某月某日 “素材も大切だけど、油もね”の巻き
いつもはこれでも健康が気になるので、なるだけ野菜やヘルシーな料理を食べようと心がけているわ。でも時々、揚げ物が食べたくなるのよね。家でもフライや天ぷらを作ることもあるので、それほど揚げ物に飢えているわけでもないけれど、お店でプロの味をいただくとやはり美味しい。特に串揚げは、家ではなかなか材料を揃えられないので、外で楽しむことが多いのよね。でも串揚げ店って、値段の幅が大きい。ええ?って驚くほど大きいよ。二度漬けごめんスタイルの店だと、一人2千円くらいでOKらしいけど(ゴメン、行ったことない。一度は行きたい)、ちょっと洒落た店だと、一人7千円から1万円もするのよね。
値段の差は、素材の良さが決め手だと思うけど、何より油だと思うわ。店の雰囲気や何種類かの凝ったタレで高級感を出すのは勿論よね。客単価7千円で、二度漬けごめんって言われたら、怒る。ものすごく怒る。ま、そんな店は無いけどね。ただ、同じような価格帯の店でも、あとでお腹がもたれる店もあって、なんでかな?と不思議に思うこともあるわ。いくら食べても後味すっきりで、全然もたれない店もあるので、これはやはり油。それもいかに新鮮な油で揚げているかが、仕上がりにもろに出ると思う。配合は、ごま油とかなたね油とか、店の好みがあって当然だっけど、常に取り換えて、きれいな油で揚げさえすれば、串揚げって、かなりの量を食べても、もたれないものだとつくづく分かったわ。
これはまさに店の良心ね。かなり前に行った串揚げ店は、高級店の部類で、一人平均7千円くらいはかかるのに、最後の方になったら、もう要らないって感じだった。店に入った時、油の臭いがして嫌な予感がしたけど、その通りだったわ。多分、油が古いのだと思う。それに引き換え、ほぼ同じ価格帯で、もう何十年もやっている老舗串揚げ店は、いくら食べてもお腹が軽い!ご飯も美味しい。もし安い店で、いつも新鮮な油で揚げている店があるなら、それはすごいことだと思うわ。ホント、飲食店は、経営者の心というか、志というか、信念がモロに分かるのが、怖いところ。ハイ、気を付けましょうネ。
2018年4月9日・・続く