OL N子の勝手リサーチ 210 “接客には大きな差が”の巻き
飲食店で大切なのは、料理・接客・雰囲気の3大要素、といわれて久しいけれど、接客がもっとも変化していると思うわ。料理は、美味しくて値段も手ごろが一番!ってのは、古今東西、今も昔も変わらないよね。いや、値段は高くないと値打ちが無いよ、などと嘯く輩もいるとは思うけど、そんな嫌味な人はワタシの周りにはおりませんわ。雰囲気は、居心地の良さ、ってことね。いろいろな要素がかみ合って、そこにいると気分が良い、につながるので、人によって好みもあるとは思うわ。でも、大切な要素よね。
ところが、接客が今、基本は何なんだ、と疑問がふつふつと沸いてくるほどに崩れているのを感じるわ。まず笑顔がないのよね。昔の接客教育ってさ、“楽しくなくても口角をあげなさい“ってのが主流だったけど、今は、”自然で好きなようにしていいからね“に変わったの?だから皆、好きなようにぶすっとしているの?いやほんと、リーズナブルな店で、特に若者向けの店なんかで、スタッフの笑顔なんて、最近みたことありゃしまへんわ。はい、京女でっせ。笑顔と愛敬が売りの京舞妓どす。ってわけじゃないけれど、笑うと損するの?って聞きたいほどに、仏頂面に出会う店が増えたのは確かね。客も笑顔など期待しなくなったのかも。注文もタッチパネルかスマホからする方が気楽?で、いちいち、スタッフとかかわりたくないのかな?
店も二極化が進むのかもね。食べて飲めれば笑顔の対応などいらんわ、って店と、丁寧な接客が求められる店と。その差はやはり価格の違いからくるのだとしたら、随分とせちがらくて寂しい世の中になったもんだと思うわ。または世代の違い?笑顔の接客、なんて求めるのも無理なのかも。でもまだ、きちんとした店もあって、丁寧で笑顔あふれる接客に出会うと、うれしくなってしまう。それは、本人の気質もあるけど、店の教育姿勢のたまものだと思う。最近訪問した店のスタッフは、見事にボンクラでした。昔なら即クビね。ま、ただの機械なんだと思えば、腹も立たないけど。
・・続く。