某月某日 “飲食店でのタブー”の巻き
なんで、同じことをして失敗への道を辿るんだろうって、不思議に思うわ。何のことかって? それはね、経費を節約するために、料理内容を変えてしまうってこと。いまどき、簡単に値上げはむつかしいと思うのか、内容の質を落として利益をもっと確保しようとする手法よ。これがねえ、うまくやったつもりでも、客はお見通しなのよねえ。そして、しばらくはその店には行きません。
ある店のちゃんぽんは、結構気に入っていたのだけれど、先日頼んだら、いつもころころと入っていた豚肉が、ミンチのきれっぱし?というか、食べカスみたいなものになっていて、野菜はと言うと、ひげだらけのもやしが主役になっていましたわ。吃驚したなあ、もう。驚かせないで下さいよ。これで商売が成り立つと思ってんの?甘いなあ。まるで素人商売。いいえ、素人の方が怒ります。そこには、誠意も、ビジネスの約束事もありません。
かつて、人気ラーメン店のフランチャイズ店が、本部からのスープを水で薄めて出していた、という事件が話題になったけど、根っこは同じね。少しでも利益を増やしたいという欲のなせる業ね。結局、自分にブーメランのように、返ってくることが分からないのかしら。飲食店の経営は厳しいのは当たりまえ。だって、誰にでも出来る商売なの。はっきり言ってね。なので、そこできちんと利益を出して存続させるのは並大抵の努力ではありません。
利益を出したいのなら、まずは固定費を見直し、人件費をうまくシフト化し、利益幅の良い新しいメニューを開発すること。決してしてはならないことは既存のメニューの質を落とすこと。それをいとも簡単にしちゃうのよね。馬鹿だなあ、ってホントに思うわ。客が分からないとでも思ってるのかしら。知恵が無いと言うか、アタマが悪いと言うか、タブーに簡単に手を出して。客がそそられる、利益幅の大きいメニューを開発してみなさいよ!ホント、今日はマジで腹立ってるの!!
2019年7月16日・・続く