【その125】某月某日  ”様々な要素が大切・・ “ の巻き

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某月某日  “様々な要素が大切・・”の巻き 

飲食店って、料理が美味しければそれでよし!ってわけでもないのよね。勿論、料理がまずければアウトだけど、他の要素も大切。料理・雰囲気・サービスの三本柱が揃って、初めて合格というか、また来ようという気になるものだと思うわ。その中でも、料理で客を満足させるのが一番簡単。なんたって飲食店なんだから、どこも自店の料理には自信を持ってるはずで、あとは客の好み次第というわけよね。だから、味付けや素材は、その店独自のスタイルで押し通せばいいと思う。その味が好きなお客さんだけが来てくれればいいんじゃないの。でないと、どの店も同じ料理になってしまうものね。 

ところが!です。ここまでは物わかりのいいワタシざんすが!許せん要素がいっぱいこっぱいあるざんすよ。せっかくアカデミックな感じでスタートしたけど、すぐに方向転換ね。まず、清潔感が大事。座ったテーブルが油まみれとか、壁がくすんでいたり、スタッフのユニフォームが薄汚れていたりするともういけません。古い店も古いなりに清掃は行き届いていてほしい。よくテレビなどで、何十年もやってるという庶民的な店が紹介されてるけど、ようあんな汚い店で食べられるもんだと感心することがあるわ。ま、人それぞれで、ワタシが文句つける筋合いではござんせんが、やはり店は経営者の顔が見えるもので、そんな店の料理が上等なわけはないと思う。それとトイレも重要な要素で、そこがかなりピカピカで綺麗であれば、もうかなり印象度アップ。お、やるなって評価高し。 

サービスはまた奥深いもので、やけになれ慣れしいのもちょっと引いちゃうし、渋面で接客されるのも気分悪いし。絶妙な距離感ってのが、高度なテクニックではないでしょうか。自然な笑顔も必須ファクト。言葉使いも大事。注文した料理を運んだ時、頼むから“これでよろしかったでしょうか”なんて言わないでよね。最近は、どこも愛想は良くなったので、ひどい接客態度の店は少ないのは有難いと思うわ。結局、人が飲食店に行くのは、何かを満たしたいからであって、モチ、料理だけが目的でもいいんだけれど、自店に来てくれたお客さんが、気持ちよくお金を払って帰ってくれて初めてその店は、いい飲食店ってことになるんだと思う。

2016年10月9日・・・続く

 

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