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顧客満足の複雑さ 207 「ネット難民救済の益」

       顧客満足の複雑さ 207「ネット難民救済の益」 

パソコンで20年以上も使用してきたプロバイダーが、一方的に他プロバイダーへの吸収合併を通告してきた。使用してきたメールアドレスは使用不可となる。完全移行までには約1年間のタイムラグはあるが、それまでに各種提供サービスは順次変更ないし中止されるらしい。またその間、利用者側が自ら操作手続きせねばならない作業工程も多いと聞き、移行を待たずしてプロバイダーを変更することにした。旧プロバイダーの解約等に関する面倒な諸作業は、新プロバイダーサイドが担ってくれたのだが、あくまで本筋をつけてくれただけで、やはりそのあとの細かい作業は山積みとなった。当分は頭の痛い状態が続く。その主な原因は諸手続きに入る入口が、ブロックされることだ。スムーズに各社各部門に問い合わせができない。思い浮かぶ方も多いだろう。まずAI音声が流れ、多くの自動音声、自動作業を乗り越え、途中で挫折することなくオペレーターにたどり着くのは至難の業だ。途中で受話器を放り投げたくなる。 

半面、スムーズに肉声が返ってくる分野も結構多くある。究極は110番と119番だが、それ以外でも、末端販売市場では、すぐに電話はつながる。百貨店やスーパーマーケット、量販店などは、ネットでの振り分けなどしているわけにはいかない。相手は新規客の場合もあり、売り上げに直結することもありえるからだ。クレームなどの面倒だと思われる内容は、すぐに関係部門に回すシステムになっているので、最初の応答はまことにさわやかで心地よい。半面、経験上からも一番厄介なのは、ネット関連企業だ。先のプロバイダーはその先頭にあるが、パソコン業者やパソコンソフト関連も例外ではない。ただそれらでも、最初の自動音声振り分けで、新規購入に振り分けられると、すぐにオペレーターが応答するケースが多い。厄介なのは、何らかの問い合わせの場合で、かなりの高い確率で途中で挫折させるようになっている。そして最終の通告は、ネット画面を開けて、ネットからお手続きください、となる。いつからだろう。押しなべて、0120からはじまる案内電話で、すぐにオペレーターが出なくなったのは。繰り返すが、商品販売会社のそれはとてもスムーズな対応がなされている。物を売る、のは今でも商売の原点なので、その入り口をふさぐわけにはいかないからだ。 

損をしているな、と思う時が多い。企業側の対応いかんで、売り上げが左右されるのは、古今東西、不変であって、いかに生きた声で誠意ある対応が出来るか否かが、ビジネスの栄枯盛衰への分かれ道だ。ちなみにアイパッドは長年アップル社のものを使用している。時折、トラブル発生時に0120コールに問い合わせすることがあるが、すぐに肉声対応がなされ、処理アドバイスも非常にスムーズで親切だ。バージョンアップの切り替えおすすめもない。一方パソコンは、頻繁なウインドウズのバージョンアップを強要され、トラブル時の対応は? 考えただけで頭が痛くなる。  

      2026年 3月1日 間島

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食文化の豆知識225 食文化の現状204(日本の第一次産業の異常性 )

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食文化の豆知識225 食文化の現状204(日本の第一次産業の異常性)

 人間には慣れる習性があるようです。今の物価高も最初のころは、え?なんで?どうして?という疑問符が頭の中を駆け巡りましたが、最近は、そうですか、そうなんですね、という、良く言えば認知度の浸透、悪く言えば諦めの境地になったということでしょうか。この物価高が一過性のものなのか、永続的なのか、経済素人には判断がつきかねますが、少なくとも、簡単に物価が下がるものでもなさそうです。今の物価高は、長年の無策無為の結果でもあるからです。 

米しかり、魚しかり、果物野菜しかり、それぞれ市場に並ぶ前の生産過程は異なりますが、安定価格を維持できていない、ということは農林水産省をかしらとする政策の失敗だと思います。国民に安全かつ安定的に食料を提供する役割を到底、果たし得ていないからです。安ければ外国から調達した方が楽、という、全く、国益を無視した政策を長年続けて来たツケが回ってきたのでしょう。商社の言いなり? と、勘繰りたくもなります。そして、日本の林業は、漁業は、農業は、力を削がれてきました。その中で、農業だけは、志のある人たちにより、世界に誇る品種改良がおこなわれ、日本の果物などの価値を高めています。それでも光熱費や人件費の高騰を受けて、庶民には手の届かない価格が日常化しています。 

漁業は目を覆うしかありません。国産の魚もありますし、養殖ものが増えている?感も若干ありますが、日本の漁業自給率は50%を少し越した程度です。海に囲まれている島国なのに?外国から日本への安定供給が今後も続くと考えるのは、あまりに能天気というものです。日本などの先進国では人口減が大きな課題ですが、その他の圧倒的に多い後進国では、すさまじい人口増加による食料争奪戦がすでに始まっています。人の命を守る食料は、自国でまかなう、そんな当たり前の政策を成功させ得る国だけが、生き残っていく。そんな気がします。であるなら、取り返しがつかなくなるまえに、早急に手を打つ必要があります。まず、第一次産業の現場に、惜しみなく優秀な人材を投入するのです。漁業には水産業の知的プロが、林業には作戦の指揮者が、そして農業は集約化への道を戦略化できるインテリジェンスが必要です。 

魚売り場の惨状を見て、果たして望むべき未来の売り場が実現するのか、という絶望感がありますが、いま、手を打たなければ、日本の未来も朽ちるでしょう。これが、正夢ではなく、ただの妄想に過ぎないことを祈ります。 

食生活アドバイザー  間島万梨子 

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その225某月某日「やはりその地で 」の巻き

 

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       N子の勝手リサーチ 225「やはりその地で」 

この前、ベトナム料理店に行ったの。ベトナムには行ったことがないけれど、ベトナム料理店に行ったことはボチボチあるわ。度々でも、なく、何度も、でもなく、ボチボチね。どんな行き方?ま、3,4回ってとこね。はっきり言って、可もなく不可もなし、って感じ。これって、めちゃ褒めているのよ。アジアの料理では、一番食べやすいと思っているわけ。中国とフランス両方の影響を受けているからなのか、マイルドな味付けが多いような気がするわ。今度の店も、雰囲気もエキゾチックだったし、料理もまずまず。ただね。生ビールのあとで頼んだ、ベトナム焼酎、ってのには参ったわ。説明に、米から作ったベトナムの焼酎!とあって、へえ、ベトナムに米焼酎があるんだ、と、元気よくオーダー!一口、飲んで皆、はい、さようなら。たぶん、香辛料をどばっと入れているんだと思う。日本の焼酎を飲みなれている、我々、田舎ものの口には合いませんでしたわ。これは現地で飲めば、いけるじゃない、ってなことになったかもね。そう、やはりその地で味わってこそ、の料理もお酒もあるのよね。それは温度であったり、湿度であったり、風景であったり、人であったりするわけ。なので、逆にベトナムの人が日本に来て、日本の焼酎を飲むと、なにこれ?物足りないよ、ということになると思うわ。やはりその地で味わってこその、料理と飲み物がある。 

その地で育ててきた料理とお酒などは、その地で息づくのよね。だからか、日本に来る外国人観光客のひとたちも、日本の焼き鳥やお寿司やとんかつを、嬉々として食べているよね。お国にも、日本料理店はあるだろうけれど、本場で食べる味はまた格別?みたいで楽しそう。日本にこもりっきりのわらわとしては、ウラヤマシイ限りどすわ。 

                  ・・・続く

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顧客満足の複雑さ 206 「知っておきたい情報」

     顧客満足の複雑さ 206「知っておきたい情報」 

娯楽の中で、外食は旅行に匹敵する人気だと思う。自宅ではなかなか味わえない美味しい料理を食べられる魅力に加えて、食事会として人との交流を手軽に楽しめる点では、旅行より経験頻度は高いだろう。今年も魅力ある飲食店に出会いたいものだが、どの店に行くかの判断がなかなかに難しい。新聞や雑誌、知人からの情報の中から、行ってみたい店を選別するのだが、その店のより詳しい情報は、飲食店紹介ネットを参考にすることが多い。その店の人気コースやおすすめ料理、価格帯に加え、席数や雰囲気まで映像で見ることができるので、大いに役立っている。 

やはり一番気になるのは、勿論、料理内容と価格帯で、それが希望と合致すればまずは第一候補となる。地理的要素もはずせない。最寄りの駅から歩いて10分以上かかると二の足を踏む。今や日本では、散歩を楽しめる季節は少ないのだ。加えて参加してくれる人が迷子になる危険性もある。席の設定も重要で、人数の増減に寛容なお座敷スタイルは人気もあるようだが、様々な理由から、我々にはテーブル席が必須条件だ。紹介ネットで店の席構成も分かるので助かっている。長い脚?では、お座敷はリラックスできないのだ。また、あまりにこじんまりとした店も遠慮したい。カウンター数席の素晴らしい店もあるのだが、数名が集う食事会ではかえって迷惑をかけるだろう。適正数も考慮しなくてはならない。そうして当方の必須条件をクリアした店に行かせていただくと、まずは大きくは期待を裏切らない。あらかじめの情報がありがたい。 

ことほどさように、今や飲食店検索ネットは大いに役立っているが、今後ぜひ、トイレ事情を加えてほしい。集合ビルならビル内の施設利用なのか、店内なら男女別の是非、室数、和式か洋式、また洗浄機付きの是非などだ。以前訪問した中華料理店はさすがプロの料理で満足度は高かったが、トイレが和式で、女性の参加者の当惑気な顔が、申し訳なかった。二度目は無いだろう。席数にボリュームのある店は男女別が望ましいし、複数の室数がベストだ。トイレ事情は宿泊施設では必須情報になっている。飲食店も、男女かかわらず、一度はトイレを利用する人は多い。清潔で適切な広さ、バッグの置き場所などで、満足度が左右される。トイレが狭く汚れがちな店は、女性客の再利用はむつかしいだろう。あらかじめの情報発信は、その店並びに紹介ネットの責務と考える。 

      2026年 2月1日 間島

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食文化の豆知識224 食文化の現状203( 日本の食の特異性 )

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食文化の豆知識224 食文化の現状203(日本の食の特異性) 

年末年始のご馳走の日々から、普段使いに戻った頃でしょうか。スーパーマーケットには、いまだに冷凍カニが大量に陳列されていますが、なかなかのお値段で、売れている気配は無いようです。売れないままに、あのカニはどこへ?余計なお世話と言われそうですが、気になる景色です。 

食と言えば、テレビの世界各国の居酒屋巡り番組を楽しく見ています。お国柄の違いが興味をそそります。対象はヨーロッパが多いのですが、店で提供される料理は、一部の海洋国家を除いて、ほとんどがいわゆる煮込み料理です。大量の肉と野菜に、大量の水やワイン、そしてバターやケチャップ、香辛料を入れ、何時間もかけて煮込んだ料理は、栄養も豊富で、硬い肉もほろほろに柔らかくなり、とても美味しそうです。皆、上機嫌で楽しんでいます。毎日食べても飽きないと。まさしくソールフードなのです。お客さんたちは、看板料理の煮込み料理に舌鼓みを打ち、満足そうです。

 勿論、日本でもシチュ-やカレー、おでんなど、煮込み料理は人気ですが、あくまでも数ある料理の中の一部、という位置づけです。ほかに美味しいものがいっぱいあるからです。贅沢ではなくても、日本の食の豊富なバラエティーさは、世界で類をみません。食材の豊かさに加えて、調理方法の多さ、そして何より国民の味覚度の高さは、世界でもトップクラスと自負しています。本場日本でお寿司を食べて、自国のそれと似ても似つかぬ美味しさに驚く外国人観光客も多いようです。本当に日本の食は多種多様で、朝、昼はともかく、夕食は昨日が魚なら今日はお肉、調理方法も昨日が焼きものなら今日は煮つけ、明日は揚げ物と、自然に変化付けが行われ、毎日同じ料理、同じ調理法、という家は少ないようです。国によっては、ほぼ毎日、同じ料理、というところも少なくありません。 

日本ほど、多様性に満ちた食生活がごく普通になじんでいる国は珍しいと思います。その分、予算と知恵が求められますが、世界でも食べ物の美味しさは折り紙付きでしょう。家庭と飲食店、どちらにも立派なシェフのいる国です。 

                 食生活アドバイザー  間島万梨子 

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その224某月某日「 今年は冒険? 」の巻き

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        N子の勝手リサーチ 224「今年は冒険?」 

アケオメ・コトヨロ。2026年が始まりました。そして1月もすでに中旬!今年も、あっという間に過ぎるんだろうな。でも、時が速いと感じるのは、悪いことではないらしい。健康を害していたら、時間が遅く感じるだろうし、悩み事があってもたぶん、同じ。ってなこと言って、今年も美味しい店を探してがんばるわ。 

でも普段使いのランチは、このところなかなか、新しい店を開拓できないのよね。気に入れば、同じ店に通ってしまって、代り映えしない。ま、気に入っているから何度も利用するんだけどね。ランチはそれでいいのかな、とも思うけど、今年は新しい店にチャレンジ!安くて美味しくて便利なところにあって、サービスもよい店、探します。って、来年も同じこと言っている気がするわ。店はいっぱいあるけれど、もう一度行きたい、と思う店が毎年毎年少なくなっていくのよね。これって、ワタシのアタマが保守的になってきた、ってこと?

 チャレンジするってことは、失敗もするってことで、その覚悟が(大層な・・)無いと、いつまでも現状維持のままで、世間も狭くなる。たぶん、これが真実。いつのまにかOLN子も、年食ったってこと。きゃあ、大変だ。なじみの店で安心できるのが一番なのは確かだけれど、行ってみないことには何もわからない。はい、今年は冒険します。ほんの少しだけね。ほんの少しだけよ!しつこいN子でした。

                           ・・・続く

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顧客満足の複雑さ 205(希望のきざし )

    顧客満足の複雑さ 205「希望のきざし」 

あけましておめでとうございます。穏やかな年でありますように。 

年々、賀状が少なくなっていく。年を経れば、旅立ったひと、行方知らずになった人と様々で、これも当然の成り行きなのだろう。また、今はラインやメールでの年始あいさつも増えており、益々、年賀状は希少価値の存在になっていく。それもよかろう、ということで、本当に必要であるなら、必要とする人だけに残っていくに違いない。 

昨年は政権の交代もあって、あわただしい年末の感があったが、何がどう変わったのか、政治音痴の身としては新聞を穴のあくほどに視ても、なかなか理解しがたいが、とにかく、長く低迷を続けた日本経済がまた浮かび上がるのではないか、という希望のきざしは感じる。日本人はもっと豊かになっていい。こんなに誠実で働きものの国民が揃っている国は無い。汚職もテロも誘拐も少ない。勿論、世に犯罪の根は消えず、ではあるが、世界的にみても、安全な国の部類に入る。それがどれだけ稀有なことなのか、たぶんあまり自覚していない人も多いだろう。だからこそ、もっと豊かになって、その恵みに感謝したいものだと思う。その経済を後押しするのは、やはり政治の力が不可欠で、経済だけが突出した国など、見たことはない。経済の安定には必ず、賢明で清廉で野心的な政治力が求められる。せっかく選挙で選ばれても、すぐに辞めてしまう人もいるので、それほど魅力的な職業ではないのだろうとは思うが、とにもかくにも、政治家になった限りは志を持って、よりよい豊かな国を目指して政治に邁進してほしい。 

さて一方、経済といえば、最近は本当に不親切な企業が増えた。まず問い合わせコールがまともにつながらない。ホームページで調べろ、というメッセージが流れ、それでもねばっていると、質問を振り分けして、これまたネットで調べろ、だ。なかなか肉声で直にアドバイスをいただけない。人件費の節約か。また電気器具を購入しても、それが複雑であるものに限って、取扱説明書が無いケースが多くなった。これも有事には、不便この上ない。かつては取説ですぐに確認できたものが、すべてネットで確認してね、ということだ。楽しみにしていた銀行系や航空系の月間小冊子もほとんど姿を消した。美しい海外の風景や美術品関連の記事が満載で見応えがあったが、絶滅?した。印刷代と紙代と手間代の節減だ。兎に角、多くの企業が無駄という無駄を無くしつつある。直接、売り上げに結びつかないアフターサービスは贅沢なのだ。そして企業と消費者との乖離が進んでいく。あまり賢い選択とも思えない。QRコードからあなたのスマホで注文してね、の飲食店も便利さを装った不親切の極みだ。ところが昨年末に訪問したお店は、至れり尽くせりの丁寧な対応だった。やはり人が発する親切さは心地よく記憶に残る。   

                    2026年1月1日  間島

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食文化の豆知識223 食文化の現状202( やはり日本はお正月)

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  食文化の豆知識223 食文化の現状202(やはり日本はお正月) 

すでにスーパーマーケットの売り場には、お正月用品が増えてきました。日持ちの良い食品や、祝箸やしめ飾りなどが中心ですが、まだ中旬だというのに、お正月モード満載です。かつては25日まではクリスマス商戦が主で、その後一気に、売り場の雰囲気が変わったものですが、今年はクリスマスムードが感じられません。自分があまりクリスマスに興味がないせいかな、とも思うのですが、明らかにすでにお正月モードなのです。なるほど感はあります。限られた予算の中、クリスマスかお正月か、となると、やはりお正月予算に重きを置きたい、という消費者心理でしょうか。それを店側は読んでいる?断定はできませんが、売れるものの先行作戦を取っているような気もします。 

当然と言えば当然なのかもしれません。昔から日本人にとって、お正月は特別なものでした。新しい年を迎えることは、神事にもつながる神聖な儀式でもあったのです。大掃除も寒風吹くなか、年末に家族総出でがんばっていた記憶があります。今は時代や環境が異なるので、とてもではないけれど、年末に大掃除なんてごめんこうむりたい?ちょいちょいと窓を拭くふりでなどでごまかして、はい、オワリです。上等上等。 

まだまだ買う気も無いのに、売り場を除くと、そこには小芋やれんこんなど、お煮しめの材料が目につきました。自宅で作られるご家庭も多いのでしょう。すでに数の子や田作りなども並んでいました。高価な冷凍カニも鎮座ましています。早い!そして高い!葉物などはまだ安いうちに買って、ゆでて冷凍すべき?と思案していますが、どうなることか。お正月が近づくと、子供時代を思い出します。お米屋さんが持ってきてくれた木箱に入った大量のおもち、風景が一新された床の間の飾りつけ、そして新しいセーターと母の新年あいさつ用の着物のチェック。すべてが懐かしい。今はパック入りのおもちに、いつもと変わらないセーター、床の間もありません。でも形は変わっても、お正月を迎える気の引き締まる思いは、今も普遍的に、日本人のDNAに引き継がれていくのでしょう。

食生活アドバイザー  間島万梨子 

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その223某月某日「やはり年末はにぎやか 」の巻き

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                         0LN子の勝手リサーチ 223「やはり年末はにぎやか」 

先日、久しぶりに友人と食事した時のことね。その子の都合で、土曜日の5時過ぎの早い夕食となって、平日はまずは予約が取れない本町界隈の人気イタリアンを訪問したの。その店は淀屋橋と本町のちょうど真ん中あたりにあって、まさしくビジネス街のお店。一応、予約をしていたのだけれど、入店して、あっという間に満席になったわ。土曜日だよ?見ればOL風の女性ばかり。皆、今日は休みじゃないの?って、聞いて回ろうかと思ったけど、連れの友人が“やめて”と言ったので、黙っていたわ。 

普通、勤め人って、土曜日は家で寝転んで、お菓子でもぽりぽり食べて、テレビ見ているんじゃないの?それはお前だけだろうて?はい、そうみたいです。皆、土曜日でもアクティブに宴会するのね、と感心しきり。で、気づきましたわ。年末なのですね。そう、年末なのです!年末は、土曜日も日曜日も関係なく、人は出歩いて、友人と会って、食事して、騒ぐのですね。良かった、良かった。今年も無事に過ぎて。皆さん、よく食べてよく飲んでおられましたわ。はい、私たちもね。

 で、難波までタクシーに乗ったんだけれど、これまた驚いたのなんのって。普通なら5分ほどで、到着です、となるのに、20分もかかったのよ!車が多くて進まないのですわ。見れば、御堂筋の両道を歩いている人もまるで運動会なみの混雑ぶり。この寒いのに、皆、なんで歩いているの?って、聞いて回ろうかと思ったけど、連れの友人が“やめて”と言ったので、タクシーの中で静かにしていましたわ。これが年末のにぎわいか!と、田舎に住む我はまさに慧眼でしたわ。そうだよね。一年の終わりですものね。皆、一年よくがんばりました。やはり年末はこうでなくちゃ。来年も良い年でありますように!

          ・・・続く

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顧客満足の複雑さ 204(年末の風景 )

      顧客満足の複雑さ 204「年末の風景」 

今年も残すところ一か月となり、宿泊施設や飲食店は何かと忙しい日々とお察しする。方針転換の著しいかの国相手のビジネスも、なかなか骨の折れることではあるが、珍しい事象ではなく、常にリスクをはらんでいるという覚悟の上での取り引きであろうと思われるので、さほど心配はしていない。リスクを避けたいなら、日本人相手が安全には違いない。 

さて、先の三連休の中日に「日本人であふれたレストラン街」を訪問して、その賑わいに驚いた。めったに外出しない連休に、親族と百貨店内のレストランで昼食したのだが、まさに人がわいていた。こちらは予約の上での訪問で、スムーズに入店できたが、お昼前にすでに店頭には10名ほどの待ち人が椅子に座っており、待ち時間は1時間では収まるまいと思ったが、その待ち時間さえも会話で楽しんでいる風が伝わってきたので、時間の無駄遣いに、こちらが心配することは無いのだろう。見れば、そのレストラン街には、20名以上のウエイテイング客がいる店も多くあり、どこが不景気なのか、と日本景気の底力?が感じられた。世界の中でも、豊かで安全で楽しそうな風景として間違いなく認知されることだろう。こんな国は、世界の常識下では希少の部類に入る。今のところは。 

今年はあちらこちらで、クマ被害が相次いだ。クマはその風貌からか、クマのプーさんをはじめ、テディベアや映画のパディントンまで、愛されキャラとして定着しているが、いま、出没しているのは、間違いなく獰猛な猛獣としてのクマで、襲われた人の恐怖は想像を絶する。そうなのだ。地球上で、人間より強い動物は山ほどいる。哺乳動物の中では、人間はかなり弱い方に入る。武器を持たない人間は、牙もないし、鋭い爪もない。はるか遠方の臭いをかぎわける鼻も小さな音を聞き分ける耳もない。優れているのは頭脳だけで、その頭脳を生かして武器を作り、車を作り、船を作り、眼鏡を作り、フォークリフトを作り、身を守る衣服を作り、生き物の頂点にかろうじているわけで、何も持たない人間はいざとなれば、猫や犬にも負ける。かれらの爪とは勝負できない。イノシシも人間より強い。鹿もその気になれば、人間を倒せるだろう。人間は餌という媚薬を与えることで、支配した気になっているが、素の能力は人間をしのぐ。私たちは先人たちに、深い尊敬と感謝を持つべきだろう。この世界に長として君臨するまでに、どれほどの犠牲が払われたのだろう。その人間同士が戦い合うさまは見苦しく、醜く,正視に堪えない。ただそれぞれ生存権がある。攻撃されたら、やはり戦わざるを得ないのだろう。 

年末のにぎやかで楽しそうな雰囲気に浸るなか、ふと人間を取りまく現実としての危なげな環境におもいをはせ、来年は穏やかな世情の来たらんことを、などと夢想した次第だ。

 

                     12月1日 間島万梨子

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