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【第170回】 食環境の現状(149)(レジ袋有料化)

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食文化の豆知識170 食文化の現状149(レジ袋有料化)

 海洋にあふれるプラスティックゴミ問題を受けて、すべての小売り店でのレジ袋有料化がスタートしました。海を汚すと指摘されているレジ袋を市場から無くすのではなくて、“必要ならお金をいただきますよ、嫌ならご自分で袋をご持参ください“という法律です。これは一種の啓蒙活動なのでしょうか。国民皆が、プラスティックゴミ問題を真剣に考えてマイバッグを持ち、海を汚すことの無いように協力することの大切さを推し進めるという啓蒙活動?それとも店側はレジ袋費用が不要になり、売れた分は売り上げに計上するので、単純に考えて確実に利益はあがります。なので、これは経済活動になるのでしょうか? 

いずれにしても、この全店レジ袋有料化は、いたるところでほころびが見えています。例えばコンビニエンスストアの顧客は、固定客というより車客やフリの客が多く年齢層も比較的若い人達です。その人達がいつもマイバッグを持ち歩くでしょうか。レジでむき出しの商品を出されて困惑する顔が見えるようです。仕方が無いのでレジ袋を購入するか、ポケットにねじ込むか。万引きと間違われそうです。またスーパーで冷凍食品を買ってドライアイスをもらっても、専用機械に食品を吊るす袋が無いので、とても不便になりました。つまりこれはマイバッグ使用ではなく、専用の袋を常に持ち歩いていないと冷凍食品を買いにくい状態だということです。女性客が“最近、冷凍食品を買うことが減ったわ“とぼやいていました。そしてそのスーパーの、レジ袋仕様のビニール袋の商品棚は、売れ切れ状態が続いています。全く、茶番のような風景です。 

殆どの人は、スーパーでもらうレジ袋を有効利用していました。ゴミ出しに使用するのが一般的で、他にも再利用して最後はゴミとして捨てるのです。本当に不便になりました。何を買っても袋がついてこない、ということは、なにもかもをマイバッグに詰め込むことになるのですから、不衛生かつ乱雑にならざるを得ない。本も、靴も、果物も、肉も魚も、野菜も、洋服も一緒にマイバッグに?それが嫌なら、最低5~6種類のマイバッグが必要になります。店に並ぶ、過剰包装の野菜や果物を見るにつけ、頭が痛くなりました。ここは英断を持って、大型スーパー店に限ってのレジ袋有料化推奨へ戻るべきと思います。この法律を作った当事者は、細かな買い物などしたことが無い人達なのでしょうか。それとも、日常のゴミ出しなどしたことが無い人達なのでしょうか。それとも世界に向けてのポーズ作りに熱心な人達なのでしょうか。

  食生活アドバイザー 間島万梨子

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 顧客満足の複雑さ140「再度の生活活動停止は難しい 」

 顧客満足の複雑さ140「再度の生活活動停止は難しい」 

 数的には、日本でのコロナ感染者数は第二波に入っていると思うのだが、国民の緊張感が第一波時期と比べて比較的穏やかになっている気がする。覚悟していたからかもしれないが、これ以上の防衛策は取れないという諦念も確かにある。ただメディアは相変わらず、増加する感染者数の報道に明け暮れる。8月1日現在で3万7859人が感染し、1013人が亡くなられている。確かに感染者数はこの二週間、うなぎのぼりの傾向にあり、歯止めがいつかかるのか読めない不安感はある。全世 界でも1703万人が感染し、66万人を超える死者数を出したと聞けば、コロナへの不気味さに震撼せざるを得ない。ただ例年、インフルエンザにはそれほど恐れを抱く人はいない。ワクチンや治療薬タミフルの存在に安堵感を覚えるせいなのかもしれないが、数字的には、コロナを遙かに上回る。2019年の12月30日から1月5日までの一週間での日本におけるインフルエンザ感染者数は39万2000人で、前週は88万人を数えた。2019年1月だけで、インフルエンザが原因と医者が認めた死者数は1685人にのぼる。一日約54人だ。治療薬があっても、身体の弱っている人が感染するとあっけなく命が奪われてしまう。コロナと同じメカニズムなのだ。しかしながら、いくらインフルエンザが流行しようと、学級閉鎖はあっても、経済活動がストップしたという話は記憶にない。こうなると、今の騒ぎに頭を抱え込んでしまう。 

 さて、旅行業界や宿泊業界への業績の一助とすべく、GO To キャンペーンは予定通り施行されている。一部内容の変更がある中でスタートした。賛否両論はあるが、施行された以上、供給側、使用者側双方が、スムーズにその効果を受けるべきであって、これもまた一定の期間を経て、真の是非が評価されるものだろう。特に今、宿泊業界で盛り上がりを見せるのが、地元客誘致戦略だ。遠方客の利用に対する感染不安が一層、地元客に期待を寄せる一因となっている。ただ考えれば、何故今まで、地元客をターゲットとする戦略が出てこなかったのだろうと疑問を感じる。 以前に“地元客は宝の山なのに”という疑問を呈したことがある。温泉と料理と宿、この3点セットは、家事を預かる女性にとって何よりの解放であるのは勿論のこと、年齢性別問わず命の洗濯となるだろう。近くにその提供場所があるのは大きなメリットになる。移動に疲れないし、満足すれば確実にリピート率もアップする。遠方からの客を期待するより、はるかに上客となり得るのだ。コロナ禍をきっかけとして、宿泊意義の変化が供給・利用双方共に定着してほしいと思う。一方、飲食店はその多様性と店舗数の多さゆえに、なかなかに業績援助活動は難しい。接客の度合 いも、規模も異なる中で、会食は避けてほしいとの行政からの一律的なメッセージは、まさに死の宣告に等しいだろう。やはりここはターゲットを絞っての、ピンポイント行政指導しかない。  間島万梨子

 

 

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 顧客満足の複雑さ139「国による違いは明白 」

     顧客満足の複雑さ139「国による違いは明白」

 6月中旬以降、日本のコロナ感染者数は首都圏で二ケタ台後半が続く中、その他地 域ではゼロ乃至一ケタ台を維持している。痛ましくも亡くなった人は26日時点で 969人。今後の展開がどのようになるのかは分からないが、徐々に人が動き出し、経済が動き出している。一部の店を除いては、徹底した感染予防策が取られ、道行 く人々も100%近くマスクをつけている。いつ来るかもしれない第二波への怯え や備えは、ワクチンや治療薬の出現までは消えることは無いだろう。正しい怯えは 必要なのだと思う。それが日本での感染爆発を押えている理由のひとつに違いない。

 一方、死亡者数12万人を超えたアメリカのある郊外での日常の映像を見て、驚き を通り越して妙に感心してしまった。皆、一様にマスクもせず、密の状態で楽しそ うに歩き、談笑し、リゾートで遊んでいる。この楽観主義は、どこからくるのだろう。圧倒的感染者数の中で、自分だけは大丈夫と信じて疑わない国民性と個人主義 は、良い悪いの問題でかたずけられない違いを感じる。他国は異質だ。集団免疫戦 略、つまり放置政策を取ったスウェーデンが、米国に次ぐ100万人当たりの死亡 者数の多さ、という惨状に、今あえいでいる。大きな間違いを起こしたのだ。ただ 国民からは政府への非難も少なく、相変わらずマイペースな生活を続けているよう だ。ことほどさように、今回のコロナは、各国の政策の違いと国民性を見事に浮か び上がらせた。日本は誇って良い。死亡者数の低さが確固たる証拠として、裏付け られる。コロナ対策に関しては、お手本とすべき国は見当たらない。あるとすれば、ごく早期に中国からの入国禁止に踏み切り、個人へのマスク安定平等供給を迅速に 果たした台湾か、日本と同じく死者数が圧倒的に少ないニュージーランドあたりか。 それとても法律や環境の異なる条件下の成果であって、台湾のICカード式保険証 を使用してのマスク平等購入システムも、そもそも国民全部を把握できるICカー ドシステムをプライバシー保護の反対で導入できない日本では実施は難しい。 

 さて、コロナ自粛期間でもテレビは元気だ。過去の配信映像をうまく組み合わせて、 時間枠を埋めたものが多い。よくこれでスポンサーがつくものだと感心するが、裏 ではどのような取引があるのだろう。ニュース番組にしても、新たなコメンテータ ーを呼んで、日々侃々諤々の意見がはきだされて活気づいている。その形は、外国 のニュース番組とかなり異なる。最近、コロナ関連もあって海外ニュースを見る機 会が増えたのだが、どの国も一人のキャスターが自分の意見をことさらに述べるこ となく、事実や事件を映像を取り入れながら淡々と報道している。考えるのはテレ ビの前の視聴者の役目というわけだ。先日、朝8時からの一応はニュース報道らし い日本のテレビ番組の頭が、若い芸人が芸能事務所を出るとか出ないとかの話題だったのには、心底驚いた。外国にも芸能関連を扱う番組はあるが、ニュース番組と のすみわけは出来ている。日本のテレビはまるで、そこで生きる人達の互助会のよ うだ。テレビを生活の糧にする人の数が多すぎるのか、視聴者が芸人が多く集まる 賑やかさを望んでいるのかどうかは、分からない。                 間島万梨子

 

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【第169回】 食環境の現状(148)(食欲促進が一番)

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食文化の豆知識169 食文化の現状148(食欲促進が一番) 

“病院食は美味しくない”という声をよく耳にします。実際、止むを得ず入院した経験からすると、それは事実です。消化器系疾患ではない場合でも、病院食を美味しいと思ったことは稀です。病気で落ちた食欲がますます落ちる。何故美味しくないのか?それは栄養を主に献立が組み立てられるからです。次には予算の問題。つまり、限られた予算の中で、いかに患者に美味しく食べてもらえるかの発想が乏しいのです。というと一生懸命献立作りに頭を悩ませておられる管理栄養士に申し訳ないのですが、“味よりも栄養”を一番におくと、だれが作っても同じです。そこには薄味の、妙な味付けの料理が並ぶのです。誤解を恐れずに言えば“栄養よりも、美味しく食べてもらえる献立作り”が必要ということです。それと柔軟性思考です。 

母が入院した際、年齢もあって食欲が極端に落ちました。病院食に殆ど口を付けない。私が見ても手を出しにくいものでした。それでせっせと、高栄養で美味しいアイスクリームを運んで食べてもらいました。ある看護師は、血糖が高いのにアイスクリームなんて、という顔をしましたが、医師のOKが出て、退院まで一体何個のアイスクリームを食べたでしょうか。それが母の命をつなぐ一助にはなったのではと思っています。

介護施設でも同様の傾向が見られます。ある施設の献立は絵にかいたような、一汁三菜。それもご飯、みそ汁、小鉢ものの内容は毎日同じ。あとの主菜1品だけが魚の煮つけであったり、塩焼きであったりするわけで、本当に能が無い。かたや違う施設の献立は変化に富んでいます。高齢者の好みそうな料理が多く出てきます。散らし寿司や丼物、お好み焼や麺類を取り入れて変化のある献立になっています。つまり柔軟なのです。それは“まずは食べてもらえるかどうか”を第一義に捉えるか否かなのです。何も、ビーフステーキや串カツなどを出さなくても、予算内でも美味しそうな献立作りは可能です。でもまずい病院食しか出せないのは“こうあらねばならない“という呪縛にとらわれているからです。このまずい食事から早く抜け出して、焼肉やお寿司を食べたい!という思いが退院を早める役目をはたしているかもしれませんが、やはり食欲促進が一番という柔軟な発想に基づいたメニュー作りが求められます。顧客満足重視の姿勢が必要なのです。

             食生活アドバイザー 間島万梨子

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【その162】某月某日 ”夜の街ってなあに?・・・・ ”の巻き

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某月某日  “夜の街、ってなあに?”の巻き

7月に入って、じわりじわりとコロナ感染者数が増えてきているのって、やはり不気味よね。ホント、手強い相手だわ。東京で三ケタ台になってしまった。で、このところ、やたらに耳に残るのが、都知事がおっしゃる“夜の街”というフレーズ。夜になるとあたり一面、真っ暗になる田舎に住んでいるので、夜の街、ってこんな暗いところのこと?なんて思ってしまうわ。思いません!知ってますわよ。夜の街とは、歓楽街のことでしょう。そりゃ、人が集まるよね。人の集まらないところは歓楽街とは言いません。はい、そこが立派な夜の街です。接客を伴うお店で、人との距離を取れ、っていうのも無理難題だよね。だれが、2メートル離れたところから、接客してほしい?どんな接客するん?大体が、2メートル離れたら、眼も見えんし、声も聞こえんし、触れんわ。どこの介護施設じゃ!

なので、ここは行く方も店も覚悟を決めるか、全面休業するか、どちらかしか無いと思う。一番簡単なのは、客が全く行かないことね。となると自然に店は休業します。でも、行きたいのよね?我慢できないのよね?はあ、難しい問題だわ。N子には、解決策は分かりません。とにかく、自分の身は自分で守れ、人に移すな、ってことぐらいしか、言えんわ。結構キツイ?でも、普通の飲食店で、あまり大声を出さずに小人数で会食するくらいなら、リスクは高くはないらしいので、当分はそれくらいで我慢しようよと、思ってしまうわ。

幸いなことに、近隣の飲食店で閉店したこところは無いので、危機感はあまり伝わらないけれど、不特定多数のお客を相手にする飲食店は、すでに大手チェーンが店の整理に踏み切っているようで、働いていた人達は大変だよね。これからは、インバウンド専用となっていたホテルもどうなるのか、考えたらアタマが痛くなるわ。とにかく、夜の街、という言い方は止めて、はっきりと業種を明らかにした方がいいと思うよ。夜が怒るわ。街も怒るよ!                     2020年7月4日 ・・ 続く

 

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 顧客満足の複雑さ138「新たな需要拡大へ 」

      顧客満足の複雑さ138「新たな需要拡大へ」

5月下旬をもって、日本全国でコロナ緊急事態宣言が解除された。まずは朗報なのだが、第二波は必ずくるとの警告が、行動や心理にまだ重くのしかかる。発症者数を一定内に収め続けるために、今後も長期間にわたって、国民、企業ともに予防策は取られるだろう。死者数10万人を数えた米国を筆頭に、2万人越えの国はヨーロッパを中心に五指を超えるが次第に収束していき、その波は今後、南米とアフリカを襲うとWHOは予想する。5月末現在で約890人の尊い命が犠牲になっているが、死者数1000人未満の日本は、まさに奇妙な?成功と、欧米各国から奇妙な評価をされている。むしろ日本から見れば、各国の死者数の多さには言葉を失う。

何が異なって、何故こんなに結果が異なったのかの検証結果は、まだ待たねばならないが、日本国民の衛生意識の高さが一因であるのは間違いがないだろう。ただ、このような時に政権を任されている人々に、どれほどの危機感と責任がのしかかっているかの、想像力は持ちたいと思う。今は、この凶暴なウイルスをあなどることなく、経済再生への道を進むことが求められる。 

4月、5月の二か月で、人の生活形態そのものが激変し、同時に企業側も自粛体制の中、大きく業績が落ち込んだ。新たな流通経済による新たな需要は認められるものの、絶対的経済の不振は免れない。今後の経済体制そのものの変化は避けられないだろう。かといって、じっと動かないでいるわけにもいかない。そこで新たな需要開拓の種々対策が、巷間に満ちてくる。供給側も、国内生産を増やしサプライチェーンの多様化という変化を受け入れざるを得ないが、肝心の需要をどう喚起して増やしていくかがこれからの大きな課題で、それこそが日本の経済体制を変えることになるのだと思う。

繰り返すが、最も重要なのは内需回帰による消費拡大だ。訪日観光客によって売り上げを伸ばしてきた観光業界、百貨店、宿泊業界などを筆頭に、戦略の立て直しが必至であり、そのために国も種々対策でフォローする必要がある。いつくるかもしれない再度の緊急事態に備えて、サプライの国内生産率を上げることの重要性は誰の目にも明らかだ。ここにきてさすがに儲け至上主義の経済界も、内需拡大への方向転換を公言しはじめた。以前にも書いたと思うが、米国経済の強さは、自国でエネルギーをまかなえる絶対的強さと同時に、内需経済のボリュームが寄与している。ここしばらくはコロナ不況の波に苦しむだろうが、この国の回復は早いような気がする。そして日本だ。今後の日本が進むべき道は、まさに内需拡大と取引国の分散化で、国内旅行需要を伸ばす具体的政策や、老舗への存続補助政策、雇用促進対策、などなど、やるべきことは山積している。新システムの導入や関連立法も必要になる。幸い、医療体制の盤石化や国内観光の活況化、雇用支援、サプライチェーン国内回帰への支援などの政策は予定されているようだが、掛け声倒れに終えることなく、着実に、そして何よりスピードをもって実現していってほしいと思う。まずは財務省を抑え込み国債を発行して、大胆な金融政策で市中に莫大なお金を投入すること、品の無いいい方をすれば、お金をばらまくことで経済や人を殺さずに再生させること、これに尽きる。小手先の手当ではなく、発想の大転換が望まれる。                                 2020年6月1日

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 顧客満足の複雑さ137「乗り切るための知恵と覚悟 」

連休明けの新型コロナウイルス感染者数動向が、日本の未来を決めそうな気配になってきた。まさに正念場といえる。日本全体で二ケタ台前半までに収まっていれば、ひとまずは緊急事態宣言は中止されるだろうし、三ケタを超える状態が続いているとなると、緊急事態を解くことは到底かなわない。その間の微妙な数の場合は、政府としては決断に悩むことだろう。宣言を伸ばし続けることによる、就労者と企業の疲弊、困窮に配慮しなければならない。ともあれ、結果を左右するのは、国民一人一人の行動にかかっていることに異論はない。 

現在も、無残な数字が日々報告されている。デパートの3月の売り上げ33%ダウンをはじめ、タクシー業界が65%ダウン。中国人向け宿泊施設は売上ゼロに近い。飲食業界もかつてない苦境に立たされている。その中にあって、スーパーマーットの売り上げは0.8%の微増となったらしい。高級品を扱うデパートが打撃を受け、生鮮品を初め日用品を扱うスーパーが好調なのは当然のことだ。有事の際にはとにかく基本的生活保持に必要な分野、例えばインフラ、物流、生鮮日用品、ガソリンなどが安定供給され、病院関連がスムーズに動くことが必至となる。一方、娯楽をつかさどる落語や高級レストラン、スポーツなどは平時にあってこそ活き活きと息づく分野なので、今は大変な状況下にあるだろう。人が動くことで商売が成立するホテル宿泊業界や旅行業界への打撃も想像を超える。著名な祭りも次々と中止が発表された。 

そんな中、有名なミシュラン星獲得のレストランオーナーが、この状態が続けばすぐれた食文化が死に絶えると公的な支援を訴えていた。訪問したことは無いが、予約が取りにくいと評判の超高級フレンチレストランだ。来客数ゼロが続いているという。一方、同ランクのある高級レストランでは、2月の時点でいち早くリッチ弁当の宅配を始めた。家庭で高級レストランの味をおせち風弁当で楽しんでください、というわけだ。予想以上の需要があるという。あるタクシー会社は高齢者の買い物代行を急遽始めた。売り上げの一助にはなっているらしい。また、アルコール製造に多くの酒造メーカーが名乗りをあげた。マスクしかりである。とにかく求められるべきはスピード性だ。一日も早い収束が、背後に迫りくる景気低下の幅を和らげる。コロナ禍は実に様々な分野を凌駕している。だからこそ、各企業や店の知恵と、国民一人一人の覚悟が大切になる。収束後の種々の楽しみを頭に浮かべながら、乗り切りたい。

2020年5月1日

 

 

 

 

 

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 顧客満足の複雑さ136「危機下で見える様々な現象 」

    顧客満足の複雑さ136「危機下で見える様々な現象」

今は何を言っても、コロナウイルスがらみになるのは致し方ない。それほどに獰猛なウイルスだと思う。蔓延しやすいところを狙って、仲間を増やしていく。日本では外出禁止令が出されていないので、自由な行動が許されているが、欧米の街の様相を見るに、まさしく戒厳令下にある。命を落とした人の多さに胸が痛む。最終的にどれだけの感染者数と死者数を出して終結するのか、だれも明言できない。“はい、これで終わりにしましょう”と、手打ちをすることもできない。そういう厄介な状況の中でも、人間の叡智やしたたかさを見ることもできる。 

国際放送で知ったのだが、英国のジン酒造メーカーでは、パブ閉鎖による消費低迷を受けて、ジン製造機械を使って消毒液を製造しだした。今や需要に追いつけないほどのフル稼働状態らしい。ジンも消毒液も大差無い、という発想か。また、ドイツのダイソンは急遽、人口呼吸器の販売に乗り出した。充分な製造技術を持っているのだ。米国でもフォードが、週に10万個の防護マスク製造に着手した。いずれも臨機応変の知恵をそこに見て、頼もしさを感じた。多分、日本でも各メーカーなどが、今出来ることを模索していて、現実に知恵を出していると思うのだが、そういう元気の出る情報は流れず、聞こえてくるのは恨み節が多い。これはメディアの責任が大きい。神戸牛やズワイガニなどの超高級食材が値下がりしたと嘆くニュースなどは興味も湧かない。需要と供給のバランスが崩れただけのことだ。またオール中国人需要のホテルがガラガラ状態であるのも、気の毒ではあるが今はどうしようもない。またTOTOが中国工場の閉鎖でトイレを作れなくなったとか、ビックカメラからパソコンが消えたとか、情けない話ばかりだ。いずれも中国頼りのサプライチェーンの入荷停止によるものらしい。 

いずれ、コロナウイルスも必ず終息はする。しなくてもワクチンや治療薬が開発される。それまでは知恵を出しつくす努力も必要になる。幸い、大都会以外で患者数が一ケタ台の自治体も日本では数多くある。移動手段さえ注意すれば、そして自分自身の健康状態の安定を確認できれば、加えて予算があればのことだが、のんびりと観光地で長期間を過ごす手もある。宿泊施設も誘致するプランを練ってほしい。飲食店も店自ら、キャパシテイの半分以下の客しか入れない方針で、安全性を打ち出す必要もある。こんな時でもインフラが安定しているのは、大きな恩恵でもある。自宅にこもるのがベストかもしれないが、メディアも文句や不平不満ばかりの情報をたれ流すのではなく、希望や知恵を発信する役割もある。が、今の日本のメディアでは無理なのかもしれない。

2020年4月1日

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【第168回】 食環境の現状(147)(今だからこそ価格安定を)

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食文化の豆知識168 食文化の現状147(今だからこそ価格安定を)

コロナ禍で、家での食事シーンが増えています。不要不急の外出を自粛する中、加えて休業中の飲食店が増えている現状下では、自宅で食事する人が多くなるのは当然のことでしょう。幸い、生鮮品に関しては健全に供給されていますが価格高騰が目立ちはじめました。冬野菜と夏野菜の収穫のはざま期にあるのも大きな原因だとは思いますが、常用する野菜群の価格が跳ね上がるのを見ると、頭が痛くなります。自宅調理が増えて、需要と供給のバランスがくずれるので価格が上がるのは当然だ、というビジネス論理は成り立ちますが、この非常時には、供給側も農協を含めて企業人としての矜持を見せてほしい、とこれは消費者側からの切なる願いです。 

市場の変化には、消費者も知恵を出す必要もあります。安定した価格の生鮮品をフルに使うということです。価格優等生野菜を手を変え品を変え、使いまくる?。一本300円もする大根とは当分さよならです。半分400円!もする白菜やキャベツともお別れです。買いやすい価格の玉ねぎやモヤシ、人参などをフルに使いましょう。いつも疑問に思うのですが、誰も手を出さない高価格野菜は売れずにしなびていきます。キャベツなど、中が黒ずんできてるのが分かります。これらはどうなるのでしょう。結局捨てられるのでしょうか。惣菜ものの材料にとて代わるのでしょうか。天候に左右され相場ものといわれる季節野菜ですが、一年を通しての価格調整への努力を目にしたことはありません。もし、されているとしたら、こちらの気づきの乏しさを恥じ入るばかりですが。 

さて、気を取り直して家での食事を楽しみましょう。出前も気分転換に利用したい。手抜き料理も堂々としていい。昼食はうどん、夕食は焼きそばでおおいに結構。幸い、日本は麺類にご飯もののメニューが豊富にあります。それも肉や野菜をどっさりと使用した栄養満点のものも多いので安心です。何も一汁三菜にこだわることはありません。この事態が収束した後には、プロの料理を味わえるのを楽しみに。

           食生活アドバイザー 間島万梨子

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【その161】某月某日 ”これは国難だあ・・・・ ”の巻き

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OL N子の勝手リサーチ 161

某月某日  “これは国難だぁ!”の巻き

しばらくさぼっているうちに、世の中はエライことになっていましたわ。我が人生でこんなの初めて。18年生きてきて初めてのことだわ!って、混乱にかまけて我ながら大ウソよう言いますわ。はい、この際、言ったもん勝ち。でもほんとに大変な事態です。コロナの三文字は、多分、一生忘れないと思う。今までいっぱいこっぱい忘れてきたけど、この憎き三文字は忘れんぞ。今回の緊急事態宣言で、一般の飲食店は一応、通常通りの営業でOKになってるけど、やはり自粛しちゃう人も多いよね。万が一、感染してしまったら、調べられるのよね?この2週間どこにいたとか、誰に会ったとか、何食べたかとか(それは無い?)どんなテレビ見てたとか(これも無いか)どんな夢見たとか(これは絶対に無い)とにかくとっくに忘れちまったことを根掘り葉掘り聞かれるなんてやだわ。キミは明智小五郎か、って古!

ということで、この一カ月ほどは、外食は昼食利用だけざんす。それもゆったりとした席配列になっているところ。それもそろそろやばいのかなと思うけど気分転換しなくちゃ、カビがはえるし、根もはえる。席と席がくっついている店は、申し訳ないけど敬遠しちゃうかな。日頃は、ほとんど気にはならないのに、こういう事態になると、人との距離が・・・ね。結局は、人とは接しないようにしてください、ってことが感染防御の本筋なのよね。いろいろな業種業態が辛いなあ。だって、世の中の多くのことは、人と人とのかかわりがベースになっているもの。青空の元ならOKといっても、そこに行くまでの道中がまたリスキーなこともあって、結局、家にいてよ!てことになるのかな。

で、狭い庭をうろうろするか、近所をうろうろするか、家の中をうろうろするか(うろうろ出来んわ)。でも明けない空は無い、の如く、必ず収束はするのでそれまで、注意・自衛して、おとなしくしていましょう。昨日昼に訪問した、いつもにぎわっている日本料理店は、閑散としていたわ。がんばってね!また行くからね!

          2020年4月14日 ・・ 続く

 

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