【その159】某月某日 ”すべて日本で食べよう・・・・ ”の巻き

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某月某日  “すべて、日本で食べよう”の巻き

日本での外食では、色々な国の料理が食べられて、うれしいというか、便利というか、変?というか。良く言えば、バラエティあふれているんだけれど、悪く言えばいい加減、ってな気もしないではないわ。例えば、中華料理を看板にしていても、店によって月とスッポンほどの違いがある。一応、料理種は揃ってはいても、誰もが知っているメニューしかなく、しかも味付けが殆ど同じ!ってな中華料理店が多い。それがある程度の高級中華になると、まるで別物の料理が出てくるので、これらが同じ中華料理店とひっくるめていいんかいな、と思ってしまうわ。イタリア料理でもそう。チェーン展開しているような店の料理は、パスタとピザあたりで、凝った1品料理などは望めないけれど、イタリアンの名店を気取る店のメニューはお値段もさることながら、品揃えも豊富で美味なる1品料理が楽しめる。これがフレンチとなると、さすがにチェーン店は見当たらず、お高い専門料理店のみ、ってことになるのかな。そもそも、フランス料理とはなんなん?って人が多く、中華やイタリアンみたいに、日常化しにくいからかもしれない。いいことですわ。                                               

他にも、インド料理店、ギリシャ料理店、ロシア料理店などがあるけど、希少派になる。この中でもインド料理店は結構、見かけるし、人気もあるようね。あのカレー味、スパイス味、ナンetc、日本人の口にあうみたいで、ワタシも好きざんす。これがギリシャ料理となると、タコかイカ料理かい?くらいの知識だし、ロシア料理はピロシキしか知らなあい。ま、少数派ってとこね。多分、本国の人からすれば、自国の料理はこんなんじゃない!って立腹するかもしれないけど、多分自国より美味しいと思う。中華にしても、イタリアンにしてもフレンチにしてもギリシャ料理、スペイン料理にしても、ある程度高級店であれば、日本で食べる料理が一番おいしいと思う。これって結構、独断と偏見だけれど、世界を飛び回っているご夫婦が、太鼓判を押していました。まあ、どこも日本人の舌に合わせているから、の結果かもしれない。でもやはり、日本人が作るイタリア料理の方が、本場より美味しいかも。フレンチしかり、中華しかり。日本人料理人は真面目なのです。一生懸命、勉強して、手抜きをせず、本場を上回るレベルのものを作ってしまうのですわ。これが外国での日本料理店と違うところかも。以前、カナダで食べた日本料理店の料理は、日本料理ではないことが、我々日本人にはすぐわかったわ。外国人の料理人が作った 日本料理もどき。日本人をそんな店に連れてくるなよ!って、旅行業者に怒鳴りたかった。黙ってたけど・・。メチャまずかった。

こうなると、すべての国の食文化を日本が一切合切引き受けて、食の殿堂・日本!という生き方もあると思うわ。美味しいものを食べたければ、日本にいらっしゃい、ということね。世界の美食を集めた国・日本。どうかしら。

            2019年12月1日・・・続く

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