“お持ち帰りどうぞ、ってうれしい”の巻き
先週に訪問した中国料理店で、コース料理をいただきました。久々の中華だ!と喜んでたら、出るわ出るわ、いやお化けじゃなくて、料理がこれでもか、と出てきたの。品数の多さに加えて1皿の量がはんぱじゃなくて、5品目となると皆、お腹いっぱい胸いっぱい。美味しい料理だったんだけど、もう一口も入りません状態。で、店の人に“これってお持ち帰りできます?”と恐る恐る聞いてみたら“箱代だけは頂戴しますが、大丈夫。お詰めします”と涙無くしては聞けない優しいお言葉。3種類ほどを3箱にきれいに詰めていただいて、同席した中では一番若い女性に押し付けOK。明日も中華だ!と喜んで持って帰ってくれましたわ。無駄にならずに済んだ。食材ロスを防げた。バンザイバンザイ!店の雰囲気から、多分、大陸出身のオーナーみたいでしたわ。だからでしょうか、とにかく1品の量が半端じゃない多さ。おおらかというか、足らない状態、というのは避けたいのだろうな、と拝察いたしましたわ。でも気分よく、お持ち帰りできてよかったわ。
で、数年前のこと思い出したの。母と訪問した大阪で有名な航空系ホテルのイタリアンカフェでのこと。ピザ2枚とパスタを頼んだ際、予想以上のボリュームで食べきれなかったので、持ち帰りたいと言ったら、言下に拒否されましたわ。お持ち帰りはできません!って。自分が支払ったものを自分が持って帰って、警察が来るんかい。それも生ものではなくて、ピザですよ。3日以上は持ちそうな顔してたわ。でもだめだった。要するに、あとで食中毒になった。どうしてくれる?状態が怖かったのでしょうか。おおらかでないというか、臆病というか、気が小さいというか、ホント、バカバカしくなって、ピザをあちこち齧って、使いまわしできないようにして失礼しましたわ。こちらも大人げないことをしましたわ。そのころ、使いまわし事件が多発していたから、ついネ。でも、徐々に日本のレストランでも、持ち帰りOKのところが増えてきたみたいね。そう、生もの以外であれば、自己責任でどうぞ、ということね。あまり規則に縛られると、魅力のない面白くない国民と国になるよん。 ・・・・続く。某月某日