食文化の豆知識205 食文化の現状184(自給は楽しい)

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食文化の豆知識205 食文化の現状184(自給は楽しい) 

近畿東海も梅雨入りです。毎年のことながら、天気予報とにらめっこ状態が続きます。恵みの雨となってほしいですが、災害級の豪雨に襲われるのも覚悟しなければならないようで、気象庁のみならず、この時期、総国民?一喜一憂状態です。梅雨が無い北海道がウラヤマシイですが、大好きな北海道とて、晴天が続くわけでもなく、5月に訪れたときには荒れ模様で、一部観光が中止になったり、9月の訪問時にも雨天が続き、肝心の高原散歩もできず、がっかりしたことを思いだしました。北海道は余りある魅力を備えていますが、本当に、天候は思い通りにはなりません。

 庭の梅の木に、今年は多くの実がなりました。まさに梅の雨。梅ジャム作りを思い立ちました。ネットで作り方をご教授いただき、酸っぱさもほどほどの、我ながら上出来の梅ジャムが完成しました。しばらくはヨーグルトの友として喜んでいただきます。梅の実からは、かつて二度ほど梅酒を作りましたが、梅ジャムははじめてです。食料自給率には何の貢献もできませんが、やはり自分で作った、完全無添加ジャムはうれしい。 

日本の食料自給率は先進国の中でも際立って低く、何か有事があればどうなるのだろう、という危惧は常にありますが、ある本で、その時には日本全国のゴルフ場をイモ畑にする、という記事を読んで、笑ってしまいました。なるほどなるほど。すぐにそんなことが可能かどうかわかりませんが、発想としては悪くない。米は水田がなければ簡単に作れないけれど、じゃがいもは土に植え付けをして、100日後に収穫できるとか。有事の際には、寿司やおにぎりは我慢して、ポテトフライとじゃがバタ、ポテトサラダをいただければ、国民は飢えずに済む?じゃがいもは大好きですが、そんな日の来ないことを祈ります。 

食生活アドバイザー 間島万梨子

 

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