【その189】某月某日 ”どこも一杯、フレンドリー!・・・ ”の巻き

col_n_pic.gif

     “どこも一杯、フレンドリー!”の巻き

今冬は寒いったらありゃしない、と縮こまっていたら、ありゃま何となく春の息吹が。梅はほころび、福寿草が咲き出し、そして雑草もにょきにょきと。このやろ、今のうちに引きぬいてポイ。ゴメン、せっかく出てきたのにね、でも許しませんわよ。ってな日常でやんすが、先日久々に血液検査に行ってびっくりしましたわ。いや別にどってことないんだけれど、ま、定期検査ってやつね。コロナ禍で病院も外来は暇だったようだけど、ここにきてどっとお客さんが増えたみたい。まあいるわいるわ。まるで難民村のよう。行ったことないけど、多分そんな感じ。皆、元気そうな顔してるのに、やっぱどっか気になることがあるんでしょうか。5列ほどの採血場はてんやわんやの忙しさで、看護師さんたちは腕まくりして眼の色変えて(変えてません)次から次へと、とても優しいフレンドリーな対応でこなしておられましたわ。皆、異常がなければいいね。

で、気を取り直して本日の店は大阪の食材をメインに食べさせてくれる和食店。6時に入ったとたん、あとからくるわくるわお客さんが採血に。もとい、うまいもん食べに。あっという間に30席ほどが満席に。病院も飲食店も人が多いんだ、と不思議な納得感。その店は評判にたがわず、素朴ながら優しい和食で身も心もほっこり。雰囲気もスタッフも気取っていないので、とてもリラックスできましたわ。ほんと、飲食店って病院以上の癒し効果があるよね。元気になりました。できれば毎日、こんな店に行きたいけど、財布が持ちませんわ。で、思いだしました。かつて訪問した店を。フレンチレストランで綺麗な内装なんだけど、スタッフの表情が硬く、何か怒ってんの?気分悪い?家で嫌なことあったん?体の調子悪いん?血液検査したら?って、言いたくなるような感じだった。フレンチレストランでも、フレンドリーな店もあるから、そこは店の経営スタイルそのものが硬かったんだろうね。今は閉店したと聞いたわ。やはり飲食店ってお客さんに喜んで帰ってもらってこそ、繁盛するんだよな、と再認識した次第。先の満員御礼の病院も確かに、フレンドリー。でももう当分は行きませんわよ。

・・・・続く。某月某日

カテゴリー: N子の辛口奉行日記 パーマリンク