某月某日 “集客力に差がでてきましたね”の巻き
近隣の飲食店も街場のレストランも、このところの客入り状態はなかなか好調のようにみえるわ。客足が戻ってきたのは確かで、皆さん、よく我慢しましたねぇ、とお褒めしたい気分よ。ただ風俗というか、スナックやバー・ラウンジなどは、閉店したところも多いらしい。友人に連れていってもらった北新地のこじんまりとしたラウンジのママが、“同じビルに入っている同類の店の8割が閉店した“と嘆いてたわ。そうだね、主要顧客のサラリーマン自体の出社が、テレワークや自宅勤務への移行で減少してるものね。また対面式接客が主なので、濃厚接触になりがちだし。そのラウンジも後にも先にも客は私たち二人だけでしたわ。帰り辛かったなあ。ごめん、バイバイ。
でも2年ぶり!に訪問した、いわゆるオーセンティックバーは、何と満席状態だった。うれしゅうございましたわん。もともと店長一人で静かに営業しているバーなんだけど、何とスタッフが二人増えてましたぞ!すごいやんか。びっくりぽん。なんでやねん、と突っ込みそうになったけど、おとなしく有難く、一杯だけ美味なるスコッチウイスキーを楽しませてもらってバイバイしましたわ。はやっているところは、はやっているんだな、と、当たり前のことを改めて感じました。先のラウンジでは瓶ビールしか飲みたくなかった。何なんだろう。ワインも注いでくれたけど、一口飲んで、変な味がしたし、ウイスキーの水割りも妙な味わいでノーサンキューだったし。分からないなぁ。偏見ではないんだけど、お酒を専門とする店では無く、やはり接待をメインとする店で飲むのは瓶ビール、それも目の前で蓋を開けてくれるのしか、飲みたくないのよね。小さなこだわりですわ。満席のバーでは、皆、客同士が静かに飲んで楽しんでいて、店長はただ黙ってドリンクを作っている、という景色ね。何だかうれしくなったわ。言葉はきついけれど、コロナ禍は店を淘汰していくんだな、と妙にしんみりしましたわ。
・・・・続く。