわきまえるのが、教養でありインテリジェンス。楽しい話題で盛り上がるのは結構。でも、大声とバカ笑いは、馬鹿にしか見えん。少なくとも、小さな店では、控えてほしい。100席以上の大規模なビアホールにでも行って騒いでよ。

               2018年2月10日・・・続く

 

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顧客満足の複雑さ 109 「滅私奉公に頼ると危険」

顧客満足の複雑さ109「滅私奉公に頼ると危険」 間島

 あけましておめでとうございます。今年も様々な事変や気象問題が起こると思いますが、そのときそのときの適切な対応で乗り切ることが出来ますように。 

訪日外国人観光客数の伸びが止まらない。郊外に住んでいると実感はあまりわかないが、ひとたび街中に出ると、場所によってはここは外国か?と思えるほどの状況を見ることも多い。売上増加に湧く業界にとっては、まさに恵みの雨どころか、笑いが止まらないに違いない。宿泊業界も恩恵を受けている業界のひとつだろう。ただ都市部と地方、ホテルと旅館との差異は歴然とあるようだ。

客室稼働率ひとつをとっても、最近のデータではシティホテルで78.7%、ビジネスホテルで74.4%、旅館で37.1%と、大きな開きがある。地域別では、全国1位の84.8%の大阪府と比べ、47位の長野県は35.4%で半分にも満たない。やはり稼働率の低さは収益効率にもろに響いている。ベースとなる経営手法の差異がもたらす影響も大きい。今や宿泊取引の7割はオンライン予約だが、力のあるサイト運営者への仲介手数料の高さで、うまく活用できていないところも多い。会計システムも、宿泊部門と飲食部門との区分別管理会計を採用せずに、旧態依然としたどんぶり勘定を続けていると、細部の分析や方策をたてるのも難しいのは明らかだ。 

さて、先日知人の縁で、新規オープンしたばかりのビジネスホテルに宿泊させてもらった。大阪南の一等地ともいえる場所なので、当然にターゲットは外国人観光客である。そこで感心したのは、無駄を排したコンパクトの追求と質の保持の共存だった。充分な広さと寝心地を提供しているツインベッドを中心にシャワーブースと洗面ルーム、別室のトイレルームのみが配され、それらすべてに、必要な備品類が内蔵されており、他のビジネスホテルよりも明らかに上質のもので揃えられている。無駄なものがないという点で、今まで経験したことのない次元のホテルだった。極めつけは朝食仕様で、殆どの食器備品に使い捨て素材を採用しているのには驚いた。食べ終えたゲストたちは、それぞれ用意されたボックスに皿や食べ残した料理を捨てていく。内容は洋風に特化していたが、ドリンク類や基本的料理、パンは数種類用意されていた。超コンパクトでモダンな部屋と共に、観光で忙しいゲストたちは充分に、満足するだろう。配膳サービスのスタッフ数は劇的に少なくて済む。洗い場も殆ど不要だ。このホテルの利益率はかなり高いものと思われる。 

他方、旅館はどうしても人の力、働く人のがんばりに頼りすぎる感がある。能力に個人差もあるが、お客さんに喜んでほしい、というおもてなし精神は、時として従業員を疲弊させ、結果として離職率を高めてしまう。複雑な旅館の仕事をITをうまく利用して簡素化し、作業の無駄を省きながら、料理を特化したり、部屋の構造を見直したりすることで、売り上げを倍増させた旅館もある。食材ひとつをとっても、在庫管理の徹底で無駄を排する努力も必要だろう。

                    2018年1月3日                     

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【その140】某月某日 ”どこもかしこも人ばかり・・・の巻き

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某月某日  “どこもかしこも人ばかり・・”の巻き

お正月の三が日は、家でひきこもり状態だったので、四日に久々に大型ショッピングセンターに出かけたんだけど(冷蔵庫も空っぽになってきたので。はあ、よう食べたわ)ありゃま、まだ世間はお休み中だったのね。人、人、人で、どこが少子化じゃ。子供であふれかえっとったわ。もとい、お子様連れのお客様が大勢いらっしゃって、飲食店街も活気があふれておりましたわ。オメデトさん。普段は、余り客が入っていない店にも、ウエイティングがかかっていて、まずは良かったね。というのは、私が行くのは大体がウイークデイ、つまり何にもない平日なので、客が入っている店と入っていない店の差が歴然と分かるのよね。大丈夫かいな、と心配していた(うっそ、心配なんかしてないよん)店もあったんだけど、やはり休日にはそこそこ賑わってたのね。

で、この時期、大阪の難波を歩いた知人がいて、“すごい人だ”と緊急メールを寄こしてきたわ。何しに行ったん?ほんま、人の行動と逆の行動を取らないとエライ目に会うよ。ま、限られた休日しか、遊べない人達も多くいるので、混んでいる理由は分かるんだけど、自由時間が多い人間は、なるだけ人と違う行動を取った方が、楽にストレスなく生活シーンを送ることができるわ。根が、人と違うのを好むタイプなので、今まで余りトラブルもなく、ゆらりゆらりと生きてこれたんだと思う。勿論、人が賑わうところにも足を運ぶけれど、基本的に、人と違う行動をとった方が安全かつスムーズに過ごせると思う。だから飲食店も、空いていて、美味しくて、安い店を探しているんだけど、こればかりはなかなか無いわ。いい条件が揃っている店は、やはり客も入っているし。はい、でも今年は、穴場の素晴らしい店を見つける努力をいたしますわ。だれにも教えないからね!

2018年1月8日・・・続く

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