顧客満足の複雑さ 205「希望のきざし」
あけましておめでとうございます。穏やかな年でありますように。
年々、賀状が少なくなっていく。年を経れば、旅立ったひと、行方知らずになった人と様々で、これも当然の成り行きなのだろう。また、今はラインやメールでの年始あいさつも増えており、益々、年賀状は希少価値の存在になっていく。それもよかろう、ということで、本当に必要であるなら、必要とする人だけに残っていくに違いない。
昨年は政権の交代もあって、あわただしい年末の感があったが、何がどう変わったのか、政治音痴の身としては新聞を穴のあくほどに視ても、なかなか理解しがたいが、とにかく、長く低迷を続けた日本経済がまた浮かび上がるのではないか、という希望のきざしは感じる。日本人はもっと豊かになっていい。こんなに誠実で働きものの国民が揃っている国は無い。汚職もテロも誘拐も少ない。勿論、世に犯罪の根は消えず、ではあるが、世界的にみても、安全な国の部類に入る。それがどれだけ稀有なことなのか、たぶんあまり自覚していない人も多いだろう。だからこそ、もっと豊かになって、その恵みに感謝したいものだと思う。その経済を後押しするのは、やはり政治の力が不可欠で、経済だけが突出した国など、見たことはない。経済の安定には必ず、賢明で清廉で野心的な政治力が求められる。せっかく選挙で選ばれても、すぐに辞めてしまう人もいるので、それほど魅力的な職業ではないのだろうとは思うが、とにもかくにも、政治家になった限りは志を持って、よりよい豊かな国を目指して政治に邁進してほしい。
さて一方、経済といえば、最近は本当に不親切な企業が増えた。まず問い合わせコールがまともにつながらない。ホームページで調べろ、というメッセージが流れ、それでもねばっていると、質問を振り分けして、これまたネットで調べろ、だ。なかなか肉声で直にアドバイスをいただけない。人件費の節約か。また電気器具を購入しても、それが複雑であるものに限って、取扱説明書が無いケースが多くなった。これも有事には、不便この上ない。かつては取説ですぐに確認できたものが、すべてネットで確認してね、ということだ。楽しみにしていた銀行系や航空系の月間小冊子もほとんど姿を消した。美しい海外の風景や美術品関連の記事が満載で見応えがあったが、絶滅?した。印刷代と紙代と手間代の節減だ。兎に角、多くの企業が無駄という無駄を無くしつつある。直接、売り上げに結びつかないアフターサービスは贅沢なのだ。そして企業と消費者との乖離が進んでいく。あまり賢い選択とも思えない。QRコードからあなたのスマホで注文してね、の飲食店も便利さを装った不親切の極みだ。ところが昨年末に訪問したお店は、至れり尽くせりの丁寧な対応だった。やはり人が発する親切さは心地よく記憶に残る。
2026年1月1日 間島